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お腹から雷のような音がします
(・w・) いや、まじで痛いんだけどね!
エーリカ独白 テーマ:手のひら
えーと、何書きたかったのか、吹っ飛んでしまいました
ちくせう、腹痛が憎い
この世界にあるもの、この世界で息をしているもの、この世界で生を受けたもの。
それらはかけがえがなく、代わりになれるものなんて何もないはずなのに。
どうして、こんなにも悲しいことが溢れているの?
「中尉、我々が時間を稼ぎます。その間に、敵の本体をお願いします」
「あ、うん。分かったけど、私1人でも大丈夫だよ?」
「何を仰いますか。我等カールスラント軍人、命など惜しくはありません」
どうして、自分自身の命を捨ててまで守ろうとするのかな?
どうして、私なんかに託そうとするのかな?
「私がエースだから?」
航空戦において、敵機を5機以上撃墜した者に送られる称号。
その中でも、私の戦績はずば抜けているのかもしれない。撃墜数だけなら、トップグループかもしれない。
だけど、その数字だけを見て、未来を託されても困る。みんなの命を、背負う事なんて出来ない。
「私には重過ぎる」
ミーナは別の戦場で戦っている。トルゥーデも別の戦場で戦っている。
今、ここら辺に残っているのは私だけなんだって、まともに戦えるウィッチは私だけだって、それは分かっている。
だけど、それだけの理由で、死のうとしている者、命を捨ててまで何かを守ろうとする者の、気持ちを背負う事は出来ない。
私の小さな身体では、みんなの想いを受け止めることは出来ないんだ。
それなのに――
「中尉、後は任せました!」
「いつか祖国を、カールスラントを取り戻してください」
みんな、勝手なことを言って、死ぬ準備をしてしまっている。
確かに、今回のネウロイは強敵だよ? 前に戦った事のある、キューブ型だよ?
コアを持っているのは本体だけだし、現在の部隊に魔眼の持ち主はいないし……正直、コアを見つけられるのか自信はない。
この数のまま攻められてしまったら、基地も、町も焼き払われてしまう。また、多くの命が失われてしまう。
それは分かっているけれど、だからと言って、彼らが死んで良い言い訳にはならない。
みんなの気持ちは嬉しいけど、受け入れるわけにはいかない。
「私が前に出る。みんなは少し下がって、防衛線を形成して」
「そんな……中尉、無茶です。いくら中尉といえども、あの数相手では勝ち目がありません」
「そんなことないよ。私にはそれだけの力はあるはずなんだから」
初めから、こうすれば良かったんだ。私がつっこんで、やれるところまでやれば良かったんだ。
そうすれば被害は最小限ですむ。誰も死なずに済むかもしれない。
これほどまでに良い案はないはずなんだ。
「中尉!」
「何度も言わせないで。無駄死にするよりも、防衛線を作ってって。そう言っているの」
酷い言い方だと思う。最低な言い方だと思う。
恨まれるかもしれない。怒鳴られるかもしれない。
だけど、死んで欲しくないから。生きて、家族の元に帰って欲しいから。
ここは、私1人で抑えるよ
――エーリカ・ハルトマン。行きます