ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。
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明けましたよ、おめでとう御座います。
はい、お正月SSですよ、お正月なんでしょ
・w・)いえ、特別なことはないんですけどね
今年も、アイマス書いていきますぉ
はい、お正月SSですよ、お正月なんでしょ
・w・)いえ、特別なことはないんですけどね
今年も、アイマス書いていきますぉ
行く年、来る年。その境目の時間に一緒にいられるとしたら、良い年を過ごしたと言っても、許されるだろう。良い年が過ごせると、確証を持っても良いはず。
時間は再度巡ってくることはないからこそ、大切にするべきで。足掻いても過ぎ去っていくのだから、軽く扱うべきもの。
その2つのバランスがとれているのなら、今は良い時間と呼べるだろう。
隣の君に
年越しライブ。歌いながら過ごしていく年末と、歌いながら迎える新年。
そんなイベントが出来れば素敵だななんて、ちょっと前までの私は思っていました。いえ、実際、このイベントは凄く素敵なものになっているし、とても楽しめています。
でも、やっぱり大変だよ。年末は番組の収録も重なるし、来年のライブの予定が明確になってくる時期。元々が慌しい時期だったことも重なって、スケジュール管理が大変で、みんなで右に左に走り回る時間になりました。
「春香、大丈夫? 次の曲、私達だけよ?」
それでも、私が笑顔を曇らせることなく、体調を崩すこともなく、無事に今日この場を迎えられているのは、隣に立ってくれる千早ちゃんの存在が大きい。
普段はバラバラの現場で、それぞれの仕事に励むことが多いけれど、年末は大きな仕事が大きいから、765プロとしての仕事が多かったから。いつでも、どこでも、千早ちゃんと一緒にいられた。
手をつないで現場まで行ったり、休憩時間におしゃべりをしたり、上手に出来ないところを教えあったり。いつも以上に充実した環境で、アイドルとしての活動に励めたって、胸を張れる。
「私達だから、大丈夫だよ。まだまだ行けるよ」
元気を届けるはずの私達が、笑顔でいなければ、誰も笑ってくれない。誰かに楽しんでもらおうと思ったら、私達が楽しんでいなければ、伝えられない。
歌うことの楽しさ、このステージに集うことの楽しさ。その全てを届ける為に、私達は頑張ってきたよ。その時間に自信を持って、みんなに届けようよ。
「やっぱり、春香は元気ね。最近忙しいから、ちょっと心配していたけど」
「今日のライブも最高のものにしたいって、それだけを考えていたから、全然平気だよ」
笑顔が弾けて、光が弾ける。1番後ろの人まで笑ってくれるのなら、このライブは成功したって思えるはずだから。みんなで作った、最高のステージになったといえるはずだから。まだまだ、疲れたりなんてしてられない。千早ちゃんとのデュエットが始まるのに、笑顔が曇るはずないでしょ?
「春香と一緒にいると、疲れなくて良いわね。いつも照らしてくれて、ありがとう」
ふんわりとした笑顔。それが、どれだけ私を元気にしてくれているのか、千早ちゃんは気付いていないのかな? 笑顔でいるのは、アイドルとして大切なことだけど、難しい時もあるって、知ってるはずだよね。
「私は、千早ちゃんが一緒にいてくれるから、笑顔でいられるんだよ。だから、元気にしてくれているのは、お互い様なの」
1人だけで頑張ろうとしても、限界はすぐに訪れてしまう。立ち止まってしまった時、1人だけで歩き出すのは、すごく難しい。
けれど、大切な人が隣にいてくれるのなら、すごく簡単に足は進んでいく。1人では無理な夢でも、みんなが一緒にいてくれるのなら、叶えられる。
その強さを、私は千早ちゃんから教えてもらった。1人ではなく、みんなで頑張ることの大切さを、強さを助けてくれる仲間の大切さを、私は千早ちゃんに教えてもらったの。
だから、そんな眩しそうな目で見られても、ちょっと困るよ。
「そう。私も、春香の力になれているのね。なんだか、嬉しいわ」
うわ、出ましたよ。千早ちゃんの、謙遜。私なんてダメだからという、ネガティブ思想。何度も伝えているはずなのに、直してくれないクセ。
何度助けてもらっているかも分からないのに、未だに分かってもらえてないよ。ここまでくると、可愛いじゃすまないよ?
「えへへ、いつも助けてくれてありがとう、千早ちゃん」
だから、何度も伝えるよ。分かってくれるまで、ありがとうって伝えるよ。
私の笑顔には、千早ちゃんが必要なんだよって。私が笑っているためには、千早ちゃんの隣にいる必要があるんだよって。
一緒にいられるから、強いままでいられるんだよって。
ずっと、伝えていくからね。
「さぁ、行こう。みんなが待ってるよ」
完成の響くステージで、みんなが待ってくれている。私達が来るのを、楽しみにしてくれている。
私達はアイドルだから、アイドルでいられるのだから、その時間も全力で楽しまないと、損だよね。
手に伝わってくる温度が、千早ちゃんも楽しんでいるのを伝えてくれる。一緒に前を向いているのを、伝えてくれる。
――さぁ、始めるよ
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