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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
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こんばんわ~
相変わらず更新が日曜日ならさです。
もう1日早くしたいものですね  (;^_^A

『幸せに向かって』に「どっちがお嫁さん」をUPしましたw
あたまのわるーい話になってますw
妄想が飛んでるお話ですw




以下拍手レス
>よっしゃ!すずアリ待ってるぜ!!ここのすずアリ好きなんだ  
>勿論なのフェイも好きだぜ!! 
ありがとうございます。書くほうとしては非常にやる気に繋がります  (ノд`)・゜・。






困ったで・・・いつのまにこんな事になってしもたんや?
約束の土曜日を明日に控え、着実に準備を進めていたあたしの計画に支障をもたらす出来事。そりゃ、今までも全く喧嘩をしてないわけや無いけど・・・ここまで2人共が怒るほどの事。一体何があったんや?
「もう、どうしてフェイトちゃんはそんなに分からずやなの?なのはの言う事が正しいもん」
「そんな事無いよ。分かってないのはなのはだよ!」
頬を膨らまし、手を振り回しながら喧嘩している2人。何でや?どうしてこんな事になっとんのや?いつもなら回りに伝播するほど幸せそうにしているのに、何が原因で揉めとるんや?
あたしか?急ぎすぎて焚き付けたあたしが悪いんか?
お願や、2人とも喧嘩せんといて・・・。
「ちょっと、アンタ達!今朝までイチャイチャしていたと思ったら今度は喧嘩?まったく忙しいったらありゃしないわね」
「なのはちゃん、フェイトちゃん。喧嘩は良くないよ」
こちらも少なくないショックを受けた感じのアリサちゃんとすずかちゃん。なのはちゃんとフェイトちゃんの2人を見て勇気を貰った者としてはキツイわな・・・。
よし、ここはあたしもオロオロしとる場合やないで、はよ2人にラブラブに戻ってもらわなあかんな。
「まぁまぁ、アリサちゃんも落ち着いてや。なんや珍しく2人が喧嘩してるみたいやけど、何があったん?よかったら聞かせて・・・」
「なのはが私のお嫁さんなんだよ!そうだよね、はやて?」
「えっ?それは・・・って嫁?」
いや、唐突にそないな事聞かれても困るで。
「ほら、やっぱりはやてちゃんだって困っているよ。やっぱりフェイトちゃんが、なのはのお嫁さんなんだよ♪」
「あの・・・ちょう・・・」
待って欲しいと最後まで言わせて貰えなかった。
あたしの言葉をさえぎり始まる言葉の応酬。普通であれば相手の欠点のみを言い合い、傷口をえぐり傷付け合うだけの醜い争いになるはずだが、この2人に限ってはそんな事はありえなかった。
「違うよ!なのはの方が可愛いから、私のお嫁さんなんだよ!」
「そんな事無いもん!フェイトちゃんの方がずっとずっと可愛いから、なのはのお嫁さんになるの!」
口から飛び出すのは褒め言葉ばかりで、2人が何故ここまで白熱しているのか疑問に思うほどだった。
「何だ結局ノロケてるだけなのね。心配して損したわ」
アリサちゃん、代弁ありがとう。愛してるで♪
もちろんヴィータの次で、友達としてやけどな。

 

      ◇


あのままじゃらちがあかんゆう事で、放課後アリサちゃん家に集まって話し合う事にした。ただし、2人一緒やと話も聞けれんので1人ずつバラバラにや・・・。
そして話を聞き出すのに選ばれたんは、何故か私1人だけ。せやけど、なんでや?
「仕方ないじゃない。すずかは可愛いから、私が目を離した隙にはやてに襲われちゃうでしょ!」
「だ、大丈夫だよアリサちゃん。私はアリサちゃんだけのものだから・・・」
「すずか・・・」
「アリサちゃん・・・んっ」
―――帰ってもええかな?滅茶苦茶居辛いで。
まぁ、それぞれに恋人同士が仲良う乳繰り合っとるの自体は、歓迎すべき出来事やけどな!恋人のおらんあたしに見せ付けるのは止めて欲しいわ・・・。
「アタシとすずかでフェイトを抑えておくから、アンタはなのはから話を聞き出して頂戴」
「了解や」
叫んだところで、泣いたところで自分が情けなくなるだけ、ならば諦めてなのはちゃんから事情を聞きだすべきだろう。
それに、しゃあないわな。今のフェイトちゃんは猛獣みたいなもんやし、この2人やないと抑えれんわな・・・。
2人の恋路を見守るものとしても、1人の友人としてもこの状況が良ろしく無い事だけは分かるし、今回は素直に従っておこう。
「そんな感じでなのはちゃん、事情を説明してくれるか?」
「何がそんな感じなのか知らないけど、今回悪いのはフェイトちゃんなんだもん。なのはは悪く無いもん」
ホンマに何があったんや?いつもの素直ななのはちゃんでは無く、えらく子供じみてる感じやなぁ。
今朝まではいつも通りおあつ~いカップルやったのに、喧嘩の発端になったんは何や?
「あ、そうえいばお嫁さんがどうとかって・・・」
「そうなんだよ。フェイトちゃんたらひどいんだよ!フェイトちゃんの方が絶対に可愛いから、フェイトちゃんがなのはのお嫁さんのはずなのに!なのはの方が可愛いから、なのはがフェイトちゃんのお嫁さんだって言うんだよ!」
え~と、そんなに力説されても困るんやけど、揉めてる原因はソレか?
「可愛いゆうてくれるんならええんと違うん?」
ようするにどっちが可愛いかで争っとるんやろ?2人共可愛いやあかんのかな。
「可愛いって言ってもらえるのは嬉しいけど―――こればかりは譲れないよ!」
心の中を読むのは止めて下さい。
「ベ、ベットの上でだっていつもなのはの方からしてるんだもん!攻めと受けって言うんでしょ?攻めが男の人の役で、受けが女の子で間違い無いよね!?」
「えっ?間違っては無いけど・・・なのはちゃんそんな知識どこで仕入れてきたんや?」
何で真昼間からそないな話を聞かされる雰囲気になるんや。あたしは喧嘩をしている原因が聞きたいだけで、2人に仲直りして欲しいだけやで?
「だったらやっぱりフェイトちゃんがお嫁さんなんだよ!」
そんなあたしの考えなど露知らず、目の前ではなのはちゃんが吼えている。
適当に相槌を打って誤魔化しているけど、コレいつまで続くんやろうか。他人の惚気話を聞かされるのには慣れてきたつもりやったけど、やっぱり逃げ出したくなるもんがあるなぁ。



「そうなんだ。今回はどっちがお嫁さんか、お婿さんかで揉めてるの・・・」
そんな事で喧嘩しないで下さい。こっちは何事かと心配したやないの。
「何度も迷惑をかけているし、はやて達には悪い事をしているのは分かっているけど、コレだけは譲れないんだ」
なのはちゃんとは違い、あくまで静かに語るフェイトちゃん。その表情は真剣そのもので、これからノロケ話をするとは誰にも思えないだろう。
だけど、あたしには分かる。相談を受け続けているあたしになら分かる。これは絶対にノロケ話をする時の前兆で、一旦喋り出すと止まらないという事も・・・。
「だって、なのはだよ?可愛くて綺麗で優しくて、私なんかよりずっと女の子らしいんだからなのはだよ?そんななのはを差し置いて、私がお嫁さんだなんてある訳ないよ」
さぁ、始まったで。前は油断して3時間以上つかまった事があるからなぁ。どうにかタイミングを計らんと家に帰れんようなってしまう・・・。
「私と違って料理だって上手だし、手だって物凄く柔らかいんだ。私がなのはのお嫁さんでも嬉しいけど、やっぱりなのはが私のお嫁さんの方がずっと素敵だから・・・」
だけど、ごめんなアリサちゃん。どう頑張っても1時間は止められないんよ。諦めてや・・・。
「私はなのはを守りたい、いや守るんだ。白馬の王子様にはなれないかもしれないけど、私がなのはのナイトになるんだ」
決意自体は立派なんやけど、白馬の王子様ゆうてフェイトちゃんも結構夢見がちなところがあるんやなぁ。
個人的になのはちゃんよりも男役に近いと思っているフェイトちゃん。その意外な1面が見れて嬉しい。友達の知らなかったところを見せてもらえるんは、もっと仲ようなれた気がして嬉しい。
だけど、今はそんな嬉しさよりも誰かに助けて欲しいと思う気持ちの方が勝っている。
「そ、それになのはは誰かの事を呼ぶ時にちゃんとか、君て付けてる。やっぱり私よりも女の子っぽいよ」
・・・それはあんまり関係無いと思うで。単純に呼び方が違うゆうだけやろ?
「空を飛ぶ時だって可愛いんだよ。アクセルフィンから飛び散る羽がね、ピンク色で可愛いんだ。他にもね、魔力光そのものがピンク色で可愛いし、気配り上手なところだって女の子らしくて素敵だし、でねこの前だって・・・」
これが恋する乙女のパワーか?
絶え間なく繰り広げられる褒め言葉。そんな細かいところまで見取るなぁと感心する反面、そのどれにも乙女フィルターがかかっている事に頭痛がしてきた。
そんなフェイトちゃんによる、なのはちゃんの自慢大会の前に私はあっさりと潰された。



「事情聴取終わったで・・・」
アカン、もう限界や。
「お疲れ様~って、はやてちゃん大丈夫?」
全然大丈夫やないで。
もはや立っているだけの気力も無く、あたしはその場に座り込んでしまった。
「ふ~ん、まぁこうなる事は予想が付いていたけど・・・ご苦労様」
「あはは・・・あたしも少し考えが甘かったわ・・・」
もう少し早く終われると思っていた。せめて3時間もあれば全部が片付くと思っていた。それなのに・・・もう、11時や。いったいどんだけの間、ノロケ話を聞かされとったんやろうなぁ。
「ごめんね、はやてちゃん。でも、どうしても譲りたくなかったんだ」
「私もごめん。なのはとの事だからちょっと興奮しちゃったんだ」
がっくりと肩を落とし、心の中で守護騎士達に謝罪しているあたしの元へ現況の2人が現れた。
ってほんに何やねん!あたしの苦労はどこへいったんや!
さっきまで喧嘩してたよな!あんたらさっきまで喧嘩してたよな!
なのに!あたしはめっちゃ苦労したのに!
なんで仲良う手をつないで、嬉しそうに現れるんや!?
「え~とね、結局2人共お嫁さんて事で良いかなって思ったの」
「私もなのはも女の子だし、2人共お嫁さんだったとしても素敵かなと思えたんだ」
2人が喧嘩別れするとか、あのまま仲が悪くなってしまうよりは随分とええんやけど、結局のところ骨折り損のくたびれもうけに終わったんか。なんや納得いかん部分もあるけど、気にしても無駄やろうし放っとこうか。
それでも、あえて最後に言う事があるとすれば・・・
バカにつける薬は無いんかもしれんけど、バカップルにつける薬もないって事かな?

ご馳走さまでした。ほんまお腹いっぱいや―――

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