もう１つの戦場

４月１５日分です
荷物をまとめる関係上、今日しかうｐできないんですよねー

（・ｗ・）　ＧＷあけたら、また兵庫？
　　　　　あー、あくまでも高確率の予定ですか、そうですか
　　　　　荷物まとめとくか

ユーノ君だって、けして嫌いではありません
結構スペックは高いもんねー

（・ｗ・）　なのフェイの邪魔しなきゃいいよ

そんな感じで「もう１つの戦場」うｐです

「デバイスか……」
僕が遺跡から発掘し、なのはへと託したＲＨ。
リニスが作り、フェイトの心の支えとなっているＢＤ。
別にあそこまで協力である必要はないけれど、デバイスを持てば僕でも空に上がれるだろうか？
彼女の達と同じラインで、戦闘に参加できるだろうか？
確かに、彼女の先生役を辞退してから暫くは経つけれど、自分ではまだまだがんばれるつもりだ。負けない部分は、必ずある。
……フェイトとかはやてみたいに戦力としては役に立てないかもしれないけど、防御や回復といった補助では引けをとるつもりはない。
まぁ、だからといって自分の身を守るのが精々な僕が、隣に立ったところで彼女達の邪魔にしかならないだろう。その現実は、変わることがない。
もう、一緒に飛び回ることはできないのだろうか？　ずっと無限書庫の司書として暮らしていくのだろうか？
良いとも悪いとも言えない事に悩み始めてから暫く経った頃、その話は舞い込んできた。
目の下に隈を作ったスタッフが興奮気味に説明してくれた内容は十分にすごいものだと思うし、直接デバイスを持っていない僕でも興味をそそられるものだった。
『カートリッジシステムの安定性向上とカートリッジ本体の大型化』
文献を調べたり、関係がありそうな資料を見つけたりと協力をしてきたから漠然としたものは知っていたけど、成功したんだなぁ。
今受け持っている調査がうまくいかないこともあり、僕は彼女の話に付き合うことにした。
えーと、マリーさんだったかな？　レイジングハートやバルディッシュの改造もやっていた人だと思う。エイミィの後輩でもあるんだっけ？　だったらマリーって呼び捨てにしなきゃいけないのかな？
ん？　そもそも、僕はエイミィって呼んでたかな？　エイミィさんだったかな？
駄目だ。ここのところ、まともに寝てないから頭が回らないや。彼女の話だって半分も理解できないし……これは少し休むべきなのかな？
でも、ここで眠ったとしても、仕事は後回しになるだけで、何も解決しない。というか、今以上の惨劇になることは分かりきっている。
効率は悪くなっていたとしても、やっぱり手を止めるわけにはいかないんだよな。
「で、ですね。ここがすごいんですよ！ほら、これを見てください。大きさは１．１倍程度なのに中にこめられる魔力は２倍以上！　って、ねぇ聞いてます？」
あ……少し意識が飛んでた。
遺跡っぽいものが見えた気がするけれど、最近発掘にもいけていないんだよな。
「す、すみません。ちょっと考え事してました」
彼女の話に乗ったのはあくまで僕だ。その途中に寝てしまうとは申し訳ないことをした。
「も～、ちゃんと聞いてくださいよ！」
しかし･･･見た感じ彼女も寝てないはずなのに元気だなぁ。技術職関係の局員はありえないほどに元気だと聞いたことが歩けど、本当みたいだね。
少しは見習わないと、ね。僕だって、手を抜くつもりはないのだから。

　　　　　◇

「ユーノ、急ぎの仕事だ！　頼めるか？」
捜査官、執務官、武装隊。世界を守るために、第一線で戦う彼女たちの横には並べない。だけど、僕の心は彼女らと一緒にあるはずで
「はぁ……忙しいんだけどなぁ。今度は何を調べるんだい？」
協力を惜しむなんてことはない。この世界から理不尽をなくす為、僕も頑張るんだ。
「寝てないところ、悪いな。また、ロストロギア関係だ」
「気にしなくていいよ。クロノだって大して変わらないだろ？」
まったく、エイミィと一緒になって以来、随分と丸くなったものだね。
嫌いではないけど、前の君が懐かしいよ。

――さて、検索を始めよう