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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
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迷走した結果がこれだよ!

1HSSという性質上、修正をかけられないのですが
(・w・)これは酷いかも



「バルクホルン大尉。先日の戦果を称え、本日正午に表彰を執り行います」
「急な話だな。私は何も聞いていないぞ?」
慣例通りに行われる朝のミーティング。本日はハルトマンが出席していることもあり、私の心は軽かった。
昨晩も早々に就寝し、夜中に何かをやっていたようだが……勉強でもしていたのだろう。
まったく、あの真面目さが日常生活で発揮されれば、私も少しは楽になるのだが。
「郵便事故により、通達が届いたのが先程です。急で悪いけど、準備してくれるかしら?」
「ミーナが謝ることじゃないさ。私はいつでも構わない」
表彰とは言え、別に式典が執り行われるわけではない。ミーナから勲章が渡されるのみ。
少々素っ気無いが、その分楽でよい。
「えーとね、それが1つだけ面倒なことがあるのよ」
「どうした、ミーナにしては歯切れが悪いぞ?」
もしかして、勲章が届いていないのか?
まぁ、それであれば形のみで行い。勲章は後日でも構わないが。
「雑誌の取材を兼ねているから、お洒落をして欲しいの」
「……すまない、ミーナ。もう1度言ってくれるか?」
私の聞き間違いか?
お洒落がどうこうと、そんなことを言っていた気がするが。
「バルクホルン大尉。あなたには、ドレスで式典に参加してもらいます」
「な、なんだと?」
ドレスで式典に参加?
いや、それが命令であれば拒否はしないが。何故だ?
「上層部からの指示でね。あなたに華やかな格好をさせるように、名指しできているのよ」
「それは、命令としてか?」
「当然ね。そうでもしないと、あなたはその服で取材を受けるでしょ?」
私に華やかな格好をさせろ?
今までも訳の分からない命令はあったが、今回のは飛びぬけているな。
人気取りが狙いだとしても、私は軍人だぞ?
「いーじゃねーか。公認でお洒落が出来るんだって、そう考えればよ?」
「五月蝿いぞ、リベリアン。貴様と一緒にするな」
公認でお洒落が出来る?
命令だから、大手を振ってお洒落が出来る?
普通はそれでよいのかもしれないが、私はそんな格好をしたことがないぞ?
どうしろと言うのだ。
「いえ、シャーリーさんの意見にも一理あるわ」
「どういうことだ、ミーナ」
何故、やつの意見に賛成出来るんだ?
私達は命を懸けて、人類の存亡をかけて戦っているのだ。
それなのに、お洒落をして表彰されろなどと――いくら命令だとしても、ありえない。
「トゥルーデの言い分は分かるけど、これだって必要なことなの。軍隊だからって、泥臭いところばかりを見せられないわ」
「そういうことか」
確かに、軍と言えども多少の華は必要だろう。今回は、その役目が私にたまたま回ってきただけ。
そう考えるなら、納得が出来なくもない。
「しかし、私はそういった服を持っていないぞ?」
「でしょうね。そう言うと思ったわ」
ここは最前線だ。お洒落などに気を抜いている、そんな余裕はない。
そんな暇があるなら、生き残る為に訓練でもしていた方が、余程有意義だ。
「はい、はーい。トゥルーデの衣装なら、私が持ってるよ」
「待て、ハルトマン。何故、そこでお前が名乗り出てくる」
服がない事を理由に、準備できない事を理由に断れる。
そう考えていたのに、余計な真似をするな!
「ふっふふ、こんなこともあろうかとね。このエーリカさんは用意していたのだよ」
「いや、それ以前に、何故お前が持っている?」
私とハルトマンでは、随分と体格が違う。
やつ自身、かなりの衣類を持ち込んでいるのは知っていたが、あれの他にまだあるのか?
「ほら、トゥルーデがデートする時に困ると思って」
「そのような可能性、考慮する必要がないだろ」
くだらん、そんな理由で持っていたのか?
それに、何故貴様に心配されねばならんのだ。
「えー、私は嫌だよ。軍服を着たトゥルーデと歩くなんて」
「何故、貴様とデートせねばならんのだ! その可能性は、即刻廃棄しろ!」
デートとは、通常男女のペアで行うもの。
そもそも、ハルトマンとデートするなどといった愚行、私がするはずないだろ。
「んー、誰も私とデートするなんて、そんなこと言ってないよ? 相手の気持ちになって、軍服はないよねって。そう思っただけだよ」
「なっ……」
しまった、はめられたか?
いや、ハルトマンがこんな周りくどいことをするとは、考えてもみなかった。
「はいはい、夫婦漫才はそこまでにして。ハルトマン中尉、頼めるかしら?」
「了解です。私に任せといてよ」
「あなたとデートするようになっても大丈夫なようにお願いね」
話を遮られた上に、ミーナにまで流された。その上、話がおかしな方向に向かっていないか?

――私はこんなの認めない

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