リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。
メールアドレス
yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
◇を@に変えて下さい
朝からイライラしている らさ です
時計の音にすらキレそうになる神経質っぷり
これがノイローゼか! と思った矢先、原因が判明
(・w・) そういえば、寝てなかったな
ついでに、そういった繊細なものは、母親さんのお腹に忘れてきましたからね
ノイローゼの原因にはなっても、かかることは無いでしょう☆
すずアリ テーマ:目の前 です
伸ばせば届く、けど触れてはいけない距離
そんなものを書くはずだったんですが……
アリサさんはお昼寝ですか、そうですよね
「あと少しなら、大丈夫よね」
ゆっくりと手を伸ばし、指先で触れてみる。
ふんわりとしていて、それでいてちゃんと押し返してくるだけの弾力がある。
うん、流石に高かっただけのことはあるわね。良い感じよ、そのまますずかを支えていなさい。
アタシにその寝顔が良く見えるように、それでいて首が痛くならないように。しっかりと、優しく支えていて。
アタシが幸せな時間を手放さなくても良い様に、天使のような寝顔をずっと見ていられるように手伝って。
「ホント、可愛いわね」
本人が寝ている今なら、思ったことをそのまま口に出せる。調子に乗ることもなく、誘惑してくることもない今なら、ね。
ホントは、いつでも素直に伝えてあげられたら良いのかもしれないけど、アタシの言葉は安くはないのよ?
それに、すずかが忘れるはずはないから、何度も伝えるのはちょっとだけ遠慮しとこう。
それで上手く付き合っていけているのだから、何も問題はないはずだ。
「寝たフリだったりはしないわよね?」
その柔らかな頬に触れてみたい。綺麗に手入れのされている髪に、触れてみたい。
静かに寝息を立てている彼女を見ていると、むくむくといたずら心が湧き上がってくる。
すずかに触れたい。すずかを撫でたい。
愛おしさが伝わるように、アタシの気持ちが伝わるようにと――
けど、ホントに寝ているのかしら?
太陽はまだ高く、今日が休みとはいえまだ早い。
昼食を食べ終わり、これからって時に寝てしまっている。
うーん、これはホントに寝ているのかしら?
アタシの目の前でだらしなく眠っている彼女。確かに無防備だ、このアタシを前にしているとはいえ、、無防備過ぎるのだ。
これはアタシを誘う為の、アタシに手を出させる為の作戦である可能性も否定は出来ない。
前に一度やられたことがあるし、警戒するに越したことはないでしょ?
「だけど、ホントにそれで良いの?」
すずかにそんな気があったとしても、手を出すかどうかはアタシの問題なのだから。
髪を撫でていても、ほっぺたをつついていても、キスをしていたとしても、それは全てアタシの意思によるもの。
可愛い物を前にして、耐え切れなかったアタシの心によるもの。
それを認めてしまうのか、まとめて忘れてしまうのがいいのか。どっちが正しいんだろう?
――答えは今日も見えない