テーマ；言葉

最近、短くなりつつある、私のＳＳ
なら、いっそのこと短いままでいってみよう
膨らませる前、種のままで使ってみよう

今日はそんなのをうｐです

（・ｘ・）　面倒だったんだなー。分かるけど、さっさと書けよ
（・ｗ・）　……はい。ごめんなさい


なのフェイ　テーマ；言葉

「なのは……」
私の喉が震え、空気を伝って彼女へと届く言葉。私の心を震わせ、彼女へと飛んでいく言葉。
ただ、名前を呼んだだけなのに。それだけなのに、どうしてこんなにも切ないの？
なのはのことを思い、なのはの笑顔を思い浮かべ、なのはの名前を呼び。私の心が、なのはを求めている。
「会いたいよ」
管理局員としての仕事、執務官の仕事自体に不満はないけれど。時々、嫌になることがある。
なのはを守る為に、大切なものを守る為に執務官になったはずなのに。その、大切なもののそばにいられないのは、どうなのかな？
なのはの笑顔が見れなくて、心が冷たくなっていくのはどうすっれば良いのか？
「寂しい」
なのはの笑顔が見たい。なのはの声が聞きたい。なのはの手に、触れたい。
だけど、この空の続く先に、彼女はいない。別の世界、別の空の下で、今日も頑張っていることだろう。
執務官として、教導官として。私達は、それぞれの道を歩んでいる。別の夢を追う為に、別々の道を選んでしまっている。
だからといって、連絡すら取れない日々が続くのを甘んじて受け入れて良いの？
私が寂しいと感じている今、なのはが平気だなんて思えないのに。
「どうしよう」
せめて通信さえ出来れば、メールを送ることも出来る。時間さえ合えば、音声を飛ばすことだって可能なんだ。
だけど、ここからなのは達のいる世界までは遠すぎて、通信なんて出来ない。
もっとも、現在扱っている案件の秘匿性からかが得れば、例え目の前にいたとしても会話は制限されるはずだ。
「早く解決するしかないよね」
捜査を進め、犯人を割り出し、逮捕すれば良い。口に出せば、１０秒もかからないような、そんなことだ。
解決してしまえば、一度は帰宅できる。なのはの元へ、帰れるんだ。
不謹慎かもしれないけど、それを目標に頑張ろう。

――早く、声が聞きたいよ