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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
HN:
らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
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当ブログ内のSSは無断転載禁止です。 恥ずかしいので止めて ^^;
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はい、日曜日です
土曜日ではありません!

……SSは出来てたんですが、UPし忘れてましたw
だって、らさだもの。仕方ないじゃない!


すず×アリ に【灯火】を追加しました。
ん~、久しぶりのアリすずかな?
時期が外れているのは仕様です ><)ノ



☆拍手レス★
>もっと唯とあずにゃんのラブラブssをみてみたいです。
け、けいおん!でリクエスト?を頂けた……頑張るです ><)/オー





塾の帰り道。いつもと違って1人で帰る道はとても冷たくて、怖い。
光の届いてない影から何かが襲ってきそうで、足が止まってしまう。
「アリサちゃん、何してるのかなぁ」
いつもならこの手を引いてくれる彼女は、居残り中。
最近のアリサちゃんは成績が良くないらしく、ちょっと先生のお小言を貰っている。
「勉強なら、私が教えてあげるのになぁ……」
あんまりにも難しいことは無理かもしれないけど、今やっている内容ぐらいなら私だって教えることが出来る。
それに、アリサちゃんに教えられるんなら、頑張っちゃうんだけどな。
普通に勉強していてもアリサちゃんは飽きてしまうから、何か考えてあげないと……。
ご褒美とか、どうかな?
点数に応じてデートかと、膝枕とかどうかな?
手料理とかもありだと思うし、キスとかもいいかなぁ?
「うふふ……楽しみだなぁ」
アリサちゃんとの勉強。2人で同じ事をする。
それだけでも素敵な時間になるね。
――楽しみだなぁ


     ◇


ふと気を抜いた、私が悪かったんだよね?
突然聞こえた足音と、背中に受けた衝撃に私の意識は……って、この手はアリサちゃん!?
「やっと追いついたわ。すずか、足早過ぎじゃない?」
「……そんな事ないよ。お疲れ様アリサちゃん」
幸せな妄想から引き戻されても、幸せな現実が待っている。
こんなに幸せで良いのかな?
「それにしても今回は手こずったわ」
「先生のお話長かったの? でも、それにしては早かったよね?」
塾の先生は日頃優しいんだけど、怒ったら怖い人。お説教も長いらしいから、私はちょっと苦手だなぁ。
「んー、別に話自体は短かったのよ? 出されてた課題を提出し忘れていただけだから」
「出してなかったの? でも、それだけだと居残りにはならないんじゃ?」
課題は大切かもしれないけど、忘れてたぐらいで居残りになるとは思わないんだけどな。
「普通ならね……流石に2ヶ月分も溜めてたから怒られたのよ」
「2ヶ月も出してなかったの?」
それは流石にやりすぎだよ。
どんなに優しい先生でも、怒っちゃうんじゃないかな?
「あれ? でも、アリサちゃん、課題って一緒にやってるよね?」
2人でいる時間を長くする為に、塾に行く前に一緒に課題をしている。
それなのに、出してなかったの?
「あー、ソコなのよ。問題はソコだったわけ」
やれやれという風に頭を振っているアリサちゃん。
髪が舞っていて、とても綺麗で幻想的。
「課題はやったのに、提出だけを忘れてたのよ」
「……アリサちゃんて時々器用なことするね」
普通は出来てないから出せないんだけど――なんだかアリサちゃんらしいな。
「意外なことにトゲがあるコメントありがと。でも、出し忘れたのって半分はすずかのせいなのよ?」
「えっ? 私のせいなの?」
これにはビックリ。まさかアリサちゃんの課題提出に私が関わっていたなんて……。
そんなわけないよね?
「すずかのせいなのよ」
「ん~、説明してくれなきゃ分からないよ?」
説明されても分かる気がしないけど、教えて欲しいな。
「すずかのせいなのよ!」
「説明になってないよ……」
「すずかが可愛いのが悪いのよ!」
えーと、どんな反応をすればいいのかな?
「だって仕方ないじゃない。塾について離れるなり、凄く寂しそうな顔をするのよ? そんな時に課題のことなんて覚えてるわけないでしょ?」
アリサちゃんと離れるのが嫌だから、寂しそうにしているのは認めるよ?
でも、そのせいでアリサちゃんが課題を忘れていたなんて……。
「ごめん、ね?」
「許してあげない」
どーすれば良いの?
なんでアリサちゃん、こんなに我が侭になってるのかな?
「許してあげない。絶対に許してあげない!」
「そんなぁ……」
そんなこと叫ばれても困るし、恥ずかしいよ。
「すずかがいなかったんだもん」
お願い、分かるように言って。今日のアリサちゃん、何だか変だよ?
「すずかのいない場所に、何でいなきゃいけないの?」
そう言って、より強く抱きしめてくる。
う~ん、ちょっと痛いかなぁ。
「そうなんだ。……ところでアリサちゃん」
「何? すずか」
「何で私はアリサちゃんに抱きしめられてるのかな?」
このままだと歩くことも出来ないし、手を繋ぐことも出来ない。
アリサちゃんと一緒にいるのに、それはさみしいな。
「寒かったんだもん……」
「えーと、寒かったの?」
私の上着貸してあげようかな?
そうすれば寒くないかな?
「それだけよ・・・悪かったわね」
「そんなことないよ。寒いなら私の上着貸してあげるよ?」
「いらないわよ」
う~ん、我が侭なお姫様だなぁ。
どうすれば良いのか、わかんないよ。
「すずかのいない場所は寒いの。すずかがいないだけで、アタシの心が寒くなるの」
私がいない場所が寒い?
私がいないだけで、アリサちゃんの心は寒くなってしまうの?
「寒くて、とっても寒くて。凍えてしまいそうなんだから、仕方がないじゃない?」
「アリサちゃん……」
そっか。私のいない場所は寒いんだ。
ちょっとひどいかもしれないけど、嬉しいな。
「ね……? 良いでしょ、私の王子様。しばらくこのままいさせてよ」
寒いなら仕方ないよね?
一緒にいれば、暖かくなれるんだから良いよね?
「はい、、お姫様の仰せのままに……」
雪が降って、風が吹く。
そんな寂しく、寒い夜。
でも、アリサちゃんと一緒にいれば心があったかい。
ポカポカして、お花畑にいるみたいに幸せになれる。

「大好きよ。すずか――

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