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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
HN:
らさ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


メールアドレス
yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
◇を@に変えて下さい
当ブログ内のSSは無断転載禁止です。 恥ずかしいので止めて ^^;
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寒い夜~ 星はまたたき~ 死者は眠るぅぅぅ

あれ?

はい、こんばんは らさでございます
テーマが微妙なのは、愛嬌だとでも思ってください

ストライクウィッチーズ サーニャ独白系 テーマ:1人 です

なんか、下手になってきた気がするぞ?


「月が見えない……」
いつも通りの夜間哨戒任務。魔力針で辺りを索敵しながら、飛び続ける。
暗くて、寒くて、見渡す限り何もない。
けど、世界中にナイトウィッチは存在するんだ。
「みんな、元気かな?」
カードを交換し、時々通信をしている彼女達。時間が合わないことも多いし、定期的に通信できるわけではないけど。
大切なお友達だから。
今が戦争中でなく、平和なら集まってみたい。いつものように魔力の反射で通信するだけではなく、顔を合わせて笑い合いたい。
そんな夢、叶う日がくるかな?
「寂しい、か」
天候は個人的に最悪。電離層への道が塞がれていて、魔力をうまく反射させることが出来ない。
拡散して、散り散りになって、相手へ届かない。
はぁ……こんな日もあるんだよね。分かってはいるけど、ちょっとやりきれないよ。
ナイトウィッチにとって、情報交換も兼ねている。そんな通信をとめられているから、ちょっとだけイライラしてしまう。
新種のネウロイだったりしないよね?
お父様の歌を真似てみたり、雲の中に隠れ続けてみたり。前に戦ったネウロイは、随分と変わっていた。
そして、強かった。
もし、あの時芳香ちゃんがいてくれなかったら。
もし、あの時エイラがいてくれなかったら。私は撃墜されていたかもしれない。
撃墜。お父様達と再会することもなく、エイラ達と一緒にいることすら許されず、堕ちる。
そんなの嫌だから。
「エイラ――何してるかな?」
私と同室で、何かと世話を焼いてくれる彼女。幽霊みたいで、いるかいないか分からない。そんな私を気遣ってくれる彼女。
どうして、助けてくれるのかな? 同じ部隊にいるから?
けど、それだけではない気がする。
どうして、助けてくれるのかな? 同じ部屋で生活しているから?
けど、それだけで助けてくれるの?
「エイラはどうして、私に構うのかな?」
私に笑いかけてくれる、エイラ。私と笑ってくれるエイラ。
何か困ったことがあれば、真っ先に駆けつけてくれるし。気付いたら、私の側にいてくれる。
私といて、楽しいのかな? 私といて、嫌な思いをしていないかな?
エイラは良いところが沢山あるから、みんなに好きになってもらえるのに。どうして、私の側にいるのかな?
エイラはみんなと仲良くできるのに、どうして私の側にいてくれるの?
「エイラは誰にでも優しい。ただそれだけ」
そう、それでも勘違いしてはいけない。
エイラの優しさは、私だけに向いているわけではない。
ただ、一緒にいる時間が長いから。私にとって、1番優しくしてくれる存在だって、そう感じているだけ。
エイラにとって、私は特別ではない――


     ◇


「暗くなってちゃダメ。もっと元気にいかないと」
存在感がない。幽霊みたい。ただでさえそんなことを言われているのに、これ以上暗くなっちゃダメ。
あまりネガティブなことばかり考えていたら、エイラからも嫌われてしまう。
「それは、嫌だ……」
考えた瞬間、世界が閉ざされてしまうような、そんな寒気がした。
想像することさえ出来ない。想像したら、泣いてしまいそうになる。そんな恐ろしい未来。
そんなの、受け入れられないよ。
エイラの側にいたい。
その為になら、嫌なことでも、難しいことでも我慢する。
その為に必要なら、どんなことにでも挑戦する。戦い続ける。
「エイラの笑顔が、私の宝物」
輝くような、辺りが明るくなるような、そんな笑顔。
その笑顔を、ずっと私に見せて欲しい。
「エイラの声が、私の宝物」
鈴の鳴るような、聞いているだけで安心出来る声。
その声で、私の名前を呼んで欲しい。
「エイラとの時間が、私の宝物……」
振り返ると、心が温かくなる。思い出すだけで、嬉しくなってしまう。そんな思い出。
将来ずっと、その思い出を守り続けていきたい。

――エイラ、いつまでも側にいたい

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