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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
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すず×アリSS 「犬耳すずか」を移動です。
うん、タイトルにセンスが無いのはいつものこと。







「す、すずか・・・」
「何かな?アリサちゃん」
ちょっとしたいたずらのつもりだったんだけど、失敗しちゃったかな?
「すずかはアタシの王子様で、アタシの我がままを聞いてくれるのよね?
「うん。私に出来る事ならね」
目を見張って私を見つめてくるアリサちゃん。私としては中々進まない関係をちょっとだけ進めようと思ったんだけど・・・少し刺激が強かったのかな?
昨日はアリサちゃんのお家にお泊りに来ました。一緒にご飯を食べて、お風呂に入って・・・そういえば、アリサちゃんの体綺麗だったなぁ。思い出しただけで鼻血が出ちゃいそう。
その後、アリサちゃんのお部屋で楽しくお喋りをしていたんだけど、眠くなったので寝ちゃいました。その時、真っ赤になったアリサちゃんがほっぺたにお休みのキスをしてくれて、とても嬉しかった。
お礼というのはおかしいのかも知れないけれど、ちょっとした悪戯心もあって朝起きた時にコレを付けてみたの。ヘアバンドにふさふさした耳が付いていて、意外なほどに温かいソレ。
寝起きのアリサちゃんを一瞬にして覚醒させ、今にも飛び掛ろうとさせている『犬耳』。
アリサちゃんは犬が大好きな女の子。お喋りをしている時も犬を撫でている。そんな犬達が羨ましくて、私も頭を撫でて欲しくて、付けてみたんだけど・・・効果は絶大だったみたいだ。
いつもはどこかツンとしているアリサちゃんが、私を目の前に大変な事になちゃってる。
「だ、大丈夫よ、突然襲ったりはしないから。ちょっとだけ、そう、ちょっとだけ頭を撫でさせてくれればいいから・・・」
「うん、良いよ」
手が怪しく動き、息も荒くなっているアリサちゃん。そんな状態でも襲わないのはお姫様としての自制のせいかな?
でも少し怖い感じがするけど、私を見てこんなに興奮してくれているのなら嬉しいな。
「い、いくわよ」
「ふふ、私は逃げないよ?それに何があっても後悔しないから」
私はアリサちゃんとなら何があっても後悔しない心構えは出来ている。アリサちゃんを守り、共にあるのが私の願い。
いつでも格好良く、颯爽と現れる王子様でいたい。アリサちゃんをピンチから救い出し、傍にいるだけで微笑んで貰えるような存在になりたい。
「あぁ・・・可愛い、すずかが可愛すぎるぅ」
格好良い王子様にはなれないかもしれないけどね・・・。
とろけきったような声を出し、私に抱きついて頬ずりしてくる姿は貴重で私のささいな悩みを吹き飛ばしてくれる。アリサちゃんの柔らかい髪の毛が鼻をくすぐってクシャミが出そうだけど、ここは王子様として我慢しなきゃ。
ただ1つだけ、寝起きにやったのが間違いだったのかもしれない。薄いパジャマ越しに伝わってくる温かさと何ともいえない柔らかさに、私までとかされてしまう。
冷静になれ、落ち着けと言い聞かせても自然と腕がアリサちゃんを求めてしまう。
「す、すずかっ?」
さっきとは打って変わって、慌てたような上ずった声。あぁ、ダメもう我慢できない。
可愛らしい唇が私を呼んでいたので、そっと挨拶に伺った。
「ふふ・・・おはようのキスだよアリサちゃん。私の可愛い姫様は目が覚めましたか?」
聞かなくていい答えも聞いてみたくなる。
「バ、バッチリ覚めたわよ」
真っ赤になる仕草が可愛くて、ついついいじめてしまいたくなる。その可愛い仕草をもっと見てみたくなる。
その魅力にとかされて、今すぐにでも襲ってしまいそうになる気持ちを抑えつつ『王子様』の役に自分を当てはめ、アリサちゃんを口説いていく。
「本当かなぁ?アリサちゃんは居眠りキャラだから、スグに寝ちゃうんじゃないの?」
「え?そ、そんな事ないわよ。すずかどうしたの?何かあったの?」
必死に私から逃れようとする仕草が可愛くて、段々と意識が遠のいていく。
「ふふ・・・私はいつも通りの月村すずかだよ。」
アリサちゃんの魅力に酔っちゃってるけどね。
ふらふらする視界も、ちょっと聞こえにくい耳もアリサちゃんと一緒に居るせい。アリサちゃんを目の前にして緊張しちゃっているせい。
「いや・・・犬耳を付けたまま言われても説得力ないわよ」
例え犬耳を付けていようが、アリサちゃんに酔わされていようが、私はアリサちゃんの王子様。
「あら?可愛くない?アリサちゃんがわんちゃん好きだから、可愛がって貰おうかなと思ったのに?」
わん、と小さく吼えながら首を傾げてみせる。
「ちょっ、ちょっとすずか、ソレ止めなさい・・・」
凄い勢いで私から離れ、そっぽを向いてしまっているアリサちゃん。真っ赤な横顔と態度からすれば成功かな?
ちょっと卑怯かもしれないけど、こうでもしないとアリサちゃんと互角に付き合えない。
ちょっと悲しいかも知れないけど、役にはまらないと自制できない。
「ふふ・・・そんなに離れなくて良いのに。アリサちゃんは私の事嫌い?」
抱きしめて欲しいから意地悪にもなっちゃう。傍に居て欲しいから我侭も言っちゃう。
果たして我侭なお姫様はどっちだろう?
「あぁ、もう!そんな可愛い仕草しちゃダメでしょ!」
アリサちゃんも暴走モードに入っちゃったかな?飛んできたかと思うと私を抱きしめ、猛烈な勢いで頬ずりを始めた。ふふ、嬉しいなぁ。
それに・・・
「アリサちゃん、やっと可愛いっていってくれたね。私嬉しいよ」
本人にどれだけの自覚があるかは分からない。でも、アリサちゃんは『好き』とか、『可愛い』って言ってくれない。
私はこんなにも愛しているんだから、毎日でも言って欲しいのになぁ。
でも、そんなアリサちゃんだって好き。それにアリサちゃんはツンデレだから、1度とかしてあげれば素直になってくれるもんね。
「な、何よ!別に喜ぶ事じゃないでしょ。すずかはアタシの恋人なんだから可愛いのは当然でしょ」
ほ~ら、スグにこうなる。ただ、こうなっちゃったら、全然制御できないらしいから・・・
「も~、いいわ。我慢するの止めた!」
「え?アリ・・・んっ。はっ・・・ん、ダメ、そんなに強くしちゃ・・・んちゅ」
激しすぎる。息も出来ない。
才能といっていいのか、アリサちゃんはキスがとっても上手。一度唇を奪われたら虜になり、飽きるまで蹂躙される。
歯の裏から、ほっぺの内側、ベロの根元まで―――逃げる事もかなわず、最後にはベロを引きずり出され、吸いつくされてしまう。
「ん、らめらよアリサちゃん。まだ朝なんだから・・・」
何とか離して貰い一息つく。はぁ、何だか頭の中がバチバチいってる気がする。
「あら?朝はキスしちゃだめなの?自分はしておいて、それは無いんじゃない王子様?」
「あぅ・・・」
おはようの挨拶だよって言おうとしたら、また唇を塞がれてしまった。
みんなの前では大人しいお姫様な分、2人っきりでスイッチが入ってしまったアリサちゃんは止められない。
襲うお姫様に襲われてる王子様。ちょっとおかしな関係かもしれないけど、きっと私達はこれが幸せなんだ。普通とは違う恋をしている2人には丁度お似合いかもしれないね。
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