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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
HN:
らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
◇を@に変えて下さい
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寒いですな~
仕事が厳しいですな~

こんばんは、眠たい らさです
不眠の子と呼ばれたのも、今は昔ですぉ


さて、魔法少女リリカルなのは より ヴィヴィオ×なのは です
1HSSでテーマ ペアルックです

なんだか、病んでしまったぉ☆

「なのはママ。もう離さないからね」
私だけのママ。私だけの、なのはママ。
フェイトさんもいなくなり、はやてさんもいなくなった。
スバルさんだって、ティアナさんだっていなくなってしまった。
みんな、みんないなくなってしまった。
「けど、私にはなのはママがいるから寂しくないよ」
古代ベルカの聖王。そのクローンである私を、娘と呼んでくれる。
どれだけ大変な時でも、私には笑顔を見せてくれたよね。
どれだけ忙しい時でも、私に連絡をくれたよね。
時々フェイトさんと良い雰囲気になっていたけど、もう心配ないよね?
「ヴィヴィオはなのはママが大好き。なのはママもヴィヴィオが大好き」
相思相愛って言うんでしょ? 私達は親子なんだから、当然だよね。
お互いに大好きで、いつも一緒に笑っていられるんだよね?
「ねぇ、なのはママは嬉しい?」
私、頑張ったんだよ。なのはママと一緒にいられるように、頑張ったの。
「ねぇ、なのはママは楽しい?」
私、頑張れたんだ。なのはママと一緒にいたいから。
ずっと、ずっと離れたくないから。
どんなに痛いことでも、我慢したよ?
どんなに痛いことでも、我慢出来たんだよ?
「レリックって凄いんだよ? 体の中から、何かが溢れそうになるの」
無限ともいえる、膨大な魔力が供給され続ける。
私の中で何かがはじけて、私の中に何かが流れ込んできて。意識が飛びそうになる。
私の中で暴れまわって、時々意識がなくなって。壊れちゃいそうになる。
「なのはママと一緒になりたかったの」
ゆりかごの中で見せてくれた『ブラスターシステム』。
自身の体を痛めつけ、無理やりにでも魔力を搾り出している。そんな危険な方法。
それでも、なのはママは助けに来てくれた。
私が泣いているからって、自分が痛いのだって気にせずに、助けてくれた。
どこにも行く場所がない。どこにも帰る場所がない。
ヴィヴィオにはパパがいない。だって、クローンで生まれたから。
ヴィヴィオにはママがいない。だって、クローンで作られたから。
古代ベルカで生きていた。そんな人のクローンであるヴィヴィオに、家族なんているわけなかった。
帰る場所もない。ヴィヴィオには今の世界に、居場所なんてない。
そんな現実が辛くて、悲しくて。全部、どうでも良かった。
「なのはママはヴィヴィオを助けてくれた」
魔法を学ぶ為に。収集する為だけに、一緒にいたはずなのに。
なのはママはヴィヴィオの為に涙を流し、ヴィヴィオの為に傷ついてくれた。
「嬉しかった」
私にも、名前を呼んでくれる人がいる。
家族として、母親として心配してくれる人がいる。
「とても、嬉しかった」
孤独なはずのこの世界で、私は1人じゃなかった。
私にも、クローンであるヴィヴィオにも、家族がいた。
「ありがとう、なのはママ」
ヴィヴィオが壊れなかったのは、なのはママが助けてくれたから。
ヴィヴィオが生きていられるのは、なのはママがいてくれたから。
ヴィヴィオは、なのはママに助けられてばかりなんだ。
「だからね、ヴィヴィオ頑張ったの」
なのはママにお礼をしたかったから。
なのはママに、ありがとうって言いたかったから。
少しでも、弱くても良いから。なのはママの役に立ちたかったの――


     ◇


「ねぇ、なのはママは楽しい?」
私とずっと一緒にいて、ヴィヴィオと一緒にいるのは楽しい?
つまらなかったり、悲しかったことはない?
「ねぇ、なのはママは嬉しい?」
ヴィヴィオ、一生懸命頑張ったんだよ?
なのはママに褒めて欲しかったから。頑張ったねって、撫でて欲しかったから。
「フェイトさん、強かったんだ」
私よりも早かった。一撃がとても重かった。
けど、防御はダメだね。私の方が強かったんだ。
「はやてさん、優しかった」
どれだけ傷ついても、説得を諦めなかった。
力で押して来ることもなく、私を理解してくれようとした。
けど、優しいだけじゃダメよ。優しいだけでは、なのはママを守れない。
「スバルさんや、ティアナさん達も頑張っていた」
罠を張ってみたり、みんなでいっせいに攻撃したり、頑張っていた。
とても真っ直ぐで、なのはママの教え子なんだなって、すぐに判るほどだった。
けど、弱いのはダメ。誰にも負けない強さがないと、なのはママは守れない。
「みんな、ヴィヴィオよりも弱かった。だから、ヴィヴィオがなのはママを守るの」
なのはママの体はボロボロだったから、守らなきゃいけない。
なのはママの体はボロボロだから、もう戦わせちゃいけない。
守ってあげなきゃ、いけなかったの。
「大丈夫、すぐに治るよ」
邪魔する人は、みんな倒したから。
邪魔になるかもしれない人も、みんな倒したから。
「私は、なのはママがいてくれればそれで良いの」
みんな、いなくなれば良い。いなくなってしまえば良いんだ。
そうすれば、世界は私となのはママだけになるもん。
「えへへ、ヴィヴィオえらいでしょ?」
良い子良い子って、頭を撫でて欲しいな。
頑張ったねって、抱き締めて欲しいな。
「今は無理かもしれないけど、キャラメルミルクも作ってね」
なのはママの作る、優しい料理が食べたいよ。
なのはママの作ってくれる、キャラメルミルクが飲みたいよ。
「もうすぐ、もうすぐだから……」
この培養装置なら、なのはママの傷だって治るはず。
腕だってつながったし、足だって作れたんだもん。
きっと、もうすぐ目を覚ましてくれるよね?
「それじゃ、なのはママ。おやすみなさい」
ヴィヴィオは、また戦場に戻るよ。
ヴィヴィオは、また頑張ってくるよ。
世界の全てを滅ぼし、なのはママが目覚めてくれるその日まで。

――なのはママ、大好き

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