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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
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当ブログ内のSSは無断転載禁止です。 恥ずかしいので止めて ^^;
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なんか、今日は早く帰れるっぽいです

(・w・) まだ会社だけどねー

さて、そろそろ次のイベントに向けて、本格的に動くべき時期ですね
あ、でも、リリマジの収穫物を読みたいなー
次いで、レポも……必要かな? 書くほどのこと、ないんだけどな
それよりも、何らかの刺激を受けないとヤバイ
自分の書いているものが、つまらないぉ~


エイラーニャ テーマ;背中合わせ です
うーん、しっかりせねば

「今日も1日お疲れ様、サーニャ」
「エイラもお疲れ様」
夕食後のゆっくりとした時間。お茶を飲んだり、お喋りをしたり、みんなそれぞれ楽しそうにしている。
そんな中、私もエイラと向き合って、いつも通りのお喋りをしています。
毎日の訓練と、繰り返される出撃で体は疲れているけれど。今日は夜間哨戒がない為、のんびりとお喋りが出来る。
「サーニャ、眠かったりはしないか?」
「大丈夫よ、エイラ」
いつものように私を傷かってくれるエイラは優しくて、このお喋りの時間が私に明日を生きるための力をくれることを実感する。
エイラがいるから、エイラの傍にいて私も力になりたいから、私は頑張れる。
「いつもなら、夜間哨戒に出かける時間だから」
そう。いつも通りのシフトであれば、私にはこんなのんびりしていられる時間はない。ストライカーの点検をして、哨戒任務に出る準備をしなければいけないから。
だけど、今日は違う。
「そっか。けど、ミーナ中佐も良いところあるよな」
演習により夜間哨戒任務が中止となり、私はエイラと一緒の時間をすごせている。
なんだか、ミーナ中佐は忙しそうだけれど、嬉しいな。
「そーだ、折角サーニャが休みなんだし、夜景を見に行かないか?」
「夜景?」
いつもは雲の上ばかりを飛んでいるから、地上の景色を見る機会は少ない。そういった意味では貴重だけれど、エイラ寝なくても平気なのかな?
「ふふふ……実はとっておきのスポットを見つけたんだけど、一緒に見に行かないか?」
エイラが折角につけてくれたスポット。確かに行きたいけれど、良いのかな?
夜間任務である私とは違い、エイラは明日も朝から訓練があるはず。そして、そのまま待機でしょ?
それを考えると、私の都合だけで動くのはよくない気がする。
「その、なんだ。そんな顔しなくても、大丈夫だぞ」
「どうしたの?」
私は、まだ何も言っていない。それなのに、エイラには伝わったのかな?
「サーニャ、私の心配をしているだろ? 明日も朝から訓練なのに、夜更かしして良いのかって」
「うん、大体合ってる」
少しだけ違うところがあるけれど、意味は一緒。
それにしても、喋っていないのに感じ取ってくれるのは嬉しいな。
「大丈夫だよ。今日は、その、ネウロイもいなかったし、訓練もあまりきつくなかったし」
どうして、行きたいから一緒に行こうって誘えないの?
素直に、エイラの気持ちを伝えてくれないの?
今喋っている理由が、全てなの?
「だ、だから、一緒に行ってくれると嬉しいな」
見せたい景色があるから、一緒に出かけよう。エイラは、そう言いたいんだよね?
私と一緒に見たい夜景がある。そういうことだよね?
「私は構わないけれど。どこへ行くの?」
「歩いて10分程の丘だよ」
なら、そのまま伝えてくれれば良いのに。どうして、そんなに真っ赤になっているの?
みんなとなら普通に話せるのに。どうして、私の目を見ながら話してくれないの?
こんなに傍にいるのに、ちょっとだけ寂しいよ。
「この前の哨戒任務でさ、偶然見かけたんだけど。あそこなら、夜景だって綺麗なはずなんだ。サーニャだったら、きっと気に入ってくれると思うんだけど……」
「うん、分かった」
どうしても最後の方は小さくなってしまう。
エイラらしいえばそれまでだけど、たまには格好良いまま誘って欲しいな。


     ◇


道中の会話も楽しかった。エイラと一緒に歩けて、それだけで嬉しかった。
耳を澄ませば聞こえる音も、2人の足音が重なる瞬間も、全てエイラが贈ってくれる物だから。逃さず受け止めたい。
記憶に、心に、そして体に。しっかりと刻んで、ずっと覚えていたい。
「もう少しだからな。足、痛くないか?」
「平気よ。エイラこそ、大丈夫?」
明かりもないような夜道を、2人で歩く。一歩踏み外せば何があるかも分からず、自分が歩いている場所すら分からないような道。
それでも、エイラと2人なら平気だよ。
「私は大丈夫さ。なんたって、サーニャと一緒なんだから」
「……バカ」
意識さえしていなければ、こんな格好良い台詞だって言える。だからこそ、エイラにはもっと素直になって欲しいな。
そうすれば、私達の関係だって進展するはずなのに。難しいね。
「あの、そのゴメンな。もう少しでつくからさ」
「違うの、エイラは悪くないわ」
私の、バカ。恥ずかしくても、お礼を言わないといけなかったのに。
これじゃ、エイラに素直になってほしいなんて言えない。
「そうなのか? と、とりあえず、ここなんだけど。どうかな?」
「もう、ついたの?」
手を広げ、場所を示してくれるエイラ。
その動きにつられるまま顔をあげ、私の動きは止まってしまった。
「どうかな、サーニャ?」
やわらかい月の光を反射する湖。そこへ静かな音を立て、流れ込んでくる川。
良く目を凝らして見れば、水底で魚たちがきらきらと輝いている。
空気は澄んでいて、緑のにおいがとても濃い。
まるで世界に溶けてしまったような、一体感を感じられるような場所。
「綺麗……」
主張しすぎることなく、静かに。穏やかでいて、美しさを感じさせる。
目だけではなく、肌で美しさを感じられる。そんな風景が広がっている。
「サーニャなら気に入ってくれると思ってさ」
そんな中で見る彼女の笑顔は、いつも以上に綺麗で、ちょっとだけ格好良かった。

――ありがとう、エイラ

 

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