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先日、とある本を読んで以来、私は1つのことについて悩むはめになった。
何気なく買った、心理療法系の本。
見えない人の心を治す場合、まずはイメージしやすい花などに例える。
その花が大きいのか、元気に育ているのか、みんなにどのように注目されるのか?
そういったものを、心の特徴として捉えていき、花を元気に知ることによって人の心も元気にしようという内容。
別にその内容が間違っているとかは思わないし、そういうやり方もあるんだなって、純粋に勉強になった。
ただ、人の心を花に例えるのなら、私の場合は何になるのかと、悩んでしまった。それが、ことの始まり。
だって、仕方ないでしょ?
私の心がどんな形をしているのか、全然分からないんだから。
花に例える為には、まず自分の心の形を掴まないと。
だって、仕方ないじゃん。
自分自身の心ほど、分からないものはないんだから。
私が思っていたほど、簡単な作業ではなかったというのが事実。
まぁ、結果的には私の心の形、イメージをつかむことは出来たんだけど……それ自体が、悩みを助長させてしまったんだよね。
私の心のイメージは、風。何かにとらわれることはなく、何にも縛られることのない、自由な存在。
思いついたとき、納得した。なるほど、私っぽいなって思った。
だけど、同時に気付いてしまったんだ。私の風はとても弱いって。
竜巻みたいに誰かに跡を残すこともなく、強風のように波を立てることも出来ない。
何にも縛られない代わりに、何にも影響できない。そんな風なんだって。
私の力は弱すぎて、誰にも影響を与えられない。誰かを守ってあげることは出来ない。
そして、そんなにも弱い風なのに、今は重たいものを抱えようとして、無駄に足掻いているんだなって。
誰かを支えようだなんて、身に余る行為をしようとしているから、無駄に力んでいるんだってね。
どうせ出来るわけもないのに、勘違いしたまま努力して。ちょっとだけ見返りがあればいいな、なんて我侭を言っている。
ほんと、私ってどうしようもないくらいに愚かなやつだったんだなぁ。
強くなれるはずもなく、誰かを支えることも出来ないのに、何を頑張っていたんだろう?
情けなくて、涙が出てきそうだよ。
――どうすれば、良かったのかな?