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いやはや、待ったくを持って今更ですか……
( ^ω^) どうでもいいぉ
そんなことより、うpだぜ
エーリカ×バルクホルン テーマ:体調不良 です
こんどはエーリカに倒れてもらいました
どうして、こんなにことになったんだろう? どうして、わたしはベッドに横たわっているのだろう?
今日はもう眠くないんだよ? 今日はまだ、現実に失望していないんだよ?
それなのに、どうして私はベッドにいるの?
「では、私は訓練に行って来る。早く直せよ、ハルトマン」
「うん。いってらっしゃい、トゥルーデ」
元気な時に、万全の状態で惰眠を貪るのが好きだ。
警報が鳴ればすぐに出撃できて、訓練があるなら問題なく参加できて――だから、今の状態は好ましくない。
最近、部隊員の中に体調を崩し、寝込んでしまう者が増えている。そんな状態であることは、把握していた。
原因はいまいち掴みきれていないけれど、症状としてはかなりヤバいもの。
無気力感に脱力感。ここまでなら、普通の風邪と同じなんだけどね。
ついでに、魔法力の制御能力を著しく低下させるなんて、とんでもないオマケがついていた。
魔法力の制御が出来なくなる。個々の症状に違いはあるけれど、これは大きな問題だった。
ある者は放出させること自体が難しくなり、ストライカーユニットの始動すら出来なかった。
またあ、ある者は放出量が不安定になりすぎており、安定した結果を得られなかった。
そんな中で、私に表れた症状も不思議なものだった。
「うぅ……結構苦しいなぁ」
私は今ベッドに寝転がっているだけ。頭からタオルケットを被り、自身の身体の変化に耐えているだけ。
そうだと言うのに、それだけだと言うのに、床には魔法が発生させるきらめきが走り、私単体でも空を飛べそうになってしまった。
魔法力の無制限放出。私に表れたのは、そんな症状らしい。
いつもであれば必要な量を、必要なタイミングで使用し、空を飛んだり、戦闘したりしている。
だからこそ、無制限に放出されるようになってしまえば、全ての行動に狂いが生じてしまう。
まず、ストライカーをはくのは、もってのほかとされた。魔法力を制御できない以上、いつ落ちるか分からないから。
そしてなによりも、全力放出状態である今、長時間の行動、訓練に参加することは出来なかった。
「なんとなく、予想はしていたんだけどね」
常に全力で放出しているということは、すぐにでも枯渇してしまうということ。
幸いにして回復速度が遅くなっているなんてことはなかったけれど、魔法力を急激に消耗しすぎた私は、立っていることすら出来なかった。
ミーティング中に倒れ、意識が戻った時にはトゥルーデの腕の中だった。
担架で運ばれたり、おんぶだったりではなく、何故かお姫様抱っこだったけれど。そこは気にしないほうが良いよね。
その後、医師の診断を受け、療養が決定。現在3日目となるけれど、お風呂とトイレ以外では、部屋から出ていない。
「そろそろ暇なんだけどね」
幸いにして、読みたい本が山のようにあったし、時間を潰す手段には事欠かなかったけれど、凄く暇。
ついでに言うならば、私抜きでトゥルーデが戦闘に参加しているのが、心配で仕方ない。
だって、あのトルゥーデだよ? 猪突猛進、銃底でネウロイを殴り飛ばすトゥルーデだよ?
私以外にバディを組めそうな人はいないのに、予想通り今は単機で戦闘しているみたいだし……あー、無茶しすぎていないのか、心配だ。
いくらミーナが戦場に出てくれているとはいえ、常に見張っているわけではないのだから、いつもの調子で戦っていれば生傷が増えてしまう。
意外なほどに綺麗に手入れされ、中々にさわり心地の良い肌に傷がついてしまう。
女の子なんだから、少しはそこら辺にも気を払って欲しいんだけどなぁ。
「まぁ、期待するだけ無駄だね」
そこがトゥルーデのいいところでもあるから、あんまり深く追及しようとは思わない。あるがままで良い。
私が勝手に心配して、勝手にフォローするだけだから。
「うぅ……まただぁ」
考えないようにしていても、この症状からは逃げられない。
急激に魔法力を消耗したことにより、若干の寒さと、恐ろしいまでの眠気がやってくる。
勿論、逆らうことは出来ないのだけれど、ここまで無意味に寝るのはいやなだなぁ。
――早く、元気になりたい