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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
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男性
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1986/07/28
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はい、流石に近況だけ書いて終わりなんてことはありません
ちゃんとSSもUPしますよー

まぁ、最近は「なのは以外」を書きたい意欲も強く、東方なんかにも復帰してたりします。
ますます、首が回らなくなるわけですね(自業自得)

とりま、マテ子です
統べ子です

久しぶりの独白系ですが、短くまとめました
お時間ありましたらどうぞー







「黙れ、塵芥!」
我はここにいる。今、ここにいるのだ。
なれば、闇の書が復活するのも当然のことであろう?
「うぬらごときに、我を倒せるはずがなかろう?」
我が力を持ってすれば、敵を殲滅することなど容易い。
我が力を持ってすれば、他のマテリアルを従えることも容易いのだ。
さすれば、闇の書を復活させるなど、赤子の手をひねるも同然のこと。
「諦めよ、我が闇は永遠なのだ」
そもそもマテリアルの王たる我に楯突くとは何事か。
我が寛大であるからいいものを、本来であればそのようなこと許されぬぞ。
「永遠の闇に沈むがいい」
我は寛大だ。故にうぬらを受け入れよう。
我が闇の一部として、受け入れてやろう。
永遠に続く、永久に続く闇に囚われるがいい。
「我は急いでいるのだ」
とはいえ、我自体に与えられた時間は余りにも少ない。
闇の書の残滓を集め、形にし、復活させる。面倒であることには変わりがない。
まぁ、よい。完成させてしまえば、我には悠久の時間が与えられるのだ。
世界を謁見して周るのも、他のマテリアル達を集めるのも後回しでよい。
我には、それだけの力があるのだから――





「やはり出てきおったか」
我が構築されている、元となった人物。
名を八神はやてとか言ったか?
「これ以上、あんたの好きにはさせんで」
「ふん、うぬごときに我が止めれるのか?」
我の元になったとはいえ、所詮はただの人間。マテリアルに勝てる道理などない。
たしかに、管制プログラムと融合した影響が残っているようだが……問題にはなるまい。
たかがそれしきのこと、粉砕出来ぬ我ではないわ。
「ごめんな、あんたは悪くないんやけど。これ以上は、ダメなんよ」
「我に同情するのか?」
たかが人間が、我に同情する? 我を哀れむ?
たかが人間が、マテリアルに同情するのか? 我らを哀れむというのか?
「あんたら、闇の書の残滓なんやろ? それやったら、わたしのせいみたいなもんやし……」
「そうか」
ふむ、闇の書の元マスターとして、責任を感じていると?
完全に消滅させきれず、残滓が残ったことを後悔していると?
結果として、マテリアルが生まれたことに責任を感じていると?
故に、我らに同情しているというのか?
「図に乗るな。塵芥が」
「え?」
確かに、我等マテリアルは闇の書の残滓だ。
そのこと自体に間違いはなく、こやつが言っていることも分からなくはない。
言っていること自体の意味は、分からなくもない。
だから、どうした?
何故、我が塵芥ごときに哀れみを受けねばならんのだ?
何故、塵芥ごときに哀れみを受け、同情されねばならんのだ?
「我はマテリアルの王ぞ? 塵芥ごときに同情される必要もなければ、止められる道理もないわ」
我の元となっただけあり、随分と不遜だな。
気にくわんな。
「そこを退け塵芥」
「残念やけど、それは聞けん話や」
「我とて暇ではないのだ。潰すぞ?」
「やれるもんなら、どうぞや。その前に、わたしが止めたる」
ふん、やる気にしてしまったか。
無意味に力を振るうのは趣味ではないが……降りかかる火の粉は払わねばなるまい?
「容赦はせんぞ!」
我はマテリアルの王、闇を統べる者なり。
我が望みを邪魔するならば、容赦はせん。

――我は、どこへ向かうのだ?
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