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テンションを揚げたい時は、睡眠時間を削れ!
そんな不思議理論を信じている らさ です
おはようございます、かな?
すずアリ テーマ:寝不足です
世界でただ1人、私だけのお姫様。
私の大切な、全ての事柄から守ってあげたくなっちゃうお姫様。
全てを許してあげたい、全ての願いを叶えてあげたい。
どんな我侭も言って欲しい。私だけに、何でも言っても欲しい。
もっとも、そんなお願いをしたら『アタシはそんなに弱くないわよ』って怒られちゃうけどね。
甘え方も、甘えられ方もまだまだ勉強中の私達。
だけど、アリサちゃんに甘えられる前に、私は知識を身につけておく必要がある。
アリサちゃんを甘やかす為に、素敵な時間を過ごす為には、受け止める側の対応が大切みたいだから。
甘えてもらったからといって、全力で甘やかしてはいけない。節度を保ちつつ、アリサちゃんの笑顔が消えないようにする。
嬉しさに任せて、勢いに任せてしまっては、後々公開することになる可能性が高くなっちゃうみたい。
本当であれば、全力で甘やかして、その上で笑顔を保てるようにしたい。
だけど、慣れていない私には、そんな器用な真似は出来ないから。不器用かもしれなくて、アリサちゃんに不満が残ってしまうかもしれないけど、ちょっとずつ慣れていこう。
そうして成長していれば、それがアリサちゃんにも伝わって、結果的には1番大きな幸せに繋がるみたいだから。
「本に書いてあることが、全てだとは思わないけどね」
ベッドや床の上に散らかっている週刊誌、月刊誌。私の年齢で買うのにはまだまだ早くて、本当なら高校生くらいになって読むのが正しいと思う。
だけど、小学生や中学生向けに書かれた雑誌では、残念ながら役には立たない。
生々しくて良い、恋に夢を抱く必要はない。夢見るのは、アリサちゃんと2人で作る未来。私達がずっと一緒にいられる世界だけで十分。
そこへ辿り着く為には、まずは私達が離れない絆で結ばれることが必要。
相手のことを理解して、自分のことを理解してもらって。新しいアリサちゃんを見つけ出して、新しい私も見つけてもらう。
それを繰り返した先にあるものこそが、私が夢見るべきものだから。
おかしいかもしれないけど、恋愛自体には夢を見ない。
堅実に、アリサちゃんを幸せにするための努力をする。
確実に、アリサちゃんを幸せに出来る手段をとる。
不確かな物だって、こんなふうに勉強をして、少しでも多くの情報を仕入れて、対応できるようにしておく。
「ちょっと、頑張りすぎた気もするけどね」
参考書代わりにした雑誌は、100冊程度。まだまだ足りない感じがするけど、一晩ではこれが限界だった。
内容を書き取り、引用元を記し、私なりにアレンジを加え、そこから派生できそうなシチュエーションを考え。
太陽が顔を出したのにすら気付かず、私はノートを作り続けていた。
お陰である程度は頭に残っているし、これだけの方法・手法を知っていればアリサちゃんにも満足してもらえるはず。
とびっきりの笑顔を見せてくれるはずだよね。
――ところで、この隈は隠せるのかな?