ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。
※ 百合思考です。
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1986/07/28
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恥ずかしいので止めて ^^;
ぬぅ、一時期と同じで短い分しか、かけなくなっているです。
2人出さないと、難しいですね~
2人出さないと、難しいですね~
気付いてしまうと、口に出せなくなる思いがある。意識してしまうと、恥ずかしくて伝えられなくなる思いがある。
気付くまでは、なんともなかった。口に出すことも、体で表すことも、何も問題がなかった。
恥ずかしいと感じることもなかったし、伝えることが普通なんだって思っていた。大好きだって気持ちを、沢山せつなに届けていた。
けど、あたしは気付いてしまった。美希たんや、ブッキーに向かう好きと、せつなに向けている好きが全然違うものであることに。
みんなに向けている好きは、みんなに言っている好きは、友達としてだったり、家族としての好き。
せつなに向けている好きは、なんて言うかこう、恋愛としての好きなんだと思う。
あたしは今まで恋なんてしたことがなかったし、誰か男の子を好きになるんだろうなーって漠然としたものでしか捉えていなかった。女の子に恋するなんて考えてみもなかったし、それがせつなになるなんて夢にも思わなかった。
ただ、意識してしまえば他の事を考えられなくなってしまったし、どれだけ考えてもせつなが好きってことに、せつなに恋していることに間違いはなさそう。
世の中には、女の子同士、男の子同士の恋愛だってちゃんと存在するらしい。
だけど、それは普通のことではない。一般的なことではない。
片思いで終わってしまうのが大部分。例え両思いになれて結ばれたとしても、周りの人達が認めてくれるのか、祝福してくれるのかは別の話。女の子が憧れているような恋愛とは、かけ離れた道を進むことになる。
「伝えられるはずないよ」
あたしは、せつなに幸せになって欲しい。ずっと笑顔でいられるような、そんな幸せを掴んで欲しいのに。
あたしが想いを伝えてしまったら、せつなを悩ませることになる。あたし自身が、せつなの障害になってしまう。
そんなのは、イヤだ。そんなことするなら、自分のことを嫌いになってしまう。
どうして、気付いてしまったんだろう? なにがきっかけで、気付いてしまったんだろう?
あたしはずっと、せつなの傍にいたいのに。それは、叶わない願いなの? 過ぎた願いなの?
分からない、分からないよ。こんなこと、今までなかったもん。
素直に伝えるのが1番だって、そう思っていた。気持ちは、言葉にしないと形にならないんだって、そう信じていた。
好きなものは好きなんだからしょうがない。我慢しているほうがおかしいって、そう思っていたのに……。
伝えられない思い、伝えるべきでない気持ちがあるんだって、初めて知った気がする。
それと同時に、今までの自分がいかにお節介だったかも分かって、ちょっとブルーな気分。
でも、悔しいな。
こんなにも近くにいて、1つ屋根の下で暮らしているというのに、あたしの思いをせつなに伝えることは出来ない。我慢していくしかないんだ。
伝えるのは我慢して、なるべく今まで通り振舞わないといけないんだね。
たはは、結構辛いや。伝えられないって、こんなにも苦しいんだ。
けど、仕方ないよね。
せつなのことが好きなのに、あたしの我侭に巻き込むわけにはいかない。せつなに笑顔でいて欲しいのに、茨の道に誘うことなんて出来ない。
いつまで我慢できるかは分からないけれど、せつなに恋人が出来たら諦められるんじゃないかな?
せつなの幸せそうな顔が見れたのなら、あたしも忘れられるんじゃないかな?
いつになるかは分からないけれど、ゆっくり待つしかない。
――あたしが我慢すれば、全部上手くいく
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