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ごめんなさい! 許してとはいえないけど、怒らないでぇ
ちょっと書き方を変えてみたんです
そしたら、あずにゃんが暴走して手に負えなくなりました orz
けいおん! 梓×紬 「テーマ 声」
最短で幸せになれる方法を探しましょう
実は、自分の中で、まだCPになれていない、この2人
どーにかしないとなぁ
世界中に、どれだけの音があふれていても。
周りの音が、どれだけうるさくても。
私の元に届き、私を安心させてくれる声。
名前を呼んで欲しいです。
「梓ちゃん」
ゆっくりと、優しく呼んでもらえば安心出来ます。
お母さんに抱き締められているような、そんな安心感があります。
「梓ちゃん」
少し早めに、ちょっとだけ強く呼んでもらえば元気が出ます。
私がここにいることを、一緒にいることを意識してくれているんだなって。
「梓ちゃん?」
疑問系で呼ばれた時は……少し不安になりますね。
何をしてしまったのか、何を理解していないのか。焦ってしまいます。
「もしかして、寝てるの?」
「いえ、そんなことはありません」
「呼んでも返事がないから、どうしたのか心配しちゃったわ」
あぅ、またやってしまいました。
紬さんに呼んでもらえることが嬉しくて、その声をずっと聞いていたくて。耳を澄ませてしまった。
そして、そのまま返事を忘れてしまった。
「ごめんなさい、聞こえてはいたんですけど。ぼーっとしてました」
紬さんの声が心地よくて、聞き惚れていたなんて言えない。
言ってみたいけど、まだ無理です。ごめんなさい。
「なら、良いけど。疲れたりしてない?」
「大丈夫です。まだまだ平気ですよ」
今日は、紬さんと買い物にきているんでした。
それなのにぼーっとしてしまうなんて、しっかりしないといけませんね。
「疲れたなら言ってね。どこかで休憩しましょ」
「紬さんとのお喋りなら、どこででも。けど、今は一緒に歩きたいです」
「うふふ。梓ちゃん、格好いいわ」
たまには、ね。これぐらい頑張らないとダメでしょう?
紬さんに手を引いてもらうのではなく、私が手を引いてみたい。
「引っ張られてばかりは嫌ですから」
「期待しているわ。頑張って、梓ちゃん」
その為に必要なら、これぐらいなら頑張れます。
紬さんが期待してくれるなら、望んでくれるなら。ゆっくりと、でも確実に変わっていきますよ。
その為の努力は、幸せになる為の努力に繋がりますから。
「期待を裏切らないよう、頑張りますね」
「けど、無理はしちゃだめよ?」
最後に釘を刺すのを忘れない。
ぽやーっとしているはずなのに、意外と抜け目がないんですから。
まぁ、そんな紬さんも好きですけどね。
◇
「さっきのは危なかったです」
休憩しなくても大丈夫。まだまだ元気。
そう強がっていたはずなのに、結局根をあげてしまいました。
「紬さん、元気ですね……」
一緒に楽しみたいけど、あれだけの店を回れば疲れてしまう。
うー、体力不足が悔やまれます。少し、鍛えないといけませんね。
「それにしても、やっぱり幸せですね」
好きな人に名前を呼んでもらえる。
私を見て、私だけの為に言葉を紡いでもらえる。
それが嬉しくて、もっと名前を呼んで欲しくて、ずっと傍にいて欲しくなる。
「そんな我侭、言えるわけないんですけどね」
言えば、叶えてくれるでしょう。紬さんは、そんな人です。
けど、叶えてもらうだけでは、私はもう満足出来ないんです。自分自身の魅力で、紬さんを捕らえてしまいたいから。
傍にいて欲しいと、お願いしなくてもいてもらえる様に。私の傍から離れられないほどに、惚れさせたいんです。
「悔しいですから」
私はいつでも、いつまででも傍にいたい。紬さんさえいてくれれば、それで良いと思ってしまっているのに。
紬さんは強い人だから、きっと平気なんです。自分を押さえ込めるんです。
「それじゃ、ダメ」
私と同じように、それ以上に恋して欲しい。
我侭いっぱいで、甘えて欲しい。
「すぐに出来なくても構いません。けど、将来的にはそうなってみせます」
私が甘えるのではなく、私に甘えて欲しい。
私だけが甘えるのではなく、紬さんも甘えて欲しい。
そうすれば、今よりもずっと幸せになれるはずだから。
「頑張ります。明日の幸せの為に」
いつかではなく、明日になるように。
遠い未来ではなく、すぐ近くに引き寄せれるように。
――やってやるです!