リンクフリーです。
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( x w x ) みきゅー
首が痛いのでございます
頭に血が上りません
というか、首が動きません
エイラーニャ テーマ;太陽 うpです
……テーマまで辿り着けなかったー
「サーニャ大丈夫か?」
「うん、平気よ」
インカム越しに聞こえる柔らかい声。私の心にある、闇を払ってくれるようなこの声。
知っている? この声があるから、私は迷わず真っ直ぐに帰ってこれるのよ?
知っていた? この声に包まれているから、私は夜の空も怖くないの。
「エイラ……」
「どうした、眠いのか?」
「ううん。エイラ、寝なくて平気なの?」
私の夜間哨戒に合わせて、起きていてくれるのは嬉しい。
だけど、それが原因でエイラが体調不良になったり、元気がなくなるのは悲しいから。
だから、眠たい時は遠慮せずに教えて欲しい。私に出来るのは、それくらいしかないのだから。
私よりも、自分の体を心配して欲しい。
「ん? 私なら大丈夫に決まっているだろ?」
「そう? ならいいけど」
エイラが大丈夫だって言うのなら、私はそれを信じるよ。
信じて、影からそっと支えてあげる。
「そんなことよりさ。サーニャ、今日の夜はどうだい?」
「風も静かで、寒くない。月も出ていて遠くまで見渡せるわ」
風がなく、とても穏やかな空。それに雲も少ないから、明日はきっと晴れる。
電離層だっていつも以上に利用しやすく、通信感度もバッチリよ。
「そっか……なら、今夜はのんびりと飛べそうだな」
「うん。ネウロイも見当たらないし、問題なさそう」
世界中のナイトウィッチ達と交信できる時間。私がエイラと一緒にいられる時間と同じほどに、かけがえなく思っているこの時間。
エイラは、そんな私の気持ちを理解してくれた。
ずっと傍にいたい。サーニャの隣は私のもんだなんて言うのに、私の楽しみを邪魔することは絶対にしたがらない。
それは嬉しいことだけど、もう少し我侭を言ってくれても良いと思うけどな。難しいね。
「エイラ」
「どうかしたのか、サーニャ?」
「ごめんなさい、呼んでみただけよ」
私は名前を呼ぶだけで安心できるのに。名前を呼ぶだけで、温かい気持ちに包まれるというのに。
私は、どうすればエイラを幸せに出来るのかな?
何をすれば、エイラを笑わせられるのかな?
――どこかに答えがないかな?