ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。
※ 百合思考です。
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恥ずかしいので止めて ^^;
2本目なんか書いてすみません。UPしてすみません。短くてすみません。
業務時間に合わせて、8時間やったらどうなるかなんて想像してみたんです。
まったく意味はありませんでしたが!
あ、ちなみに せつなさん独白です
業務時間に合わせて、8時間やったらどうなるかなんて想像してみたんです。
まったく意味はありませんでしたが!
あ、ちなみに せつなさん独白です
家族とは何だろう?
辞書から得られる知識は限定的であり、また私が知っているものに比べて非常に機械的だ。半分は概念のようなものであることは理解しているし、仕方のないことなのかもしれないけれど、私の知りたい情報は載っていない。
私が知りたいのは、家族とは何かではない。どういった状態の集団を、家族と呼ぶのかを知りたいわけではない。
私が知りたいのは、何をすれば家族として認められ、後ろ暗さを感じずにいられるのか。そういった、解決策を探している。
イースと呼ばれていた頃の私は、家族なんてものを信じていなかった。そんな絆はいつか崩れるものだと、鼻で笑っていたものだ。
他人に何かを任せるのも、自分にとって大事な場所を共有するのも、信じられない感覚であった。盗まれるかもしれない、傷つけられるかもしれない。そんな不安要素を抱えたまま暮らしていられるのが理解不能で、同時に羨ましかった。
イースとしての生涯を終え、キュアパッション、東せつなとして生まれ変わった今でも理解したとは言いがたい。
お父さんやお母さんが、何かを求めることもなく私を娘として迎えてくれた時、私は驚きと共に少なくない怯えを感じていた。
今までの私はイースとして、この町から不幸を吸い上げ続けていた。イベント会場を襲ってみたり、罪のない動物を利用してみたり、随分と酷いことをしてきたのだ。ラブ達はそれを知った上で受け入れてくれるから、後で責められることもないだろうし、仮に責められたとしても私は受け入れることが出来る。
だけど、家族として迎え入れてくれようとしている2人は違う。私が何をしてきたかも、どこの出身かさえ知らない。話すことなんて出来るわけないし、伝えたところで苦しめるだけだろう。
ただ、何かの拍子で私の過去がばれてしまった場合、この2人に非難されるのかと思うと、私の心は恐怖に染まる以外の道を取ることは出来なかった。
家に迎えられてからも質問されることはなかったし、桃園家について教えてもらうことの方が圧倒的に多い。
おそらくラブによる説明が大きいのだろうけれど、いつまでも黙っているわけにはいかないのだろう。全てのことを話し、その上で家族としての生活を続けても良いのか、判断をしてもらわなければいけない。
もっとも、現状として私は迎え入れてもらった立場であり、私自身が家族として何かしてあげられているわけではない。ついでに言ってしまえば、未だに家族というものは分かっていない。
「どうすれば、家族になれるのかしら?」
本当の家族になる為には、私は何をすればいいのだろう? 何をすれば、家族になれるのだろうか?
辞書を引いてもわからないし、初めから家族のいるラブに尋ねても答えは得られないだろう。
そうならば、自分で探すしかない。答えが見つかるまで、悩み続けるしかない。
「役割的なものとしては、どうなのかしら」
家族といっても、それぞれに役割があり。その役割を果たすことで、日々の生活を送っている。
お父さんは会社で働き、お母さんはパートをしながら家事をこなしている。ラブや私、子供は学校へと行き勉強。
この役割の中で言えば、私の行動はラブと一緒なので問題はないだろう。働く為には年齢が足らないし、学校をサボってまでお手伝いをする必要ないらしい。
お手伝いといえば、料理や掃除などは積極的に手伝わせてもらっている。
学校に行くのにも金銭的な負担があるし、せめてそれくらいをしなければ私の気が治まらない。
もっとも、そんな考え方をしているのがばれたら怒られるのだろうし、私の考え方は間違っていると言われるのだろう。
ただ、例え間違っているのだとしても、迷惑をかけている以上は何か役に立ちたいし。少しでも早く、家族になりたいと思う。
「その方法が分かれば、悩まなくていいのに」
解決策が欲しい。こうすれば家族になれるという、解決策が欲しい。お母さん達を笑顔に出来る、そんな解決策が欲しい。
我侭でもいい、難しくてもいい。だから、誰か教えてくれないだろうか?
それとも、生まれた時から家族でないのなら、どれだけ努力しても家族にはなれないのだろうか?
家族になる為の努力に意味なんかなくて、やり直したりすることも出来ないのだろうか?
そうだとしたら、私のやってることは――
「考えないほうが良さそうね」
桃園家のみんなは、快く迎え入れてくれた。今はそれで満足しよう。それ以上を望むのは、過ぎたことなのだろう。
――私の家族に、心配はかけられない
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