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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
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コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
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こんばんは~、ゴタゴタの真っ最中な らさ です。
おかげで1週間以上空けてしまいました。ゴメンナサイ・・・

さて、『幸せに向かって』の1話 「雨降りの日」 をUPです。

今回も頭の悪いお話になっていますが、ご勘弁を~
SSは続きはコチラからどうぞw

拍手レス
>そう言えばシグナムさんとシャマル先生ってマイナー・・・リリなの勧めた友人は結構推奨してましたし、ここでシグナムさんとシャマル先生を広められるよう頑張って下さいね♪
・・・と応援してふと思った感想。なんか師匠はリインとアギトをくっつけさせようと画策しそう な気がする。

あの2人は恋愛感情抜きでしょうからね~。広めるのは大手さんにお任せw(オイ
リインとアギト・・・うん、StSまでいけたら書きたいなぁ♪

>師匠、凄いブッちゃけ本音ですwww 

本音と建前は使い分けますb

冬の厳しい寒さを乗り越え、暖かな春がやってきました。今まではただ通り過ぎるだけの季節で何も感じなかった。でも、なのはと恋人になってからは全てが輝いて、まるで宝石箱のよう。
そんな感じで私は幸せいっぱいなのですが、生憎と今日の天気は雨。その上ちょっと寝坊をしたせいで、傘を持ってくるのを忘れてしまいました。ポツポツと降っていた雫も今は本降りで、走って帰っても濡れてしまうのは避けれらそうにないです。
それに・・・
「それじゃあフェイトちゃん、一緒に帰ろうか」
こんなに可愛い恋人を置いて1人で帰るなんて、私には出来ません。
「うん、なのは」
例えビショビショになったとしてもなのはと一緒に帰ります。服は洗濯すれば良いし・・・。
わいわいと賑やかにしているみんなに別れを告げ、2人揃って玄関に向かいます。心温まる相手と一緒に居られる、そんな日常が私は大好きです。
「あれ?フェイトちゃん傘はどうしたの?」
「あっ・・・その、寝坊しちゃって忘れてきたんだ」
やっぱり気が付くよね。周りがみんな準備をしている中で、1人だけ何も持っていないのは・・・。
「フェイトちゃん、お寝坊さんだったんだ・・・。あれ?でも、いつも通りの時間にはいたよね?」
「うん。・・・その今日は時間ピッタリに居たよ」
いつもなら30分前にはいるのに、ごめんね。もう少しで、なのはを待たせてしまうところだったよ。
「フェイトちゃん・・・」
「そ、その・・・ごめんなさい」
今朝も間に合ったんだけど・・・やっぱりいつもより遅かったから怒っちゃったのかな?
怖い顔をして迫ってくるなのはに思わず謝ってしまった。お願いなのは嫌いにならないで・・・。
「も~、少しぐらい遅れてもいいから時間通りに集合しようねってこの前決めたばかりなのに・・・。あんまり早く着すぎちゃダメだよ?」
「ご、ごめんなさい」
そういえば前にそんな話をしたような気もする・・・いつだったかな?なのはと一緒だと胸がいっぱいであまり難しい事は覚えていないんだ。
「だから、怒ってないって言ってるのに・・・もう、フェイトちゃん気をつけなきゃダメだよ?」
「え?気をつけるってなにを・・・?」
何か重要な事があったかな?なのはとデートする日なら全部覚えているから大丈夫だよ?
「フェイトちゃんは可愛いんだから・・・なのはと一緒にいなかったら危ないもん」
「そ、そんな事ないよ・・・」
大丈夫、例え何かが起きても私は強いから。絶対になのはの元に返ってくるから。
それにね・・・。
「なのはの方がずっと可愛いよ」
家に持って帰りたくて、頬ずりしたくてたまらない・・・。
「む~、絶対にフェイトちゃんの方が可愛いと思うんだけどなぁ」
「なのはの方が可愛いよ。瞳が綺麗だし、可愛いし、優しいよ」
吸い込まれてしまいそうな輝きを持つ瞳、女の子らしく可愛らしい顔、そしてなによりもその優しさ。
うん、どこをとってもなのはは可愛くて最高だ。
「フェイトちゃん・・・そんなにもなのはの事を・・・」
「うん、私はなのはだけしか見てないよ・・・」
こんなに可愛い恋人がいるのに、他に何を見ろというのだろう?
「フェイトちゃん・・・」
「なのは・・・」
もう、世界中に自慢して回りたいくらい素敵な恋人・・・
「フェイトちゃん♪」
「なのは♪」
だんだんと近づいてくるその瞳に吸い込まれそうで・・・
「フェイトちゃ、痛っ」
「なのはっ!?」
え?私なにもしてないよ?
2人の世界を壊したのはビシッという無粋な音と、なのはの悲鳴。
「あんた達、天下の往来でイチャつかないの!何度言ったら分かるのかしら?」
何かと思って見てみたら、そこには横からデコピンしたアリサが立っていた。
「うぅ・・・痛いよアリサちゃん」
あぁ、なのはが涙目になってる!か、可愛すぎる・・・。
そのまま怒る顔も、ちょっと目元に光る涙も、ゆれているおさげも・・・全てが可愛い、素敵だ。
「こんな所でラブコメしてるのが悪いんでしょ?そういう事は2人だけの時にしなさい」
「・・・は~い」
あ、ションボリした顔だ。これもまた可愛い。
あぁ、なのはダメだよ・・・可愛すぎるよ・・・。頭を撫でたいよ、頬ずりしたいよ、抱きしめたいよ。
「あ~、アリサちゃん?それぐらいにしとかんとフェイトちゃんが大変な事になるで?」
可愛い、可愛いなのは。私の可愛いなのは。
君を見るたびに胸がときめいて、君を想う度に心が躍る・・・。
「手遅れやったか。既に、フェイトちゃんはどこか遠くの世界へ行ってしもうたな。はぁ・・・悪いんやけどなのはちゃん、ちょお帰ってもろうて欲しんや、頼めるかな?」
「うん、分かったよ。フェイトちゃん・・・フェイトちゃん。私の可愛いフェイトちゃん。なのはが待ってま~す。帰って来て下さい」
はやてが何かを言った後、なのはが可愛くお願いをしてくれた。もう、そんな事されちゃったら・・・っていけない、いけない。
「ご、ごめんね。なのは、何か用事かな?」
あのお願いは私がなのはへの愛を考えている時にされるものだ。また、ぼーっとしてしまったのだろう。
「え~と、私じゃなくてはやてちゃんなんだけど・・・」
「フェイトちゃん、なのはちゃん。2人とも来週の土曜日に家に遊びに来てくれへん?ちょお、お願いしたい事があるんや」
来週の土曜日?
その日なら、なのはとデートする約束はしてないから別に良いけど何だろう?
「内容は月曜日にでも話すけどな、協力して欲しい事があるんよ」
はやては大切な親友だ。お願いとなれば、協力するよ。
「うん、わかったよ。なのはと一緒に行くね」
「ありがとな。ふふふ・・・これで実現に一歩近づいたで」
なんだか分からないけど、はやての笑顔がちょっとだけ怖かった。



フェイトちゃんが傘を忘れていたので、なのはの傘に一緒に入る事にしました。ちょっと狭いけど、この雨の中を帰ったら風邪引いちゃうよ。
寝込んだフェイトちゃんを看病してあげるのも嬉しいけど、やっぱり元気が一番。熱が出たらデートに行くないもんね。
「フェイトちゃん大丈夫?濡れてない?」
だから、2人でギュッと寄せ合って、相合傘をして帰ります。制服越しにフェイトちゃんの温かさを感じてちょっとドキドキしちゃうけど、嬉しくて顔がふにゃ~ってなります。
「う、うん。なのはこそ濡れてない?」
「平気だよ~」
ここがなのはのお部屋だったら、きっと我慢できないよ。だって、フェイトちゃんが反則みたいに可愛くて、爆発しちゃうくらいに大好きだから。でも、今日の帰り道はとても楽しいから我慢できます。
・・・ううん、違うね。みんなが傘をさしていて、お花畑みたいになっている帰り道。そんな中をフェイトちゃんと帰えると、デートをしているみたいで嬉しいんだ。だから、フェイトちゃんとデート中だから、我慢できるんだ。
学校を出る時にアリサちゃんに送っていこうかと言われたけど、フェイトちゃんと雨が降る日を楽しみたいと断って良かった♪
そんな楽しい道をしばらく歩いていたんだけど・・・ちょっと問題が起きました。
なのはの持っていた傘が小さくて、2人で入っているとどうしても雨に濡れる部分ができてしました。
フェイトちゃんの看病をしている光景が浮かびましたが、そんなの嫌です。大好きな人には笑っていて欲しいし、辛い事や悲しい事からは守ってあげたい。だからちょっと冷たいけど我慢して、フェイトちゃんが濡れないように頑張ります。
お風呂に入って温まれば大丈夫だと思うし、明日はフェイトちゃんとのデートです。可愛いフェイトちゃんを想像していれば、きっと風邪なんてひきません。
「よく降るね・・・」
「そうだね~。でも、なのはは雨の日も好きだよ」
雨音は音楽みたいだと聞いたことがある。ポツポツと小さな序章が流れ、ザーザーとバシャバシャと音が増えていく。風や雷をアクセントにしながら優雅に広がっていき、綺麗な虹を描いて終わり。
そんな風に思っていると本当にそう聞こえるから不思議。
「私も雨の日は好きだよ。なのはの傍に居られるから・・・」
「うん・・・」
私達はまだ小学生、お小遣いの範囲内でデートをしています。
晴れた日には公園でピクニックやショッピング、雨の日にはどちらかの部屋でのんびりお話。普通のデートとは少し違うのかも知れないけど気にしません。高価な贈り物や、豪華なご馳走。それも素敵だとは思いますが、なのはもフェイトちゃんも、一緒に居られるだけで幸せだから・・・。
「このままだと明日も雨かな。そうだったら、明日はフェイトちゃんのお部屋でいいかな?」
このまま降り続いて欲しいと、願いを込めながら聞いてみる。
「うん、母さんに聞いてみるね。でも、きっと大丈夫だと思うよ」
微笑みながらフェイトちゃんも同意してくれました。
大好きなフェイトちゃん。告白して、恋人になって、それから・・・えっちな事もしました。
日本の法律では女の子同士は結婚出来ないけど、ミッドチルダはどうなのかな?もし、結婚できるなら素敵だな~。
そんな事を考えながらフェイトちゃんとお話しています。こんなに近くに居て、いつもだったら食べちゃいたくなるんですが、今日は大丈夫みたいです。雨で濡れていて少し落ち着けているのかもしれません。
そのままフェイトちゃんと楽しくおしゃべりをしていましたが、朝の集合場所・・・帰りには別れる場所に着いてしまいました。
いつもならバイバイってお別れするのですが、傘が1本しかない状況ではそうもいきません。一緒に居ないと濡れてしまいます。だからフェイトちゃんを送ってから帰ることにしました。遠回りになるから良いよって言ってくれたけど、雨の中を走って帰って、風邪を引いたら明日のデートが出来なくなるし、こけて怪我したら私も悲しいです。
それに、フェイトちゃんを一緒に居られる時間が延びるので、なのはも大満足です。



なのはと楽しくおしゃべりしていたんだけど、別れる場所についてしまった。
傘が1本しかないので私はここから家まで走って帰ります。なのはなら送って行くよって言ってくれるかも知れないけど、それだと大回りしてしまう事になる。そんな可愛そうな事をさせるわけにはいかない・・・。
「フェイトちゃん、1人で走って帰っちゃダメだからね。まだ、いっぱいお喋りしたい事あるんだよ?」
と、思っていた矢先、なのはに先手を打たれてしまった。その上ただ止めるだけではなく、私とお喋りをしたいと言ってくれました。その心遣いに感謝しつつ、私はもう暫くの間なのはの傘にお邪魔する。
「それにしてもよく降るね~。梅雨が来るのはもうちょっと先のはずなんだけど・・・」
倍雨?売雨?また知らない言葉だ。
「なのは・・・"ばいう"って何かな?」
この世界について色々と勉強はしているけどまだまだ知らない事だらけだ。前は家に帰ってから1人で調べていたんだけど、私が教えてあげるよってなのはに言われたんだ。人に教えて貰うのはちょっと恥ずかしいんだけど、この日本という国は独特の言葉が多いらしく外国から来たということになっている私が知らないのは当然の事らしい。
それに、他の人と違ってなのはは絶対に笑ったりしないから・・・色々と教えて貰う事が多い。
「え~とね、これも日本だけ・・・だと思うんだけど、夏が来る前に雨が降り続く時期があるの。梅雨前線って言うものが関係しているらしいんだけど・・・にゃはは、なのはもあまり詳しくは無いんだ」
苦笑いをしているなのはにお礼を言って、その話を打ち切ることにした。困った顔も可愛いけどやっぱりなのはは笑顔が似合うから、ずっと笑っていて欲しい。私の大好きな笑顔を見せて欲しい。ちょっと我侭かも知れないけど、恋人だからこれぐらい良いよね―――



あの後、なのはに家まで送って貰いました。そのまま部屋に誘ったんだけど、翠屋の手伝いがあるからと帰ってしまった。私も付いて行こうかなと思ったんだけど、気のせいでなければなのはが疲れた顔をしていたような気がする。今朝の訓練の時は元気いっぱいだったけど、なのはは無茶をする子だ。少し疲れたぐらいだと教えてもくれない。
恋人としてそれは悲しいし、何よりなのはが心配だから相談して欲しいとお願いはしているけど・・・なのはも頑固だからな~。
おっと、こんな事じゃダメだ。もっと強くなって私がなのはを守れるようにならないと。そう思い手に取るのはいつかのノート。
なのはの事が大好きで、2人で一緒に飛ぼうと決めた夜につづった文章は今も私の心の中にある。
最近、少しずつだけど相談だってしてくれるようになったんだ。
自分の力を正しく伝えたい、誰かを守る力を伝えたい。そう願った彼女は武装局員となり、戦技教導隊を目指すと教えてくれた。
私の目指している執務官とはまた違った形だけど、なのはの力になって応援していきたいと思う。
さぁ、今日ももう遅い。なのはに可愛いねって言って貰うためにも早く寝なくちゃね。
電気を消し、ベッドにもぐる。昔は怖かったこの暗闇も、今はもう怖くない。

だって、夢の中でなのはに会えるから―――







何だかいろいろと御免なさい!

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