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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
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らさ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
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コメントを頂けると泣いて喜びます。
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ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
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OA機器・PC関係 なんか、一斉に不良を訴えだしました
(・w・) なんでだろ?

昨日うpしたSSの続きです

本当の自分を伝えるのが怖い。例えエイラであっても、本当の私を伝えられない。
心の奥底に閉じ込めてある、本当の自分で会うことは出来ない。
「ズルい……」
エイラは私を理解してくれようとしているのに。私のことを好きになろうと、告白しようとしてくれているのに。
私はただ閉じ思ったまま、エイラに見つからないように怯えている。
本当の私を見つけて欲しいのに。見つかって、呆れられて、嫌われるのを恐れている。
エイラから伝わってくる温かさが、エイラから伝えられる好意が、嫌悪に変わるのを恐れている。
嫌われると決まったわけではないのに、その可能性が怖くて伝えられていない。
色のない真っ暗な世界に篭って、それなのにエイラの温もりを求めている。そんな我侭な私を、伝えられていない。
「まだ、怖いの」
エイラの好きになってくれた、今までの私から変わってしまうのが。
エイラに我侭を言ってしまいそうになる、甘えすぎてしまいそうな自分自身が怖い。
エイラに甘えて、依存して、困らせて。都合のいい恋愛を押し付けてしまいそうな、本当の自分が嫌い。
嫌いだから、エイラには会わせられない。絶対に、会わせちゃダメ。
エイラが受け入れてくれた場合、エイラに迷惑をかけ続けてしまう。
今まで以上に大きな負担となってしまう。
「そんなのはイヤ」
私を気遣ってくれる、私に好意を寄せてくれる。そんな彼女に、これ以上の負担はかけられない。
これ以上、苦しんで欲しくない。
だけど、エイラに拒否された場合、エイラに否定されてしまった時、私の心は耐えられない。
エイラに拒否された、エイラに嫌われてしまったという現実に耐えられない。
温かさの消えたそんな世界で、往き続けることなんて出来ない。
「エイラ……」
私は、どうすれば良いのかな?


     ◇


「素直になって欲しい」
私から彼女へと伝えた、我侭の1つ。
エイラが苦しんでいたから、いつも遠慮しているから。私には、隠し事をして欲しくなかったから。
だけど、現実はどうだろう?
隠し事をしているのも、素直に伝えられていないもの、全部私。エイラではなく、私。
今まで私自身を否定するつもりはないけれど、結構ひどいことをしている。
「ちゃんと、エイラと向き合わなきゃ」
それは分かっている、分かっているけど。
伝えたいから、知って欲しいからというだけでは、本当の私を見せられない。
そんな酷い我侭を、エイラに受け入れて欲しいなんて言えない。言っちゃダメ。
嫌われるくらいなら、今まで通りの私でいれば良い。そんなふうに、諦めてしまう。
エイラに打ち明けるのを、諦めてしまう。
「このままではダメ」
そう、変わらなきゃ。私は変わらないといけない。
エイラと一緒にいる為に、彼女に好きになってもらう為に。
今まで通りの私から変わり、同時に本当の私も変えていく。2人の私を近づけて、1人になるように。
私が理想とする自分へと、変わっていこう。

――それが、好きになるという事だから

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