ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。
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せんせー、甘いの書きたいです
このままでは、糖分不足で倒れます
・w・) 不知火ちゃん、大井さんが魚雷を持って待ってるんです
まぁ、もう少し進めば甘くなるはずなので、そこまではちとちよで縛ります
どろーっとした病んだ甘さですが、2人揃ってならいいんじゃないかと思います
このままでは、糖分不足で倒れます
・w・) 不知火ちゃん、大井さんが魚雷を持って待ってるんです
まぁ、もう少し進めば甘くなるはずなので、そこまではちとちよで縛ります
どろーっとした病んだ甘さですが、2人揃ってならいいんじゃないかと思います
独りでいるというのは、寂しいこと。温かい笑顔を知り、愛しい温もりを知っているからこそ、孤独を恐れる。独りでいることを、独りであるという事実を恐れる。
隣にいてくれたはずの人を、自らの手で失った。あったはずの日常を、自らの手で崩してしまった。帰る場所もなくて、たどり着ける場所もない。
それなのに終着にすら拒否され、私はどこへ向かえばいいのだろう? 戻りたいところへ、戻れるはずもなく、それなのに押し返される。
終わりって、意外と遠いものなんだね。
後悔の先
魚雷というものに恐怖を抱くのは、艦娘としては当然のこと。どれだけ厚い装甲も、立派な装備も関係なく、致命傷を与えにくるから。対応できる手段なんて殆どなく、逃げ間wるしかない厄介者。
もちろん、当たりどころが良ければ轟沈することもなく、鎮守府へと帰還できることもある。ボロボロに見えても、浸水さえしていないのであれば、比較的軽症といっても問題はないでしょう。
ただ、普段であればありがたいはずの、攻撃ミスも、自らの轟沈を望んだでいるにとっては、嬉しいものではない。沈むためにここまで北というのに、誰にも知られないために、被弾を望んだというのに。こんな時に限って、外すんだから。
ついでに二撃目が訪れないものだから、私は生きながらえてしまった。沈んでいるはずの時間帯を潜り抜け、太陽の下に晒されている。
反撃をしない私を無視したのか、それとも弾薬が尽きてしまったのか。向こうの事情なんて分からないけれど、お腹に損傷を追った状態で漂っているのは、気持ちの良いものではないわ。
船底に大きな穴が開いているわけではない。ただ、次の戦闘に耐えられる体ではない。痛みだけが持続する、なにも出来ない空白の時間。海水の冷たさも、体を撫でる風も、分からないくらい。痛みと後悔、そして罪悪感にまみれた時間。
これが千歳ねぇへの贖罪になるのであれば歓迎だけど、自己満足でしかなく、届かないものであることは、百も承知。私がつけた傷は、この程度で許されるものではない。私がしてしまったことは、この程度で償えるものではない。
「好きなのに」
許されないと分かっていても、私がすがれる気持ちはただ1つしかない。千歳ねぇが好きだという、ゆがんだ事実だけ。受け入れてもらえるはずなのない、無意味な感情だけ。
嫌われることなんて望んでなくて、いつまでも隣に居たいと願っていたはずなのに、どうしてこんな結末に辿り着いてしまったの?
過去の私に問いかけても、答えを得ることはない。今に続いているはずの、自分が分からない。
何を考えて、何の為に行動していたのか。何を望み、何をしようとしていたのか。自己満足だったとしても、全てのことは千歳ねぇの為にあったはずなのに、千歳ねぇの側にいる為に、私は頑張っていたはずなのに。
どうして、自分で壊してしまったの?
「後悔しても、もう遅い。千歳ねぇの側には、もういられない」
迷惑ばかりかける妹で、ごめんなさい。千歳ねぇに見てもらえるのが、嬉しかったの。
大好きでした。私が好きになった、最初で最後の人でした。この気持ちだけは本当だから、信じてくれると嬉しいです。自沈することも出来ない、情けない妹ですが、千歳ねぇの妹で居られて幸せでした。毎日が、本当に輝いていました。
迎えに来ないで下さい。これからは優しくしないで下さい。私に合わせるように、無理に笑わないで下さい。もうすぐ、自由になれますから。
邪魔ばかりしていた妹は、ここで消えます。だから、もっと素直に、みんなの優しさに包まれて暮らして下さい。見れないのはちょっと残念ですが、私、千歳ねぇの笑顔が大好きだから。
暗くなり、光を探すことさえ難しい視界。映っていたはずの青空も、覆っていたはずの雲も見えず、千歳ねぇの笑顔だけが広がる。
私が壊してしまった幸せだけが、幸せの残滓だけが私を見送ってくれる。
だから、怖くないの。聞こえてくる音が、近づいてくるエンジン音が、死神の足音だったとしても構わない。
――ありがとう、千歳ねぇ。バイバイ
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