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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
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37
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男性
誕生日:
1986/07/28
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久しぶりに、鬼テーマ
つーか、これはテーマですか?

(・w・) テーマなんですね、分かります

今回はバルクホルン視点です
というか、ほかに思いつかなかったとも言える


「まったく、ハルトマンは何を考えているんだ」
ミーティングの時間になっても現れない彼女。どうせいつものように寝坊だろうが、許すわけにはいかない。
カールスラント軍人たるもの、時間は厳守すべきだ。
「いや、カールスラント軍人以前の問題だ。やつは、人間性に問題がありすぎる」
命令違反は数知れず、謹慎処分の回数は数え切れず。大よそ、規則と言う物に縁がないやつだ。
だが、そうだからといって私が諦めてしまってはいけない。
同じ部隊の者として、同郷の仲間として、少しでも修正してやるべきだ。
そう、せめて時間くらいまもれるように、徹底的に叩き込むべきなんだ。
「このままでは宮藤達にも示しがつかん」
軍曹待遇で編入した彼女等にとって、ハルトマンは上官となる。そう、中尉であるハルトマンは上官なのだ。
部下に手本を示すべき立場であり、規則を守るよう促すべき立場にあるはずだ。
宮藤達が絶望しなくても良いように、新兵である彼女等を導けるように、ハルトマン自身が成長するべきなのだ。
「本来はそうあるべきなんだがな」
今更の話ではあるが、やつもそれなりの地位にはいるのだ。故に、それなりの責任が伴うはずなのに。
いや、そう私の考えを押し付け過ぎるのも良くはない。ハルトマンにだって、言い分はあるはずなのだ。
「だからと言って、やつの言い分がまともだとは思えんのだが」
まともだとは思えない。認めるわけにはいかないのだ。
まぁ、確かに私が堅物である事は認めよう。頑固である事も認めよう。頭が固いと言われようとも、反論は出来ん。
堅物の軍人であり、リベリアンのようにジョークを理解できない人種である事も、良しとしよう。
それで祖国を奪還できるなら、ネウロイを撃破できるのなら、甘んじて受け入れよう。
『トゥルーデは真面目過ぎるんだよ。それに、みんなが自分と同じことを出来るなんて、そんなこと思っちゃ駄目だよ』
やつに言われた台詞がいつまでも心に残り、私の思考を蝕んでいく。あながち間違っていないだけに、否定も出来なかった事実が、私を苦しめている。
しかし、それでもハルトマンに常識を説かれるとは。なおかつ、それにミーナが納得するとは何事だ。
戦闘では優秀な成績を収め、確かにトップエースを名乗れるだけの戦い方をしている。
やつの戦果により救われた命だってあるし、事実私も助けられた事はある。
しかし、それは戦場のみに限っての話だ。
「1度、やつの面倒を見れば分かることだ」
私生活においては、全てがだらしない。これでもかと言うほどに、だらしない。
何をどうやれば、あのような部屋になるのだ? 片づけをしない程度では、あそこまで酷くはならないはずだ。
物は散らかり、足の踏み場はない。どこに何があるのか、本人ですら把握出来ていない。
私が時折やる掃除がなければ、全ての物がゴミになってしまうだろう。
「勲章すら床の上だからな」
確かに勲章を贈られただけでは、苦労は報われないのかもしれない。
それでもだ、あの扱いは酷すぎるだろ?
床の上、ゴミの中、洗濯物の下。とてもではないが、大切しているとは思えない。いや、完全に存在を忘れていると言えるだろう。
その内ゴミ箱のチェックでもせねば、捨てていそうで怖い。
「いや、流石のハルトマンもそれはないか?」
まずいな、確信が持てない。むしろ、いつかやる可能性のほうが明らかに高い。
「そもそも、物が多すぎるのだ」
軍役が終われば、医者になる。そんな夢があるのは聞いている。
その為に、意外なほど難しい本を読み、勉強をしているのは知っている。
普段のやつからは想像できない、そんな努力を重ねている事も知っている。やつのことだから、医者になってもうまくやっていくのだろうが――
「正直、かかりたくはないな」
私生活の事を知っていれば、信用するのは難しいだろう。いや、不可能といっても良いかもしれん。
とてもではないが、安心して身体を預ける気にはならんな。
「やはり私が傍にいなければダメか」
1人にした瞬間、とんでもないミスを犯しそうで怖い。
目を離した隙に、取り返しのつかないミスを犯してそうで、怖い。
ならば、私が傍にいるしかあるまい。鬱陶しがられたとしても、原因はやつにあるのだからな。
あのいい加減な性格が直るまで、私が傍にいて面倒を見てやることにしよう。

――まったく、仕方のないやつだ

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