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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
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37
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男性
誕生日:
1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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(・w・) こんばんは

とりま、うpです

エイラーニャ 隠し事ー3


「失敗したのかな?」
カーテン越しに柔らかな光が差し、私のほほを風が撫でる。
エイラと2人で使っている部屋なのに、彼女の姿はなく。現在は私だけ。
――訓練の関係で離れているだけなのにね。
今までは何ともなかったはずなのに。今までは平気だったはずなのに。
僅かに離れているだけでも、不安になってしまう。
「嫌われてないかな?」
私は全てのエイラを受け入れたい。全てのエイラを知りたい。
だけど、エイラはどうだろう? 全部の私を、本当の私を受け入れてくれるかな?
あの時は焦ってしまって、エイラの表情を見ている余裕もなかった。
ただ伝えるだけで精一杯だった。私の想いを伝えるだけで、精一杯だったから。
「不安になっちゃダメ」
信じ抜くって決めたんだから。信じて、信じて、信じぬくって。
私の好きになったエイラを。私に恋を教えてくれたエイラを。信じていたいから。
「こんな心で待っていてはダメ」
心の動きが、エイラに伝わってしまう。エイラを心配させてしまう。
それでは、意味がないでしょ? もっと落ち着いて、お昼寝をしながら彼女を待てば良い。
そうすればいつも通りの笑顔で帰ってくる。いつも通りの笑顔で接してくれる。
どこか照れているような、まっすぐに私を見てくれない笑顔で……いや、そのままはちょっとだけ寂しいな。
勇気を出したから、ご褒美が欲しいなんて思うのは、我侭なのかな?
エイラの笑顔を正面から見たいなんて、そんな我侭を伝えても良いかな?
「ちょっと複雑かもしれない」
私達の関係は壊れなかった。私達の関係は、ほんの少しだけ前に進んだ。
そんなふうには感じられたけど、ただそれだけ。それ以上は、何もない。
「私も、我侭になっていいかな?」
エイラは言っていた。私の言う我侭は、ただのお願いだって。
我侭なら、エイラの都合を考えずに伝えるべきだって。
ペリーヌさんが言っていた。変わろうとするのは、悪いことじゃないって。
失敗を恐れるくらいなら、やった後で後悔しなさいって。
リネットさんが言っていた。仲良くなりたかったら、近づく事から始めるって。
笑顔で伝えたら、相手は受け取ってくれるって。
「沢山、教わった」
私の恋愛。私達の恋愛。ただ、それだけのはずなのに、みんな協力してくれた。
色々なことを教えてくれて、色々なものを見せて貰った。
「応えなきゃ」
応援してくれた、その温かさに応えたい。無駄にしたくない。
教えてくれた、その優しさに応えたい。無駄にしたくないの。
今度は私が頼ってもらえるように、私もみんなの力になれるように。私は、ここで頑張ろう。

――今が動き出す時だから

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