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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
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(・w・) なんか、講習に行って、直帰しました
     高所作業車って楽しいんだぉ(おもちゃではありません

エーリカ × バルクホルン テーマ:心の壁
なんか、凄く複雑に思えてきましたよ


「ん……あれ、ここはどこ?」
目を上げて、最初に移るのは白い天井。どうして、ベッドの上にいるんだろう?
昨日だって、いつものように本を読んでいたから、床に落ちているはずなんだけど。
それに、この鼻につくように薬品の匂い。清潔感が溢れすぎていて、私がいるべき場所だとは思えない。
けど、耳に入ってくる音に聞き覚えはあって、私の知っている場所の近くであることが伺える。
んー、それにしても身体が痛いのはどうしてだろう?
首や背中だったら、姿勢が悪かったの一言で済ませられるけど、腕だったり、足だったり、全身がくまなく痛い。
あっちこっちに包帯も巻かれているみたいだし、ほんと、何があったんだろ?
「まぁ、考えて分からない物は、考えても仕方ないよね」
そんな結論に至った私は、考えるのを止める。ここがどこか、何故身体が痛いのか、そういったことを考えている思考を停止させる。
そんなのはどうでも良い。そんなのよりも、考えるべきことがある。
私がベッドに寝ており、そのすぐ傍には人の気配がする。首を何とか動かし、苦労してその人影を捉えれば、私が眠っているベッドに寄りかかり、すやすやと夢の中に居るのが伺える。

というか、ものすごーく見知った顔であり、正直こんな場所が似合わない人間のはずだけどな。
どうして、トゥルーデがこんなところにいるの?
――昨日は、いつも通りだったよね?
いつも通り夜更かしをし、朝叩き起こされた。肩を捕まれぐらぐらと、私が目を覚ますまで揺らされる。
あれだって、もう少し遅くやってくれるのなら、ゆりかご代わりになるのに。トルゥーデは意地悪だなぁ。
その後で、宮藤の作った朝食を食べて……扶桑のご飯は美味しいけど、複雑な物も多いんだよね。みんなが苦手な納豆とかも、どうしてあるのか分からないし。
で、自室に戻って本を読むか、夢の続きを見るかで悩んでいたら、サイレンが鳴り響いた。
この場合のサイレンは、起床ラッパの代わりも出なく、もっと凶悪な事態を知らせる代物。
半分以上眠っていたからだが覚醒し、戦いの準備を終えるまで約1秒。
けして遅い方だとは思わないけれど、この為に存在しているんだし、もっと早く出来るべきなのかな?
何にしても、ストライカーを装着し、武器を持って出撃。
うん、ここまではいつも通りだね。変わったこともなく、おかしなところもない。
なら、出撃した後に問題があったのかな?
「……そっか、弾がなくなったんだ」
銃弾をつないでいるベルトが途中で切れ、全てが海に沈んでしまった。
海に落ちた弾薬は、さびていたり、銃器の不調を招くだけなので、もう使えない。戦場なのに、私は弾切れを起こしてしまったんだ。
「けど、戦えたよね」
シュトゥルムだけで頑張ってみたり、銃に残っている弾だけで対応したり、それなりに工夫してみた。
効率は悪かったけれど、けして戦えなかったわけではない。
ただ、戦いづらく、危険が増していただけ。
「それで、トゥルーデが弾をくれたんだ」
ベルトを1本、丸々くれたんだよね。うんうん、サイズは合わなくて困ったけど、あのお陰で残弾には困らなくなった。
いつも通りの、いつも以上のペースで駆逐できていた。
なら、どうしてベッドに寝ているのだろう? 病室みたいなところにいるのだろう?
私は、どんな失敗をしてしまったのだろう?
思い出せ、先頭の終わりのほうに何かなかったか?
みんなの様子は? ネウロイの増援は? エンジンの不調は? 何か気付いた事は……あった。
そう、弾を分けてくれた時のトルゥーデが、凄く疲れていたんだ。
激しすぎる戦闘でもないのに、凄く疲れた顔をしていたんだ。
そのせいでシールドが不安定で、ネウロイの攻撃を正面から受けれなくなっていた。
耐え切る事もできなくて、斜めに向いたり、押し戻されたりしていた。
そんな時、トルゥーデに対して十字砲火が行われようとしていたんだ。
いつもならなんともなく、避けてしまうはずの攻撃に、対応できないトルゥーデを見てしまったんだ。
だから、割り込んだ。シールドもそこそこに、トゥルーデとネウロイの間に飛び込んで。飛び込んで、どうなんたんだろう?
「ま、いっか」
見たところトゥルーデに怪我はなさそうだし、私だって重症ってわけでもなさそうだ。なら、なに1つ問題はない。
ここにいる間。501にいる間だけでも、私がトゥルーデを守ってあげたいから、これ以上傷つかないように守ってあげたいから。
それが果たせているのなら、何も問題はない。

――おなか減ったなぁ

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