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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
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リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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当ブログ内のSSは無断転載禁止です。 恥ずかしいので止めて ^^;
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ちきしょー
こんちきしょー

Bond!! にゃのは先生の策略に嵌りました
ええ、珍しくやられたんです

だが、私にはぬかりはない
(・w・)全部書けば、無問題☆

そんな感じで ストライクウィッチーズ から エイラ×サーニャです
ほぼ独白ですが、まぁ、今後に繋げる予定です

……多分


部屋の中が明るくなり、朝が近づいてきた頃。起床のラッパよりも早く、私は目を覚ます。
まぁ、目を覚ますと言っても起き上がるわけでもなく、ただ待つだけ。
そろそろ部屋に帰ってくるはずの、疲れている彼女を待つだけ。
「ただいま……」
本来であれば、まだ眠っているはずの私に向けた挨拶。気持ち的には、返事を返してあげたいけどぐっと我慢だ。
ここで返事をしてしまえば、私が起きているのがバレてしまう。バレてしまえば、彼女の行動は変わってしまうだろう。
それじゃ、ダメなのだ。
「おやすみなさい」
部屋に帰り、衣服を脱ぎ散らかしたら、ベッドにダイブ。うん、いつもと変わらない反応。
ぼすっというマヌケな音を立てて、私の横へと天使が横たわる。
――いつものことだけど、この瞬間だけは緊張してしまう。
私の視界を全て埋め、幸せの海へと押し流してくれる寝顔。
そっと閉じられたまぶたは神秘的で、ふっくらとした頬はとても柔らかそう。
聞こえてくる寝息は心地良くて、私までもう1度眠ってしまいそうになる。
「おかえり、サーニャ」
彼女が寝息を立てだして、10分程経った頃。熟睡しているのを確認した私は、挨拶をする。
おはようと言うべき時間に眠り、おやすみと言うべき時間に起きる。
そして、そのまま夜間哨戒へと出かけるサーニャ。
出来ることならば、私も一緒についていきたい。サーニャと一緒にナイトウィッチとして活躍したい。
そんな思いは、今でも胸の中を渦巻いている。
けど、現実はそんなに甘くない。
ただでさえ少ない、ネウロイへの有効手段。その1つであり、実質的な戦力である私達ウィッチ。
もっと適正のある者が多く、軍へ入ることを拒まなければ、私の思いも叶えられたのだろう。
「私まで夜間哨戒に出たら、戦力が不足するからなぁ」
私の所属している、第501統合戦闘航空団。数ある部隊の中ではそこそこの戦力が揃っているけど、十分とは言いがたい。
各個人の能力頼みになっていることも多く、新人すら容赦なく戦場へ送らねばならない。
そんな状況下で、私の意見なんて通るはずないんだ。
「ミーナ中佐は優しいんだけどな」
部隊をまとめているミーナ中佐の好意により、時々ではあるけれど私も夜間哨戒に参加出来ているんだ。これ以上は望んではいけない。
サーニャと一緒にいたくても、サーニャを守りたくても、私は基地に留まっている必要があるんだ。
「だからこそ、私は寝るわけにはいかないんだ」
夜間哨戒に出ている人員は、サーニャただ1人。確かに、感知能力なら1番だし、突破力だってある。今までの経験もあるのだから、、簡単にやられたりはしないけど……。
何かあった時に動けるよう、寝るわけにはいかない。
「サーニャに何かあった時、どうやって助ければ良いんだよ」
強くても、不意を突かれてしまえば対応出来ない。
強くても、集団で攻められては限界がある。
そんな時、誰がサーニャを守れるんだ? 怪我をしたサーニャを、誰が助けられるんだ?
未来余地の魔法が使えたところで、サーニャを助けられるわけではない。
嫌なことが、良くないことが起きそうな時に、無理を言ってでも同行するしかない。
たったそれだけのことにしか使えない。そんな能力なんだ。
「私には、サーニャを助けられるだけの力はない。私だけでは、サーニャを救うことは出来ない」
こんなにも側にいて、手の触れられる距離にいるのに。私には、この子を守れる力はないんだ。
どうしてなんだ? 私はウィッチなのに、どうして助けられないんだ?
どうすれば良い? 私がサーニャを助ける為には、何をすれば良いんだ?
「答えなんて、出るわけないか」
そんなもの、考えて分かるのならとっくに実行している。
サーニャを守れるのに、サーニャを助けられるのに、私が躊躇するはずないもんな。
「サーニャは、私の大切な人なんだ」
友人であり、戦友であり、それ以上に大切な人なんだ。
サーニャを傷つけるやつは許さないし、サーニャが望むことなら何でも叶えたい。
まぁ、それだけの力を手に入れないといけないのは、十分理解している。
「もっと頑張らないとな~」
単純に強くなっただけでは、意味がない。私は、エースになる必要はないんだ。
サーニャを守れる、そんな強さが必要。
サーニャが危険にさらされない様、上層部に意見できるようになる必要がある。
「撃墜数を増やし、発言力をつける。その上で、昇進する必要があるんだもんなー」
今のミーナ中佐みたいになれれば、私の思いも叶うのだろう。
サーニャを守れ、危険から遠ざけることも可能。それはとても良いことだ。
「強くなる努力をして、能力に磨きをかけて。サーニャを守るんだ」
遠くて、想像も出来ない道のり。それでも、私には目的があるから大丈夫。
絶対、守ってみせるからな。

――お休み、サーニャ

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