ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。
※ 百合思考です。
最近は、なのは以外も書き始めました。
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1986/07/28
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恥ずかしいので止めて ^^;
逆依存って中々素敵だと思いませんか?
頼られることにより、自分を確立する。頼ってもらえるからこそ、強い自分でいられる。
そんな頑張る女の子は、素敵だと思います。
(百合的思考にどっぷりはまっているので、女の子同士しか見てないんですよねー)
そんな感じで書いて見ました、えりつぼ になるか、 つぼえり になるか、書き進めてみないとさっぱり検討もつきませんけどね!
頼られることにより、自分を確立する。頼ってもらえるからこそ、強い自分でいられる。
そんな頑張る女の子は、素敵だと思います。
(百合的思考にどっぷりはまっているので、女の子同士しか見てないんですよねー)
そんな感じで書いて見ました、えりつぼ になるか、 つぼえり になるか、書き進めてみないとさっぱり検討もつきませんけどね!
考えてみれば、出会った時から私達の関係は変わっていないのよね。
あたしが騒いで、つぼみが傍で笑ってくれていて。
一緒にどこまでもいられるって、不思議な安心感があって。それは、つぼみも一緒なんだって思い込んでいた。
確認しなくても、つぼみの心くらい分かる。聞かなくても、そんなことは分かりきっている。
――そうやって、1番大切なことを見落とした。
だからこそ、あたしは焦ったんだ。つぼみがどこかへ行ってしまう。他の誰かのところで、幸せになってしまうって。
パリに旅行に出かけた時、あたし達はオリヴィエという不思議な少年に出会った。
人間とは思えないほどの身体能力の高さ。それに反するような優しい心と、寂しさ写した瞳。
つぼみに心配ばかりかけて、涙まで流させた子。
あの時はなんとか我慢出来た。彼が特殊な環境にいて、ちょっとだけ遠くにいることを理解していたから。
だけど、ショックだったんだよ?
あたしがいなければ何も出来ない。あたしがつぼみを守るんだって、そう意気込んでいたのに。
あたしは涙を止めてあげることさえ出来なかった。はげますことしか出来なくて、つぼみの力になれなかった。
悔しかったのかもしれないね。
オリヴィエは、つぼみに泣いてもらえたけれど。あたしが同じ立場だったらどうなんだろうって、そんな想像をしてしまった。
つぼみはきっと泣いてくれるだろう。えりかが可哀想です、どうにかしてあげたいですって。
いつきでも泣く。ゆりさんでも、もも姉だったとしても泣くだろう。つぼみは、そんな優しい子だ。
あたしだけが、特別なんじゃないんだよ。
あたしにとってのつぼみは、沢山いる友達の1人ではない。隣に住んでいるだけの女の子ではない。大切な、他の誰にも譲れない存在。
けど、つぼみにとってのあたしは、友達の1人でしかない。隣に住んでいる、仲の良い女の子程度の存在でしかない。代えのきく、ただの友達でしかない。
ねぇ、つぼみ。あたしはあんたのことが、好きだよ。友達ではなく、女の子として。友情ではなく、愛情なんだ。
けど、つぼみは違うんだよね? あたしは、ただの友達でしかないんだよね?
ちょっと騒がしいだけの存在でしかないんでしょ?
どれだけ想いを募らせても届くことはない。叶うことはない。そんな間柄でしかないんだよね?
どんなに努力しても振り向いてもらえない、親友以上の存在になることはない。そんな関係しか築けないんだよね?
大丈夫、分かってるから。分かっちゃったから。
つぼみは、普通に恋愛をするんでしょ? 男の子を好きになって、あたしに相談しにきたりするんでしょ?
どうすれば良いんでしょうかって、どうすれば振り向いてくれるんでしょうかって、恋する乙女の顔で質問するんでしょ?
「そんなの、イヤだなぁ」
どうしようもないことだって分かっている。あたしは、そういうポジションなんだって、痛いほどに分かってしまった。
けど、分かってはいても諦められない。つぼみの笑顔を、つぼみの心を誰かにさらわれるなんて、あたしには我慢できないよ。
無理だって分かっていても、実らない想いなんだって分かっても、苦しいだけでどうしようもないんだから。諦められるわけないでしょ。
「告白したら、どんな顔をするのかな?」
そんなこと出来ない。告白して、困らせることなんて出来ない。
あたしは、笑って欲しいだけなんだよ? 困らせたいわけではないんだよ。
けど、告白すれば意外と上手くいくかもしれない。案外、つぼみも伝えられなくて困っているかもしれない。
相思相愛で、周りに冷やかされるほどのカップルになれるかもしれない。親友から、恋人にランクアップ。何度も夢見たことじゃない。
そう、夢見たこと。夢にだけ見て、現実にならないことを思い知らされているもの。
「上手くいくわけない。困らせるだけで、どうやって断ろうかって悩ませるだけで、今の関係が壊れるだけだよ」
つぼみは悩んでくれるだろう。徹夜をしてでも、悩んでくれるかもしれない。
けれど、答えは決まっているから、悩むのは別のこと。
どう言って断れば、あたしが傷つかないか。どのタイミングで断れば、あたしが傷つかないか。どうすれば、あたしが泣かずにすむか。そんなことを考えてくれる。
つぼみは優しい子だから、あたしが笑顔でいられるように悩んでくれる。それが分かってしまっているから、告白だけするってのも出来ない。
「あたしが男の子だったら、悩まなくても良いのかな?」
隣に住んでいて、ファッションに興味があって――だめ、それじゃ今みたいな関係にはなれない。
つぼみみたいな奥手の子が、普通に話してくれるとは思えない。親友になれるとは思えない。
何より、そんな想像をしても意味はない。あたしが諦めるきっかけにすらなれない。
心のつぎはぎが増えていくだけ。つぼみへの想いでパンクしないように、想いが漏れてしまわないように。不細工になったとしても、縫い合わせて。いつも通りのあたしを保たないと。
着飾ることだけなら得意なのに、なぜ自分の心は誤魔化せないのだろう? つぼみは親友で、あたしの友達で。恋をしたら、応援してあげられるって。どうして声に出せないのだろう?
誰かに相談することすら出来ないし、形にも出来ない。やり場のない想いを抱えたまま、いつも通りに日常を過ごしていかなければいけない。
――あたしって、情けないなぁ
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