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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
HN:
らさ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
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当ブログ内のSSは無断転載禁止です。 恥ずかしいので止めて ^^;
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一ヶ月くらいあきましたわー

前回ので難産だと理解したはずなのに
楽しくても、時間がかかると分かっていたのに

また書いてしまった!

うみみー&ありささんの誰得SSですわん

なお、今回もワキまで到達できなかったです

 助けてもらってばかりは、性に合わない。一緒に進もうとする仲間だからこそ、一方的な関係は望まない。
 気にしないよって、君はいうのかもしれないけれど、私は気になってしまうんだ。
 だから、私に出来ることで、君の力になりたいの。
     私のやり方
 出来ることがあって、出来ないことがある。得意なことがあって、苦手なこともある。
 アイドルとして考えると、ちょっとくらい欠点があった方が、可愛く見えるみたいなんだけど。それを言っている本人は、そこまで苦手なことがあるように見えないんだけどなぁ。
 この前、雑誌の撮影の時も、結局ついてきてくれたし、お願いしたら一緒に写ってくれた。まぁ、本当なら色々とお金のことを考えるべきなんだろうけど、プロデューサーにちょっと言われるだけで済んだんだから、問題ないよね。
 結果として、ありりんの写真も撮れたし、私も求められている写真が撮れた。雑誌の人も満足していたみたいだし、仕事としては成功したんじゃないかな?
 それにしても、ありりんは写真映えするよね。求められている役にピッタリはまっているし、現場にいる間に何度抱きついたか分からないもん。
 まぁ、カメラが向いていなかった時はいつも通りだったし、データベースを更新している姿は見慣れたものだけど、事前の打ち合わせとかで活躍してくれているから、私としては、問題なしだよ。
 自分の好きなことに向かって真っ直ぐになれるのは、いいなぁって思える。
「うーん、やっっぱりイマイチですね。海美ちゃん、どこがダメなんでしょうか?」
 この間手伝ってもらったお礼にってことで、ダンスレッスンに付き合ってるけど、頑張るねぇ。もう1時間以上、踊りっぱなしなんじゃないかな?
「全体的な完成度は、悪くないと思うよ? ただ、勢いだけでやっちゃってるところあるでしょ? そこを直して、1つ1つの動きで、止めるようにしてみればいいんじゃない? メリハリをつけることで、綺麗に見えるよ」
 アイドルらしくあるために、ありりんが目標としているアイドルへ近づくために。彼女が日々の努力を怠っていないのは、私でも知っていること。頑張っている人は応援したくなっちゃうから、こうして一緒に踊ることになる。
 本来、ありりんは、ここまでダンスを頑張らなくても良い筈。ユニットとして誰かと一緒にやる時、役割的にはヴォーカル担当になってることが多いんだけどね。
「ふむふむ、そういうことなんですね。ありがとうございます。やっぱり、海美ちゃんは頼りになります」
 教えると言えるほど、私だってダンスのことを専門的に知っているわけではない。ただ、体を動かすことは好きなほうだから、ありりんよりも踊っている時間が多いだけ。
 ま、頼ってくれているんだから、ネガティブになる必要もないんだけどね。この間のありりんが格好良かったから、どうしても比べてしまう。
「止めたり、溜めたりすることで、視線をさらう効果もあるんですね。むふふ、次のライブはもっと楽しめそうです」
 ダンスの休憩中でも止まることのない、手帳への書き込み。複数のページにわたって、いくもの内容が記入されていく。
 んー、休憩中にはしっかりと休んだ方が良いと思うんだけど、そこは自分のリズムがあるだろうし。押し付けになるのは良くないよね。
 それにしても、ダンス中にも他の事を考えてる余裕があるんだね。私なんていっぱいになって、溢れそうになるんだけどなぁ。
「ライブかぁ。楽しいんだけど、覚えなきゃいけないことが急に増えるから、ちょっと大変だよね」
「そういえば、海美ちゃんは、来週にミニライブありますよね。ごめんなさい、大変な時に付き合ってもらって」
「別に、気にしなくても大丈夫だよ。私も練習しなきゃいけないことあるし、1人でやるより、2人で練習するほうが楽しいから」
 1人で練習するのも大切だとは思う。ライブに向けて集中しようって、ポーズをとるのも大切だと思うよ?
 でも、私は賑やかに練習したいから。誰かに見てもらって、楽しく練習していたいから。ありりんに声をかけてもらって、助かってるんだよね。
「そういってもらえると、助かります」
 時間がないからこそ、普段通りの私でいたい。緊張はしても、焦らないでいたい。
 そうすることで、ベストな状態を保っていられるはずだから。
「それにしても、ありりん、構先だよね? 来月だったっけ?」
 ただ1つ気になることがあるとすれば、彼女が出るライブの日程。シアターで定期定期に開催されるミニライブ。そのスケジュールは決定された時点で張り出されるはずで、それなりには把握してるつもりなんだけどな。
 さっき見た時に、ありりんの名前を見た覚えはない。
「んー、今のところ何も聞いていませんよ。暫くは、ないんじゃないですかねぇ」
「それなのに、ダンスレッスンするの? こんな前からやってたら疲れない?」
 練習に打ち込む姿勢としては立派なものだし、他のみんなも褒めてくれるかもしれないけれど、時間のやりくりとか大変そう。
 スケジュール管理が得意なのは知ってるけどさ、流石に頑張り過ぎなんじゃないかな?
「このダンスレッスンは、ありさのライブの為ではありませんよ?」
 ライブの為じゃない? でも、さっきライブをもっと楽しめそうって、メモしてたよね?
「ファンとして、よりアイドルちゃんに近づく為に、今日のレッスンはあります」
「ごめん、全然分からないや」
「海美ちゃんに教わったことに注目しながら、またライブ映像を見直すんです。そうすれば、今までは分からなかったことや、気づけなかったところも楽しめて、ますます好きになっちゃいます」
「えーと、次のライブの為の練習じゃなかったの?」
 見直す? つまり、ありりんがレッスンしてるのは、ライブの為ではないの? あれ、でも自分の為になっているんだから、結果的にはOKなのかな?
 それが悪いとは言わないけど、物好きだね。ファンとして楽しむのなら、そんなに全力にならなくても良いんじゃないかな?
「海美ちゃんが、ライブに向けて練習をしていると聞きましたので。最初は、見学だけのつもりだったんですけどね。楽しそうだったので、つい参加しちゃいました」
 後ろ頭をかきながら、バツが悪そうにしている姿は、それが事実であることを教えてくれる。嘘をつく理由もないんだろうけど、こういう時は誤魔化しちゃっても良いと思うんだけどな。
「えへへ、楽しかったって感じてもらえるのなら、嬉しいな」
 ただ、今の感想には1つだけ見逃してはいけないものがある。
 アイドルとして、元気をあげられたのなら、私も嬉しい。最初に見つけたあいまい目標だけど、消えてしまったわけではないから。
「でも、ダンスに力を入れている海美ちゃんの動きに、ついていこうとするのは難しいです。ありさなりのアレンジを入れて、近づけたつもりでしたけど、全然違いますよぉ」
 簡単に追いつかれても困るんだけど、目標にされているって悪くないね。ありりんに負けないように頑張れば、2人共レベルアップできるってことでしょ?
 うん、それって良い関係なんじゃないかな?
「いつもと言えば、いつも通りなんだろうけど、ありりんのパワーってどこからきてるの? 今日のレッスンだって、随分長い時間踊ってるよ?」
 ただ、気持ちと体力は別問題だから。ダンスというのは、魅せようとすれば魅せようとするほどに、体力の消耗が加速されるし、動かすことに慣れていない筋肉は、筋肉痛にもなりやすい。
 練習を積み重ねることは大切だけど、やり過ぎればケガに直結してしまうから。正直、どこまで一緒に踊っていて良いものか、怖い。
 もちろん、無茶をさせる気はないし、それなりに加減したつもりではいるけれど、熱くなっちゃうと止められないこともあるから。
「海美ちゃんが可愛いから大丈夫です」
 うん、それで分かるわけないでしょ? 笑顔で親指立てても、ダメだからね?
 ここは、強制的にでも休んでもらうよ?
「なら、そのカワイイ私がマッサージしてあげるから、今日はそろそろ終わろうよ」
 無理をしているようには感じない。へばっているようにも見えない。
 それでも、笑顔の裏に何を隠しているかは分からないから。ここは直接触って確かめてあげるよ。恥ずかしいセリフと引き換えなんだから、逃げたりしないよね?
「えーと、とても嬉しい話なんですけど。ありさ的には、もう少し踊っていたいかなーって」
「これ以上はダメだよ。ケガしたら大変でしょ? それとも、私に触られると、困ることでもあるのかなー?」
 一緒に練習をして、ありりんがケガをしたとなれば、責任を感じないわけにはいかない。ケガとまでいかなくても、捻挫とかはありえる話だから。次のレッスンに影響させないように、ちゃんと揉みほぐしておかないとね。
「ほら、今まで踊っていたから、汗のにおいがちょっと。やっぱり、こう、イヤじゃないですか……あははは」
 ほほう、それくらいで逃げられると思ってるのかなぁ? んー、甘いよ、凄く甘いよ。
 私も同じなんだし、気にするわけ無いじゃん? 何より、人にマッサージするのって面白いから、逃がしたりしないよ?
「あのー、海美ちゃん? 笑顔が怖いんですけど。どうして近寄ってくるんでしょうか?」
「もちろん、マッサージするからに決まってるでしょ? ストレッチするまでが、ダンスレッスンだよ。せっかく、2人でやってるんだもん。ちゃんとしとかないとね」
 時には何も考えず、がむしゃらに踊るのも良いよ。そういった時だってあるもんね。
 でも、レッスンとしてやっているのなら、プロとして挑むのなら、次へ繋いでいかないといけない。そこら辺の心構え、しほりんがずっと教えてくれているから、前を向き続けることを教えてくれる仲間がいるから。ストレッチやマッサージでも、手を抜いたりはしないよ。
「ありりんには、この前のお礼もかねて、しっかりマッサージしてあげるからね」
「……優しくして下さいね。ありさ、体が硬いので、痛かったりするんです」
「そっか。なら、しっかりストレッチしないと、かばったりしてたら逆効果だよ。ほぐしておけば、筋肉痛だって全然違うんだから」
 ちょっとくらいの痛みを我慢すれば、その後が随分と楽になる。それを知ってもらうだけでも、今後のレッスンが変わってくるはず。無茶をする理由はないけれど、やれることで手を抜く理由も無いでしょ?
 それにしても、ありりんの身体って硬いんだね。ダンスが荒削りになっちゃうのは、それも原因の1つだね。どうしても、細かい動作が雑になっちゃうから、今のまま続けていくよりは、リセットしてやり直した方が良いと思うんだ。
 でも、あれだなー。身体が硬いのに、私よりも柔らかいんだ。んー、なんだか、ずるいよね。
 触ればご利益があったりしないかな?
「ありりんって、柔らかいよね? 私よりも、ずーっと柔らかいよね?」
 抱き心地良し、香り良し、温かさ良し。そこに加えて柔らかいんだから、ちょっとくらい良いよね?
 前に、抱きしめて撮影した時も調子良かったし、何か不思議な効果があったりするんじゃないかな?
「海美ちゃん? あのー、マッサージですよね? そこ、お尻なんですけど……」
「動き回った後は、フトモモはもちろん、お尻が筋肉痛になることもあるんだよ? 今まで経験が無いなら、結構辛いよ?」
 柔らかこうな場所を求めて、ありりんの身体をあちらこちらと触ってみる。もちろん、マッサージと言い訳が通る程度の場所に留めてはいるけれど、んー、張っているような筋肉は無いね。バランスよく付いている感じで、女の子の体つきだよ。
 普段から、軽く踊っているから、こんな感じになるんだろうね。ちょっと、羨ましいぞ?
「そうだったんですか? なるほどー、ひゃっぱり海美ちゃんとは踊っている時間も、激しさも違うせいでしょうね。うーん、知れば知るほど、遠くなりますねぇ」
「ありりんは、ダンス頑張りたいの?」
「そうですね。別に特別に頑張ろうという気持ちは無いんです。ただ、アイドルを続けていく上で、必要なことですから。みなさんにおいていかれない程度には、踊れるようになりたいです」
 アイドルへの憧れ。もしかしたら、それが1番強いのは、ありりんなのかもね。ファンでい続けることで、他の子の良い部分が見えているだろうし、好きって気持ちが変わることも無い。
 だからこそ、自分と比べてしまう。好きなところが多いからこそ、自分はダメだって思っちゃうんだね。ありりんには、ありりんだけの良いところ、いっぱいあるんだけどな。これは、本人が気付かないといけないことだし、今のままでも、頑張る為の原動力になるのなら、悪くないよね。
「海美ちゃん、どうですか? ありさ、ちゃんと踊れてますか?」
「どうかなぁ。私もまだまだダメなところあるし、あんまり変わりはないと思うよ?」
 体を動かすのが得意で、スタミナがあるのは自覚しているつもり。でも、それが飛びぬけていかせるほど、私はダンスが得意なわけでもない。楽しく踊れているとは思うけど、それだけじゃダメなんだろうなって思う。
「それに、悩んでいるくらいなら、もっと練習しようよ。不安がなくなるくらいに、忘れちゃうくらいに頑張ろう? そっちのほうが、絶対に楽しいよ」
 悩んじゃいけないとか、そんなことは言えない。考えることは大切だし、それを否定したりなんて出来ない。
 ただ、不安になって動けなくなるくらいなら、考えないほうが良いよ。考え事が出来ないくらい、動き回っているほうが、絶対に良いよ。
 出来なかったことは、いつか出来るようになる。それが1時間後なのか、明日なのか、来年なのかは分からないよ?
 でも、諦めちゃったり、悩み続けるくらいなら、練習を重ねるほうがずっと良い。
「そういうものなんでしょうか。ありさにはまだ難しいです」
「ぬっふふー。なら、考えられないようにしてあげるよー?」
 難しいことを考えていても、笑顔にはなれない。今から難しい顔をしてたら、しわが増えちゃう。
 それくらいなら、この私が考えられないようにしてあげるよ。丁度、身体もほぐれてきた頃で、私に任せてくれてるもんね。
「ちょっとくすぐったいかもしれないけれど、きっと大丈夫」
 目の前に横たわるのは、私の興味を惹いて止まないもの。押さえ込むような体制になっている今、ありりんが逃げることは出来ない。じっくりと、ゆっくりと、マッサージしてあげるからね。
「気のせいでなければ、海美ちゃん、今アイドルが浮かべちゃいけないような表情だったりしませんか? というか、ありさ色々とピンチですよね?」
「大丈夫だよ。痛いのは最初だけで、もう気持ちいハズだから」
 いやー、前から色々調べてみたかったんだよね。ありりんの身体。
 今日は徹底的に、あっちこっち触らせてもらうよ?
 
――役得役得。良い感じだね
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