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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
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31
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男性
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1986/07/28
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約2週間ぶり・・・
やっとSSを更新できますよ~(泣)

今回はシャマシグ第2話にあたる『王様ゲーム』です
暗躍してるのはいつも通り、はやて師匠ですが・・・ふふふ


お時間がありましたらどうぞ~☆


以下拍手レス
>よ、ようやく当たりました。キスだけなのにやばいて言うかすずかさん策士ですね。アリサさんを暴走させる術を心得てらっしゃる。

誘っているように見えて、攻めているのはすずかですからw












今日は、なのはちゃんやフェイトちゃん、それにアリサちゃんにすずかちゃん。はやてちゃんのお友達の中でも仲良し5人組が集まって遊んでいます。以前のクリスマスのように敵対する事も無く、ただゆるやかな時に身を任せ笑っていられる日々。
「はい、シグナム」
「あぁ、すまんな」
私の胸の内に生まれた1つの感情のように、彼女の表情も柔らかくなってきた。
私達ヴォルケンリッターの将にして、剣の騎士シグナム。彼女には分からないであろうこの胸の内も、ずっと一緒に居られるなら伝える必要も無いだろう。
楽しそうに笑っているはやてちゃん達。そんな彼女達とは違い、私達は成長する事も老いる事も無いけれど最後の時まで見守っていく事が出来る。
今までも、そしてこれからもずっと・・・。
「シャマル、シグナムちょう来てやー」
あら?ジュースもお菓子も出してあるけど足りなかったのかしら?
「今行きま~す」
台所にあった菓子袋をつかみ、私達はリビングへと向かった。



今日は土曜日。あたたかな日差しも差し込み、1日中でも眠っていたいと思う。
せやけど、今日は作戦の決行日や。同志諸君、なのはちゃん達にはすでに概要を伝えてあるし、みんなあたしのお願いを快く引き受けてくれた。
まっすぐで不器用なシグナム。優しくておっちょこちょいなシャマル。
最近この2人が仲ようなろうとしとんのに、戸惑っているのが分かる。ようある事ゆうたらようある事なんやけど、諦めるにしても1つだけあたしには納得がいかん理由がある。
『プログラムだから』
何度言っても理解してもらえず、本人達にとっては当然の事で、何でも無いのかもしれないけど・・・それを口にするのだけは止めて欲しい。
悲しい輪廻から解き放たれ、人間として、八神家の一員として生きているのだ。そして、あたしにとって大切な家族なんや。
幸せだと、生まれてきて良かったと、思えるだけの幸福を彼女達は知るべきだ。今までの悲しみに打ち勝つだけの喜びを、彼女達は知る義務がある。これはあたし、八神はやてが自分に誓う事やし、家族に誓った事や。
見とれよー。絶対に幸せに気がつかせたるからな!
鈍感とお人よしのカップル大いに結構やないか。もっといちゃつけ、もっと近づけ。

「シャマル、シグナム、ちょう来てやー」
下準備は万端。後はゲームを始めるだけや―――
「何ですか、はやてちゃん?」
ピョコピョコと頭のあほ毛を揺らすシャマルと、のんびりとした様子のシグナムが席につく。
「2人とも暇やったよな?ゲームをするのに人数が足らんから、一緒にやってもらえんやろうか?」
「別に構いませんが私に出来るでしょうか?」
大概の事は起用にこなしてしまうくせに、何でそんなに弱気なんやろ?
「良いですよー。ところで何するんですか?」
ふふふ・・・とっても楽しい、幸せになれるゲームやで~。
ちょう邪まな気持ちも入ってしもうとるけど、許してな。



「それじゃ、2番と3番はキスしなさーい」
私達3人は念話で、アリサちゃん達は超高性能発信機とかいう怪しげなもので、それぞれ誰の手に何番の棒があるのかを知ている。しかし、ようできとるなぁ・・・どう見てもただの棒やのに、発信機とかカメラとかマイクとかが仕込んであるなんて。一体何に使うんやろう?
なぁそんな事は置いといて、この王様ゲームは公然とみんなの前でいちゃつくための手段でもある。恋人同士を指定した時はキスやお姫様だっこを、それ以外なら肩叩きなど何でも無い事を・・・。
この方法ならシャマルとシグナムも自然と近づく事が出来るだろうと考え抜いた結果や。お互いなんとも思っていなければどうって事は無いし・・・って知っているから更に問題がないんやけどな。
「それじゃぁ、フェイトちゃん。いくよ・・・」
「う、うん。きて、なのは・・・」
ただ、見ている方はメチャクチャ恥ずかしい・・・。まぁ、これぐらいならOKや。
「すずか、重く無い?」
「ふふ・・・私のお姫様は羽みたいに軽いよ。ちゃんと食べてるのかな~?」
くぅぅ、悔しく無いもん。あたしは強い子やから泣いたりはせえへんもん。
ヴィータが仕事で出かけている為、あたしは1人ぼっち・・・。
それでいてこの甘い空間に居なければいけないんやから、中々しんどいもんがあるな。それでも、2人の幸せのためだと思えば耐えられそうだった。
―――そろそろ始めようか。
それぞれに楽しみ、いちゃついたところで作戦開始や。
『なのはちゃん、フェイトちゃん。そろそろ始めるから協力よろしくなー』
『うん、分かったよ。任せておいて』
『シグナムとシャマルが幸せに・・・素敵だね』
なのはちゃん達には念話、アリサちゃん達には発信機を応用し、開始の合図を送る。
シャマルが近くに居る以上、あまり長い念話をしているとばれてしまう可能性がある。半面、機械関係には疎いようで発信機にはまるで気付いてる様子が無い。
「よっしゃ、あたしが王様やなー。だったら、1番が4番をお姫様だっこや。で、そのまま次の命令まで待機な」
さっきまでは普通に出れていた命令。それに対して従う方も喜んでいたけれど・・・あぁ、もう!初々しくてかわええな。
そっと立ち上がったシグナムが1番で、困ったように立ち上がったシャマルは4番。特別ルールとして騎士甲冑をまとってもらっているから、これは絵になるなぁ。
「では、よっと・・」
「あわわ・・・ちょっと、シグナムもう少しそっとやってよ」
シグナムに抱き抱えられ、真っ赤になっているシャマル。
いつも以上にあたふたと慌てている姿が可愛らしくて、つい笑ってしまいそうになる。
『シグナムさんはあまり照れていないみたいだね』
『う~ん、普通にあたしをお姫様抱っこしてくれてたからなぁ。やる方はあんまり恥ずかしく無かったんか・・・』
予定ではシグナムも真っ赤になっているはずやったんやけど、まぁええわ。始めから計画通りに行くとは思ってないし、なのはちゃん達がやっていた事に比べればまだまだ子供だましもええところやしな・・・。
「これでよろしいですか?」
シャマルを抱え、ぴしっと立っている姿は格好良い。女の子らしい服を着せようといつも考えてはいたが、男装の麗人ゆうんも捨てがたいなぁ―――



そのまましばらくゲームを続け2人をこちらの世界に引き込んでいく。
ただし、長引けば自然とこうなってくる訳で・・・。
「1番が4番をおんぶしてスクワットよっ!」
それをこなせそうな体育会系はおらんで、アリサちゃん。
「6番が3番に膝枕をしてあげて」
簡単なのにしっかりとツボを突いてくるすずかちゃん。
「2番と4番でポッキーゲームして下さい」
口調は丁寧、しかし大胆な内容を迫るなのはちゃん。
「えっと・・・5番と4番がキスをする」
恥ずかしそうに一番大胆な事を言うフェイトちゃん。
ホンマにお似合いのカップルやわ・・・。
「王様が2番を揉む♪」
あたしも負けんようにがんばらんとなぁ。
手の中で形を変えるものに意識を奪われつつも、あたしは次の段階への準備を始めた。



『よし、みんなそろそろ第2段階に移るで~』
『うん、分かったよ』
『了解。成功すると良いね』
念話で答える2人と棒を降って合図する2人。さぁ、ここからが本番やで・・・。
本番1発目。王様を引き当てたのはすずかちゃんだった。
「ん~、1番と3番がキスをする」
命令自体はさっきと変わり映えがしないが、今回のターゲットは勿論この2人。
「キス・・・ですか」
どこかに逃げ出してしまいそうなシグナムと
「え~と、ここでやるのよね?」
少し困った様子を見せるシャマル。
恥ずかしいんは分かるけど、はようせんともっとやりにくくなるで?
「どうせなら暑~いのをお願いしますね」
ほらな、やっぱりこうなるんや。
「私達子供にはむりなやつなら、より…」
「分かった。それがこのゲームの趣向なら従おう」
アリサちゃんにあおられ真っ赤になっていたシグナムだったが、言葉と共にシャマルに向う。まさか・・・命令通りにやるつもりなんか?
「えっ?ちょ、ちょうシグナム?」
「ご心配なさらないで下さい。彼女は初心者である私達を思い、あえて難題を出しているのでしょう…。その心遣いを無駄にするわけにはいきません」
いや・・・ここは別にほんまにキスをせんでもええんやけど?
「そうですよ、はやてちゃん。それに私達なら何も問題はありませんから♪」
最終的には恥ずかしがる事を止め受け入れたシグナムに、やけに嬉しそうなシャマル。
ん?もしかしてあたし余計な事をしたんやないか?
「では、いくぞシャマル」
「いつでもいらっしゃい」
そう言って、目を見つめたまま熱い口付けを交わす2人。
『はやてちゃん、私達の協力って必要だったの?』
念話を送ってくるなのはちゃんに笑うことしか出来ないあたし。
まぁ、予定とはちょう違うけど結果オーライって事でええかな? 
「ん…ちゅっ。シグナムちょっとはれふぃふぎるわよ」
どう収拾をつけようかと悩むあたし達の前で、2人は唇を貪り続けていた。 


      ◇

「お邪魔しましたー♪」
見せつけられた光景にげっそりしたあたしは、これから燃え上がるであろうカップル達を見送った。
あれだけ心配をさせたのに・・・あっさりと壁を越えよって・・・。ちょう尋問してみようか。
うふふ、あの2人め幸せそうにいちゃつきよって、絶対に聞き出したるからな。
―――正直に言うとな、最近シグナムとシャマルが益々夫婦然としてきたから・・・ちょう発展にご協力させてもらおうかなぁと思ったんや」
「そうでしたか・・・」
私はリビングでシグナムと向かい合っていた。
よくよく考えてみればあたしは尋問する立場ではなく、されるべき立場である。しかし、彼女達の性格上放っておいたら聞いてこないだろうし、なにやら後味も悪いので正直に話す事にした。
「別にそのような事をなさらずとも、私はシャマルが好きですが?」
「・・・違うんよ。私はな騎士としてではなく、シグナムという1人の人間としてシャマルを好きでいるか、愛しているかどうかを確認したかったんよ。だまし内みたいな形になったのは悪いと思うてるし、呆れられるだけの事をやった。ごめんな」
頭を下げたままなので、シグナムがどんな表情をしているかは分からない。
「でもな、2人に幸せになって欲しいと思う気持ちだけは本当なんよ」
それでも、ただ1つこれだけは信じて欲しい。これだけは分かって欲しい。
「分かっていますよ。あなたは幼いながらも我等の主を務め、ともに生きていく事を選択して下さった。我等を家族として迎えて下さった。だからこそ、そんな心優しい主よりも先に幸せになるわけにもいかなかったのです」
そこまで語ったところで彼女の言葉が止まる。何か言いたい事があるのに、言い出せない感じだ。
「それに私達はあくまでプログラムですから」
「シグナム!」
よりにもよって何を言い出すんや。
「・・・事実を述べたまでです」
「事実やゆうても言ってええ事と、悪い事があるで!」
なぜ?なぜこのタイミングで彼女はこんな悲しい事を言い出す?
折角掴みかけている幸せがあるというのに、手を伸ばせば届く夢があるのに・・・。
「別にその事に対して悲観したり、嘆いているわけではありません。ただ確固たる事実として、我々は普通の人間とは異なる存在です。生まれも分からず、年もとらない。そんな異質な存在です」
「シグナム・・・」
彼女が語る内容は事実を認め、受け入れているだけかもしれないが、あたしには聞くに耐えない。
しかし、一方でそれを語る彼女の顔は晴れやかで、あまり悲しみを感じているようには見えなかった。
「人間が異質な存在と結ばれる事はほぼありえません。始めは良くてもいつかは軋轢が生じてしまいます」
そういうもんなんやろうか?私の守護騎士たちは受け入れてもらえんのやろうか?
「しかし、主はやて。私はそんなささいな事は気にしていません」
「え?気にして無い?」
何でや?どうして気にしてへんのや?
「そんな顔をしないでください。私にそのことを気付かせてくれたのは貴女なのですから・・・」
あたし?あたしが何かしてあげられたんやろうか?
「その小さな体で我々を抱きしめ、幸せになっても良いと教えてくれたではありませんか。我等にも未来があると指し示していただきました」
「そんなん別になんでもあらへんよ。あたしはただみんなが見逃しているものを見つけただけなんやから」
そう、別にあたしやなくても誰かが気付いてくれただろう。1番近くにいられたから最初に気が付いただけ。
「それでも、見逃したままであればこの暖かな気持ちに気付く事は出来なかったでしょう。自分の中にあった感情に気がつけたのは最近で、おそらく自覚をしたのはシャマルの方が先だったように思います」
そういって語る彼女は幸せそうで、本当にシャマルの事を想っているのが伝わってくる。
「長い時を共に過ごしてきた事もあり、我等は互いのことを知り尽くしています。その上で好ましいと思える者と出会えているのですから、これ以上の幸運はないと思いますが?」
これはかなわんなぁ・・・。まさかシグナムののろけ話に付き合わされるとは思っとらんかったわ。
「それに私達が報告をしなかったのは、主はやてあなたのせいですよ?」
「なんであたしのせいなんや・・・」
さっきから驚きの連続で頭がついていけていない。
その上で報告をしてもらえんかったんはあたしのせいやとなると、もうどうしてええのか分からんわ。
「ヴィータはまだ子供ですからね。我等と同じだけの時間を生き、同じだけの戦場を渡り歩いてきた。その中にあっても子供としての自分を保ち続けました。」
「シグナム?何がいいたいんや?」
「あれは強敵ですよ?自分の思いにも、相手の思いにも気付かないでしょうね・・・」
ふぅと一息つくと、その綺麗な瞳で私を見つめている。
「好きなのでしょ?主はやてはヴィータが好きなのでしょう?」
「え?ええっ?」
「でも、自分達だけが幸せになるのは納得がいかなかった。いや、家族として一緒に居る私達が幸せになるのを見届けたかったのではありませんか?」
「バレとったんか・・・」
「これでも将を務める身です。身の回りの変化にはそれなりに気がつきますよ」
そういって笑った彼女は本当に綺麗で、大人の女性の余裕を見せていた。
「まさかテスタロッサ達までが協力してやってくるとは思いませんでしたが―――ありがたいものです」
「私とシャマルはまだお互いに気持ちを伝えていない、いわば恋人未満の関係にあります。ただ、そうであっても繋がっている部分はありますじ、例え恋人となってもこの付き合い方を変える事は無いでしょう」
「余計なおせっかいやったかな?」
「そんな事はありません。あなたが私達の事を思い、やってくれた事です。想っているだけの私達とはちがい行動に出ようとするその勇気を分けていただきました」
勇気か・・・告白する事も出来ずにうじうじと悩んでいるあたしに、そんなものがあるのだろうか?
でも、行動せな何にもならんし、ちょうやってみようかな。
「今日の遊戯を通して私も覚悟を決めました。現状にひたり、満足するのではなく、自ら動き望む未来をつかんで見せます」
「そっか・・・うん、シグナムとシャマルはほんまにお似合いのカップルやと思うし、頑張ってな」
うちの子達はみんな前を向き歩き出した。
辛い過去を捨てる事も無く、嘆く事も無く、ただこれからの時を作るために・・・。
「差し出がましいようですが、主はやてはどうされるおつもりですか?」
「ふふふ・・・それを今のあたしに聞くんか?」
あー、なんやよう分からんけどぐちぐちと嫌な事を悩むんも、計画を立てるんも面倒になってきたわ。
好きだから、それ以上でもそれ以下でもないただ1つの気持ちがあればええんや。
フェイトちゃんに言ったけど、悩むなら2人で悩めばええんよな、1人で悩む事なんて何も無いんよな。
「もちろん、ヴィータに告白するで。ここまで我慢してきたけど、もう限界や」
「そうですか・・・」
微笑むシグナムは優しくて、成功する事を祈ってくれてるのがよく分かる。
「せやから・・・勝負やシグナム」
「はい?」
「ここまで待ったもん同士、どちらが早く幸せになれるか、周りにカップルと認めてもらえるか勝負や」
「なるほど・・・やはりアナタにはかないませんね」
「ふふふ・・・キスぐらいでアドバンテージをとったと思わんことやな。あたしとヴィータのバカップルぶりをすぐにでも見せつけたるから、覚悟するんやで~」
そのまま背中を向けて離れていくが、互いに何も心配は無かった。
さぁ、見といてや。あなたのいる場所までしっかり届けたるからな。

八神家に祝福の風が吹く―――




お粗末さまでした~

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