ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。
※ 百合思考です。
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男性
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1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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恥ずかしいので止めて ^^;
今度はすずアリですぉ
幸せって、何だろう? 何を幸せと呼ぶのだろう?
自分の趣味に没頭している時。好きな人が出来た時。好きな人に、声をかけてもらえた時。
告白が成功して、恋人になれた時。好きな人の隣を歩けた時。好きな人の笑顔を見れた時。
そのどれもが幸せで、疑うべきもない幸せで――自身がいかに恵まれているのかが良く分かる。
ただ、人間とは慣れてしまう生き物だ。特別な出来事も、特別な体験も、毎日経験してしまえば日常に溶けてしまう。
花のような笑顔も、透き通った笑い声も、特別なことではなくなってしまう。
別に、特別であることにこだわるつもりはない。毎日、変化がなければつまらないとは言わない。
ただ、特別だったことに慣れてしまうのはどうだろうか? そんな受身で、流される形で満足できるのだろうか?
アタシは、流されるアタシを許せるのだろうか?
「まず、無理ね」
変化に鈍くなり、受身になってしまうから、特別な出来事から遠ざかってしまう。感じられなくなってしまう。
昨日までは新鮮だと感じていたことも、感じるのをやめた瞬間に日常に溶け込んでしまう。
それでは、つまらないわ。アタシが、それでいいはずないのよ。
小さな変化に気づける、そんな女の子であり続けたい。
気が利くとまでいわれなくても良い。ただ、無関心でいるのは嫌だ。
変化に気づくことをやめ、何も感じないままに生きていたのでは、面白いことなんてなくなってしまう。
昨日と違うものを見つけても、何も感じなくなってしまう。何も感じられなくなってしまう。
そんな生き方は嫌だ。
そんなアタシに、すずかが惚れるのも嫌だ。
「アタシは、アタシだからこそ意味があるのよ」
受身になるか、何も感じなくなってしまうかなんて、アタシの心1つで帰られること。
逆に行ってしまえば、アタシが諦めたり、妥協したりすれば、今すぐにでも落ちいってしまう。
他の人には同じように見える笑顔だとしても、アタシは違いが分かるままでいたい。
昨日とは違って陰りがなくなっているな、とか。
この笑顔は困った時に出てくるけれど、少し悩み事があるのかしら、とか。
笑顔1つでも、随分と違うものが見られて。その笑顔1つ1つに惚れ直すことが出来ているというのに。恋する乙女なんて言う、アタシには似合わないものでいられるというのに。
「はぁ……向かないことは、するべきじゃないわね」
そもそも、アタシはそういった小難しいことを考えるのには向いていない。頭が悪いわけではなく、向いていないの。
もう少し大味に動くのが、アタシのやり方なんだから。グダグダと小さな言い訳を積み上げていくのは似合わないわ。
例えそれが原因ですずかに勝てないのだとしても、主導権を握られたままでいるのだとしても、幸せなら良いじゃない。そう言い切れるわ。
別に、すずかに勝ちたいわけではないのだから。勘違いしてはいけない。
時々で良いから、我侭以外で意見を聞いて欲しいだけ。幸せの為に、アタシも悩んでみたいだけ。
じっとしているお姫様なんて性に合わないから。アタシも一緒に苦労したいだけなのよ。
王子様としては大変なのかもしれないけれど、そこらへんは許容してくれるような度量を見せて欲しいわ。
アタシは女の子で、すずかも女の子なんだから、2人が笑っていてこそ、なのよ?
――手を伸ばせば、届くのかしら?
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