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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
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37
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男性
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1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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デバイスを擬人化させちゃおぅというSSです
英語がわからないので、バルディッシュがちょっとおかしいかも ^^;








「フェイトちゃん、ちょっといいかな?」
執務官試験に向け部屋で勉強をしていたらエイミィから通信が入った。珍しいな・・・。
勉強中の私には通信を入れないのが我が家の暗黙の了解といってもいい。それを破ってまで連絡を入れるとは何か急を要する事なのだろうか。
「何ですか?エイミィさん」
「勉強中のところ悪いんだけどさぁ、ちょっと時間くれないかなぁ・・・」


    ◇


エイミィの話を要約すると先日ロストロギアの窃盗集団が検挙されたらしい。押収したロストロギアの中に危険性は低いものの本局メンテナンススタッフ一同の多大な興味を引いてしまった物があるとのこと。そのロストロギアはインテリジェントデバイス絡みの物らしい。インテリジェントデバイスを自在に扱える魔道士の数が少ないため、フェイトとルディッシュに協力をして欲しいとの事だ。
勉強ばかりしていても息詰まるだけ、息抜きがてらにいいかなと思った私はエイミィと一緒に本局へと赴いた。

本局へ着くと以前バルディッシュ達の修理・改造でお世話になったマリーさんが待っていた。
「ごめんなさいね、フェイトちゃん。それにバルディッシュもありがと。明日には保管庫にいれないといけないから今日しかなかったの」
「いいえ、ちょっと気晴らしにいいのでお邪魔しました」
「でね、今回協力してもらうロストロギアは凄いのよ。危険性の低さと実用性の高さが目を引くわ。詳しくはコレ読んでもらう方が早いから、読んだらバルディッシュと一緒にメンテルームに着てね」
そう告げ、資料を渡すとマリーさんは奥へと消えていった。多分、実験の準備でもしているのだろう。


何々・・・ロストロギア「幻視の鏡」。
攻撃性は皆無であり危険性はきわめて低い。インテリジェントデバイスと併用起動することにより、AIの人格内部を読み取り人型立体映像(通称:擬人化)として表示する。過去には会話も出来ており、デバイスとの意思疎通が可能。映像自体はデバイスのイメージするところによる・・・。


「つまりバルディッシュの意思を擬人化させて意思疎通を図ろうって物なのよ」
読み終わったタイミングを見計らいエイミィさんが説明をくれた。
「バルディッシュと話しやすい状態になるって思ってくれればいいわ」
成る程、それは丁度いいかもしれない。私のパートナーとしてバシュディッシュは確かに優秀だ。性能にも問題は無い。
でも、もう少しお話をして欲しいと思うこともあった。私が言えることでは無いかもしれないけど、寡黙なのだ。無口といっていいほど喋らない。
しかし、このロストロギアを使用すれば会話がしやすい状態になる。実験となればバルディッシュだって少しは話してくれるかもしれない。お礼とか言いたいことも一杯あるし、丁度いい機会だろう。それに、バルディッシュが普段自分をどうイメージしているかもちょっとは気になるし――――

「実験の内容は分かりました。メンテナンスルームへ行きましょう」
メンテナンスルームへと歩き出した私達を止めたのは意外な声だった。
「あの、私はこの実験に参加することを拒否したいのですが・・・ダメでしょうか?」
珍しい事に拒絶の示すバルディッシュだった。今回の実験には危険性は少ない、それなのに拒否したいとはどんな理由だろう・・・。
「え~、ダメなのバルディッシュ?どうして?」
どうやらエイミィさんもわからないようだ。当然だ今までバルディッシュが実験を断る事は無かった。
「その・・・私はあまり会話といった行動が得意ではありません。情けない話ですがレイジングハートに頼む方が適任かと思われます」
ん~、間違ったことは言ってない。実験の焦点はデバイスと会話することによる意思疎通だ。会話自体が苦手なバルディッシュよりなのはのレイジングハートが向いているのは確かだ。
「え~とね、実は・・・レイジングハート今日はダメなんだ。検証数を増やす為にも参加をお願いしたんだけどさぁ。なのはちゃんが翠屋のお手伝いで動けないらしいのよ。だからね、悪いんだけどそんなこと言わずに協力してくれないかな」
翠屋かぁ、最近行けてないし試験が終わったらケーキでも食べになのはに会いに行こう。
「そ、それでもやはり他に適任のデバイスがいるような気がしますが?」
あれ?バルディッシュまだ反抗してる・・・どこか調子でも悪いのだろうか。
「残念だけど、あなた達ほどうまく行ってる他のデバイスはみんな事件とかで出払っちゃってるのよ。ん~。どうしてもダメなの?」
へ~、珍しいこともあるんだな。何か大きな事件でも起きていなければいいけど。試験期間中だからってクロノ達が仕事の状況とかあまり教えてくれないし、私も注意してないからほとんど知らない。
「で、でもやっぱり私では適任しいとは・・・」
「嫌なのバルディッシュ?」
思わず聞いてしまった。私が言ってしまえば断れないだろう。ちょっと意地悪だとは思ったけどスタッフの皆さんも困るだろう。お姉さんみたいに接してくれているエイミィにも悪いし・・・。
「・・・分かりました」
いつもより憮然とした声ではあったが了解はしたようだ。
私とエイミィは顔を見合わせて少し笑うとメンテルームへと進んだ。


    ◇


幻視の鏡、その姿は姿見の3面鏡タイプといったところだ。違う点は鏡にあたる部分が赤銅色をしていて私の姿を映してないことぐらい。
「じゃあ、さっきの手順で早速始めてもらえるかな」
「はい、分かりました」
バルディッシュを構えて精神を統一する。
「バルディッシュ。SET UP」
部屋が金色に包まれる。私がバリアジャケットに包まれるのと同時にバルディッシュも起動完了・・・と目の前に見慣れない人影が立っていた。
「幻視の鏡起動確認。AIの擬人化に成功です」
後ろで嬉しそうに報告するスタッフの声を聞きながら私は呆然としていた。
幻視の鏡の擬人化は鮮明な物だった。ノイズが走っている箇所も無ければ、乱れている様子も無い。


人影は深緑を基調とした軍服をまとい、右目にアイパッチをしている。髪の毛は私と一緒の金色でショートヘア。顔立ちだって可愛いし、胸も結構あるみたいだ。
「フェイトちゃん、どう?幻視の鏡は起動したけどバルディッシュは擬人化できた?」
起動準備の溜めに少し離れていたエイミィ達が近づいてくる。どうしよう・・・。
「え~と、擬人化の方は問題なく出来たみたいなんですが、何て言ったらいいか。え~と、その・・・」
「どうしたのフェイトちゃん、何か問題がありましたか?」
いや、問題は無いんだけどね。何て言うか私が今まで抱いてきたイメージと違っただけ。
「うまく擬人化出来たみたいですね。危険性は無いとはいえ失敗する可能性はあったので、良かったです」
マリーさんは起動実験が成功して喜んでいるみたいだけど、擬人化されたバルディッシュを見た途端に固まった。エイミィ他スタッフ達も同じらしくメンテルームには少し変わった雰囲気が漂った。
「・・・何か問題がありますか?」
いつも通りの簡潔な受け答え。やっぱりバルディッシュで間違いない。でも、ちょっとショックだった。

だって、擬人化したバルディッシュはどう見ても女の子だった。


    ◇


「だから嫌だったんです」
あぁ、その姿で頬を赤らめて拗ねないで、危険だから。
と、後ろで免疫のないスタッフが何人か鼻血を流していた。
滅茶苦茶可愛い、なのはが微笑んだぐらいに可愛い。
「え~と・・・バルディッシュでいいんだよね?」
「はい、不本意ながら擬人化させられたバルディッシュです」
返答の中に珍しいトゲが混ざっていたけど・・・思わず抱きしめてしまった。これは危険だ。
「会話は可能っと、過去の事例と一致しますね。バルディッシュさん、実験を続けますので答えにくい姿勢だとは思いますけどご協力お願いします」
「了解しました」
あぁ、この受け答えはバルディッシュだ。でもいつもと違って可愛い。映像って聞いてたのに抱きしめることが出来るし、暖かい。
「まずは、自身のマスターの名前と得意とする魔法を答えてください」
「マスターの名はフェイト・テスタロッサ。得意な魔法は雷を使用した物です」
可愛い、バルディッシュが可愛い。何だか女の子に生まれて得した気分だ。

「他にもいくつか質問しますのでお願いしますね――――

 

「・・・今の質問で終わりです。ご協力感謝します」
マリーさんの聞き取りは終わったみたいだ。10分程の質疑応答を行っただけだが普段喋らないバルディッシュは少し疲れたようだ。
「ところでバルディッシュさん、これは実験では無く私個人の質問なのですが・・・」
「・・・大体のところは予測がつきますが何でしょう」
まぁ、さっきバルディッシュから事情を聞いた私以外は気になって仕方の無いことだろう。私だって驚いた。
「失礼ながら私はあなたの人格は男性だと思い込んでいました。ここにいるスタッフも大半はそうだと思います。そこで・・・確認の意味を兼ねてなのですが・・・あなたのイメージは女の子であっていますよね?」
はぁ、と可愛らしいため息をつくバルディッシュ。見ても信じてもらえなかった事がちょっと残念みたいだ。可愛そうに頭を撫でてあげよう。
「やっぱりですか・・・見たら分かるとは思いますが、私の人格がイメージしていたのは少女です。主が少女なのであわせたつもりでしたが・・・」
あぁ、また赤くなって拗ねちゃった。でも可愛いから許しちゃう・・・っと私いったい何考えてんだ。しかりしろフェイト。目の前の少女は姿形こそ違うけど、ずっと一緒にいたパートナーだ。彼女の言葉に嘘は無い。
「で、ですよね~。あははは・・・」
マリーさんの乾いた笑い声が響く。やっぱりショックだったのかな?
あら、そういえばエイミィがいない。どこえへ行ったのかな・・・って戻ってきた。
ん?手に何か持ってる?
「ね、ね、マリー実験は終わったんだよね?」
「え?あ、はい実験は終わりましたが・・・先輩なんでカメラ持ってるんですか?」
嫌な予感がするのかすがるような表情で私を見てくるバルディッシュ。
「だったらバルディッシュちゃんの写真を撮ってもいいよね?ね?」
うわぁ、エイミィのテンションが高い。バルディッシュちゃんて・・・。
「実験自体も終わりましたし、デバイスへの負荷も不明なので長時間の起動は避けたいのですが・・・」
「え~!でも、擬人化したデバイスの資料として写真は残さなきゃダメでしょ?違うのマリー?」
え?資料としての写真?
あ、マリーさんの眼鏡が光った。何か思いついちゃったな、アレは。
と、それと同時にバルディッシュが何だか落ち込んだみたいだ。
「そ、そうですね。確かに起動完了時の資料としての写真は必要です。ええ、もちろんいりますよ。」
力説することで正論化しようとしてるな。
「それにバルディッシュちゃん可愛いし・・・いいかもしれませんね」
マリーさんまでバルディッシュちゃんですか。もう、バルディッシュが泣きそうな顔になってる・・・でも可愛いなぁ。
「マ、マスター助け・・・」
「では~、バルディッシュちゃんの撮影会をはじめま~す!みんなカメラの準備はいいかなぁ?」
「オォー!!」
声を遮り、叫んだエミリィとスタッフのテンションは凄かった。
・・・バルディッシュ、ごめんね。私あなたを助けてあげられないよ。情けない主人である私をどうか許して・・・。


混沌へと姿を変えるメンテルームを後にした私はコーヒーを飲みに行った。
後で私の分も写真貰わないとね。なのは達にも見せてあげなきゃ。

 


その日、バルディッシュが開放されたのは約1時間後・・・泣きつかれて眠った時だった。
勿論寝顔も可愛かった――――






渋いイメージのあるバルディッシュを女の子にして見ました。
もっといぢめても面白いかもしれないけど今回はここで終わり~

どっとはらいw

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初コメです
SS読ませていただきました。バルディッシュ女の子化、いいですね。久しぶりに直球です。(個人的には胸は小さめのほうが好みですが(らき☆すたの岩崎みなみみたいな)笑)
[ 2008/01/31 12:18 さくらしのぶ 修正 ]
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[ 2014/07/15 04:34 SFjnO URL 修正 ]
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