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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
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土曜日は局ラジの日ですよ~。

だれだ連日UPなんて無茶させたのはww


さて、マイナーCPになるのかな?シャマル×シグナムをこれから押し進めようと思います。
ヴォルケンズ同士でCPは珍しいのかな~?
あ、でも今回は2人は端役です。






「はい、シグナム新聞よ」
「あぁ・・・すまんな。」
「いつもの事じゃない、気にしないで・・・」
八神家のリビング、そこで見られる光景は今や当たり前で、家族は誰一人として疑問を抱かない。
「はい、シグナムお茶よ」
「あぁ・・・そこに置いておいてくれ」
そう、家族ではない者、ユーノを除いては・・・。
部屋に連行・・・もとい案内されたユーノは、はやてに疑問に思った事をを聞いてみることにした。
「相変わらずみんな仲が良いんだね」
「そや、何たってあたしらは家族やからな。・・・そんな話振ってきても誤魔化されへんで?」
「い、いや、別にそういった意味じゃないんだ」
徹夜続きの毎日を送り、何とか休暇が取れそうになったある日、突然はやてから連絡が入った。
『次の休みが取れた時、少しでええから時間くれへんかな?ちょお聞いときたい事があるんよ』
最近、自分でデバイスを作ろうと無限書庫で調べ物をする姿を見かけていたので、それに関しての相談かもしれない。ちょっと大変だけど、無限書庫で探し物を手伝って欲しいというお願いであれば手伝うつもりでいた。
ところが鳴海市についたユーノに伝えられた用件はまったく別の話で、折角用意してきた資料は無駄になってしまった。
「デバイスに関する資料ありがとうな。あんなにくれて・・・大変やったんと違う?」
いや、快く貰ってくれたし、彼女なら上手く活用してくれるだろう。そう考えると無駄にはなっていないのかもしれないが・・・現状的には意味を成さない。
「まぁ、来て貰ったのは他でも無い。前に聞いたアレについてや」
アレとはおそらくなのはに対する好意の事だろう。前に半日もかけて聞き出したのに満足していないらしい。
それでも前と同じ答えを返しておかないと・・・正直、生きて帰る自信は無い。
「僕のなのはに対する行為は、友達としてであって、けして恋愛とかそういったものでは無いよ。そもそも、なのはにはフェイトがいるじゃないか」
「ふぅん・・・その割にはしっかりとお洒落して、高町家に向かうんやな」
それも前に説明したはずなんだけどな。
「高町家というか、翠屋に向かうのは美由紀さんに会う為だよ。この休暇だってその為に取ったんだから」
はやては大切な友人だ。良い子だとも思うし、嫌いなわけでもない。
それでも、美由紀さんとの時間を減らされていると思うと、少しイライラしてしまう。
「まぁ、そうやったなぁ・・・。ところでユーノ君は私がそれだけで呼んだと思っとん?」
「え?違ったの・・・?」
それだけの為に呼び出されたと思っていた僕は少し拍子抜けしてしまった。やっぱりデバイスの事かな?
「実はな、あたしの周りがカップルだらけになってしもうて相談できる相手がおらんから、ユーノ君に頼ろうかと思うたんやけど・・・ダメかな?」
小首をかしげてお願いしてくる姿は中々可愛いけど・・・美由紀さんには適わない。
・・・それは置いといて、はやて相談内容ってまさか恋愛関係!?
「え?ちょっとはやて・・・相談を受けない事はないけど、僕で役に立てるかどうか分からないよ?」
「まぁ、答えを出してとまでは言わんよ?でもな、これはユーノ君にしか頼めん事なんや」
恋愛関係で僕にしか頼めない事?
でも、普通は女の子同士で盛り上がる話だろうし、何よりはやての周りには恋人になったなのはとフェイトがいるんだ。あの2人なら親友であるはやての頼みを断る事も無く、自分達の経験談も入れて相談に乗ってくれるだろう。
それは、はやても分かっているだろうし、その上で僕だけとなるとまったく想像がつかない。
「難しゅう考えんでもええよ。素直な感想を聞きたいだけやから。・・・シグナムとシャマルを見てどう思った?」
シグナムさんとシャマルさん?丁度いいや、僕も聞きたかった事だから、ついでに聞いてしまおう。
「とても仲が良さそうに見えたよ。こういった言い方が合ってるのかどうか分からないけど、新聞を渡す仕草なんてまるでこの世界の夫婦みたいだったよ。それで、僕も聞きたいことが・・・」
「やっぱりか!やっぱりユーノ君もそう思ってくれるんやな。いやぁ、良かったぁ」
僕の話をさえぎったはやてが唐突に迫って来て、思わず後ずさってしまった。あ~、ビックリした。
でも、やっぱりってどういう事だろう?
「いやぁな、あたしらはもう見慣れてしもうとるし、なのはちゃん達に聞いてもアレが普通って答えそうやし。それでまだ浮ついた話を聞いた事の無いユーノ君に聞いてみたかったんよ」
「そ、そうなんだ・・・」
確かにまだそんな関係ではないけど・・・ちょっと悔しいかな?
「でな~、このままシグナムとシャマルには夫婦として、幸せになって欲しいんよ」
「ふぅん、でもそれって本人達が決める事だと思うよ?」
本人が自分の気持ちに気づいていないならそっとしとくのも良いと思う。それに、まだ彼女達がどう思っているかも分からないんだし。
「うん、ユーノ君の言ってる事はあたしも分かってる、分かってるんやけどな・・・」
そこで今までとは違い落ち込んだ様子を見せるはやて。なにか思うところでもあるのだろうか?
「今まずっと一緒にいたから築かれた関係やゆうのはあたしも分かっとるんよ。でもな、その・・・悲しい事ばかり繰り返してきたシグナム達は、こういった感情に全然気づけないみたいなんや。今だって本人達はあくまで普通に接しとるつもりやろうし・・・このまま放って置くのも何や、忍びないもんがあってなぁ・・・」
そこまで考えていたんだ・・・。
流石にこの年で守護騎士達の主をやっているだけの事はある。
みんなへの気配りや配慮、そして何より優しい・・・こんな彼女に仕えられて騎士達も満足しているだろう。
「・・・てのが建前で、本当のところはちょっと違うんや」
「はい?」
今のは建前だったの?
だったら、なぜはやてはシグナム達の事を気にするんだろう?
「なのフェイやアリすずみたいに、あたしの前で必要以上にいちゃつく事は無いんやけどな・・・」
「な、なのフェイって・・・本人達が聞いたら怒るんじゃないかな?」
「ん?そんな事気にせえへんと思うよ?いや、むしろ喜ぶかもしれん、2人一緒で嬉しいゆうて・・・。まぁ、それはええんやけど。問題はシグナムとシャマルや。あの2人、恋人もおらんあたしの前で夫婦みたいな行動を平気でするんよ?いっその事くっついてしまえって思う事があるんよ」
凄い本音だ。でも、何だか分かる気がする。本人達にとってはそれが普通だから他人にどう見られているか分からないという訳か・・・。
こっちが恥ずかしくなるようななのは達と違うとはいっても、見ている分にはちょっと辛いものがあるのかもしれない・・・って、あれ?もしかして・・・
「ねぇ、はやて1つ聞いても良いかな?」
「何や?スリーサイズとかでなければ答えるよ」
誰もそんなの聞かないよ。いや、聞いてみたい気はするけど、後が怖いし・・・。
「もしかして、はやて好きな子がいるの?」
「え?ええっ?な、何でユーノ君そういう事言うんや!?」
当たったみたいだね。それにそんな反応してたら嘘だって言っても信じられないよ。
「さっきはやてが話している様子はシグナムさん達に対して、イラついてるとか気に入らないとかそういった感じとは違って、羨ましいって言ってるように聞こえるんだ」
おそらくはやては僕みたいに、自分の気持ちを伝えられていないのだろう・・・。だから、目の前でやられると嫌なんだ。自分自身がまだそこに辿り着けていないから。
「だからこそ邪魔しようって考えるんじゃなくて、どうにかして本人達に気づかせてあげたいって思うんだよ。」
「そう・・・なんやろか?・・・あたしが1人で勘違いしとるだけかもしれんし――――」
そのまま尻すぼみになっていくけど、それは無いと思うな。彼女達が互いを見ている時の目はすごく優しいし、温かい。それに見守っているはやての目も温かかった。
「はやては優しいから、自分も幸せになりたいのかもしれないけど、他の人にも幸せになって欲しいんだよ・・・」
「そうなんかな・・・そうやとええな」
そう言って微笑む彼女は子供とは思えないほど綺麗で、心からシグナムさん達の幸せを願っているのが分かる。
「でもな・・・あたしにはどうしたらええか分からんのよ。それでユーノ君に相談に乗って欲しかったんやけど」
「え~と簡単に言えば、あの2人をくっつける方法か、自分の気持ちに気づかせる方法が知りたいって事かな?」
ここで口に出してみたけど、そんな方法あるのかな?
「う~ん、まぁ、そんなところや。それが出来ればええんやけどな・・・。あの2人はず~っとああやってきたから、今更気づかせるのは難しいと思うんよ」
確かに今まで夫婦みたいな関係をずっと続けてきたのなら、逆に気が付けと言う方が難しいのかもしれない。
「あたしかて、何もせえへんかった訳や無いんよ?意図的に2人きりにしたり、相手の事をどう思てるかって聞いたり・・・ちょお恥ずかしかったけどお父さん、お母さんゆうて呼んだ事もあるんや。でも、ダメやった。まったく変わらんのや」
今のままでも十分で、無理に変える必要は・・・とも思うんだけど。
「今のままでもええかなとは、あたしも思うんよ?でもな・・・やっぱちゃんとした形に納まって欲しいし、あの2人に幸せや~って笑って欲しいんよ」
結局は誰かの笑顔の為、彼女も親友達と同じくその理由で動いているのだろう。
「・・・はやての気持ちは分かったよ。その思いは素晴らしい事だと思うし、僕も協力はしたい。でも、僕だって恋人がいる訳では無いから、的確なアドバイスが出来るとは思えないんだ」
問題はココだ。僕に聞いたところで事態が好転するかどうか・・・悪化させるつもりは無いけど、進むとは思えない。
「まぁ、本人達の事やし、こうすれば大丈夫や!ゆうのを聞こうとは思うてないよ?ただ、ちょお相談に乗ってくれたらな~って、な・・・迷惑やったかな?」
「そんな事は無いよ。頼って貰えるのは嬉しいし、僕だってあの2人に幸せになって欲しいと思う。・・・って、このまま言ってても堂々巡りになるだけだしなぁ」
何か無いか?相手への好意を持っている2人に、それを気が付かせる方法が。
う~んと、そうだなぁ・・・
「ゲームとかどうかな?」
「ゲーム?ゲームってあのテレビにつないでピコピコするやつ?」
「いや、コンピューターゲームじゃなくて、パーティーゲームの事だよ。ビンゴとかトランプとかね」
ちょっと強引な手段かもしれないけど、やるかどうかをはやてに決めて貰えば良いだろう。僕は相談を受けている立場なんだ。少しでも多くのアイディアを出さないと・・・
「ん~、でもそんな都合のええのあったかなぁ・・・。ビンゴもトランプもパッっとせえへんなぁ・・・」
「ビンゴやトランプは例えだよ例え。僕だってそれで何か出来るとは思っていないよ。・・・前に一回やった覚えがあるんだけど、え~と『王様ゲーム』だったかな?木の棒に番号とか書いてるやつ」
ルールは単純だけど、内容は凄いものだった。あれなら上手くいきそうな気もするんだけど・・・
「王様ゲームか・・・。成程、上手くいけばシャマルとシグナムを仲良うさせられるかもしれんなぁ。でも、どうやって狙い通りの番号を引かせるかが問題・・・ん、それなら・・・」
話していた途中ではやてがうんうん唸りながら考え込んでしまった。
2人の為に真剣に悩んでいるのかも知れないけど・・・僕の事忘れてない?
「番号が分かればええんやから・・・なのはちゃんと・・・フェイトちゃんに協力してもろうて・・・いや、でもそれやとヴィータもいれなあかんし。でも・・・うん、コレなら上手くいくかもしれん」
ぶつぶつと言いながら彼女は考えをまとめたようだ。
「ユーノ君、ありがとう」
「あ・・・うん、役に立てたみたいで良かったよ。それじゃあ僕はこれで・・・」
さっきからチラチラと視界に入るものが気になって、考える事にも集中できない。急いで退散しないと色々とまずい事になりそうだ。
はやては考え事をし出すと回りが見えなくなる性質なんだろうか?
「ん~、ホンマありがとうな。お礼にさっきから何を見とったかは、聞かん事にしてあげるわ♪」
いや、しっかり分かってましたか。
「そうして貰えると助かるな・・・あはは」
笑って許してくれている内に退散しよう。それに僕には美由紀さんがいるんだ。いくら可愛くてもはやてになびく事は無い。
そのまま乾いた笑いを続けながら僕は八神家を後にした。道行く僕の頭をよぎるのはさっきの光景で、あやうく翠屋への道を間違うところだった。

やっぱり、純白は可愛らしくて良いと思う――――

 

 

ユーノ君、滅!!
お前のせいで最後の1台詞がとんでも無いものになったじゃないかっ!最後の締めなのにっ!
大人しく、はやて師匠に代わってくれよ(泣)

と何気にユーノ君に泣かされました。良い話(?)だったのになぁ・・・

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無題
はやてはやっぱり白か(ぉ

美由紀さんがいるからなびく事はないと言っている傍から…白い何か(笑)を思い出してるというユーノに春は来るのか!w乞うご期待???
[ 2008/04/20 00:10 なのはな 修正 ]
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