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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
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アルコールの魔力

らさは脆くも砕け散りました☆


(・w・) まぁ、文章が短くなっただけです

エイラーニャ テーマ;荷物


「ねぇ、エイラ。大丈夫なの?」
「これくらいなんともないさ」
軋む両肩に、引っこ抜かれてしまいそうな両腕。その先にある手は言うに及ばず。
正直、私1人で持ち歩くのは、凄く辛い。
「半分、持つよ?」
「いやいや、サーニャは私のことなんか気にせずに、ショッピングを楽しんでくれよ」
だけど、サーニャと出かけられているのだから、夢のような光景が目の前にあるのだから。これくらい、耐え抜いて見せるさ。
辛そうな顔を見せて心配されるよりは、笑っていてくれるほうが嬉しいから。
「そう、なの? だけどきつかったら教えてね。私も手伝うから」
「ありがとう、サーニャは優しいな」
絶対に頼むもんか。この笑顔が見られる時を、逃してたまるもんか。
それに、こう、ショッピングの時に荷物もちをしているなんて、恋人みたいで素敵だろ?
だから、例えサーニャと言えども、この役を代わることは出来ない。
「ほら、あそこの雑貨屋なんてどうだ? 気に入る物があるかもしれないぞ?」
私に気を使ってくれるのは嬉しいけれど、今はそれ以上に久しぶりのショッピングを楽しんで欲しい。
荷物は全部私が持ってやるから、何も気にせず楽しんで欲しい――


     ◇


「それに、荷物の中身を考えると、サーニャには渡せないんだよな」
サーニャの荷物に混じり、少しだけ買った私の荷物。
今日、このショッピング中に購入した何冊かの本。
「これをサーニャに見られるわけにはいかないんだ」
私自身がもう少しの勇気を持つために、恋愛に関する知識を手に入れるために、これらを買ったのだから。
サーニャに見つかってしまっては、何の意味もない。
「何より、恥ずかしいからな」
恋愛のハウツゥー本、恋愛小説、恋愛について綴った本。とりあえず、恋愛と名のつくものを片っ端から集めてみた。
これ自体を使うことは出来ないけれど、サーニャとの今後について考える上で、少しくらい参考にはなるよな?
デートの誘い方。食事の誘い方――
ん? デートと食事って別物なのか?
そんなの初めて知ったぞ?
……って、ここで読んじゃダメだ。いつサーニャが戻ってくるかも分からないのに。
「今日1日くらい、なんとかなるさ」
今日だけなら、私の知識だけでも何とかできるはずだ。サーニャの笑顔を守れるはずだ。

――さぁ、サーニャを追いかけようか

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