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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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5月5日分となります

書けてはいたんですよ?
ただ、ブログにアップできなかったんです
(・w・) なんで、あんなことになってたのかなー


エーリカ&宮藤 譲れないもの です
CPではありません コンビ的なものです

「あ、ハルトマンさーん」
「宮藤じゃん。どうしたの?」
トゥルーデに部屋を追い出され、ふらふらと漂っていた私。
面白そうなことを探していたら、面白そうなやつに出会った。
「質問であるんですけど、良いですか?」
「んー? 別に良いよ。どうせ、暇だしね」
宮藤芳佳……軍曹だっけ? 扶桑皇国の出身で、宮藤博士の娘。
坂本少佐により日夜鍛えられている新人。いや、もう新人とは呼べないのかな?
ちょっと複雑な経緯で501に戻ってきたんだし、新人とは呼べないんじゃないかな。
「その、強くなる方法を教えて欲しいんです」
そして、この頃にぶち当たる壁。周りと自分の差を理解し、ついでに憧れちゃったりする時期。
ガリアの時もそうだったけど、あんまり悩むような事じゃないと思うけどなー。
「今のまま訓練してれば良いんじゃない? その内強くなれるって」
戦場において、焦りは禁物。ついでに言えば、油断も禁物。
両方とも命を縮める原因になるし、味方を危険にさらしてしまう可能性を生む。
僚機である間は、そこまで気にしなくても良いと思うけど?
「それじゃダメなんです。時間がないんです!」
時間がない? 確かにネウロイとの戦闘は消耗戦になっているし、けして良い状況とは言えない。
だけど、負けるつもりはないんだし。何より、焦るのは危険だ。
今は少佐の指示に従いながら、戦場で生き抜く術を、仲間の動きを観察すれば良い。
そして、階級も上がり、強くなった時に教えてあげれば良いのに。宮藤は、それじゃダメなのかな?
「んー、何を焦ってるのか知らないけど、そんなにすぐ強くはなれないよ?」
「けど、こう、何かテクニックみたいなものないですか?」
「テクニックかぁ」
ロールの名前を挙げても、捻り込みの名前を挙げてもやれないよね?
やれるのなら、有効な場面や応用方法を教えられるけど。いや、それ以前に名前すら分かってないんだっけ?
んー、確かにバレルロールだけでも身に付ければ、随分とマシにはなるはず。少なくとも、追いかけられている状況からの切り返しは可能になる。
前に左捻り込みをやれていたみたいだし、教えるのだけなら難しくはないんだろうけどな。
そんなことしたら、少佐に怒られるよねー。
基本も出来ていないのに、まだ早いって。
「私の場合、あまり悩んだりしないから、参考にはならないと思うよ?」
「それでも、ハルトマンさんの撃墜数にはコツとかないんですか? 普通に戦っているだけなら、あの撃墜数は難しいと思うんですけど」
「そうかな? 弾なんて撃てば当たるし、当たらないならトゥルーデみたいに近寄れば良いんじゃない? 宮藤は強力なシールドもってるんだし」
努力や訓練で得られない、潜在能力。魔力の総量。
それだけで言うのなら、宮藤は部隊の中でもトップに近いはず。
「そうですね……考えたこともありませんでした」
「少佐が言ってるけど、スコープからはみ出るくらい近づいちゃえば良いんだよ。そうすれば外れないし、シールドがあるから怖くもないでしょ?」
遠くから撃って当たらないのなら、近くまで行けば良い。手が届くくらい、ネウロイに接近するれば良い。
宮藤のシールドなら、それくらいの強度あるよね。
「ありがとう御座います。今度やってみますね」
「お礼は良いんだけどさ、実際にやったら少佐に怒られると思うよ」
「え? どうしてですか?」
――どうして分かってないのかな?
「宮藤は少佐の僚機でしょ? なら、勝手な行動はしちゃダメだよ」
「そっか……そうですよね」
まぁ、けして無駄にはならないけどね。やる気があるのは、きっと良いことなんだけど。
ちょっと焦り過ぎだよ。
「それにしても、宮藤ってどうして強くなりたいの?」
強くなる、強くある。それ自体はウィッチにとっては義務みたいなもの。
ネウロイを倒す為に、みんなを守る為にも、必要なこと。
だけど、私はトゥルーデみたいなガチガチの軍人ではい。無理をしてまで、強くなろうとは思えない。
「みんなを守りたいんです。私は、みんなを守りたいから、だから強くなりたいんです」
みんなを守りたい、か。治癒魔法が使えるし、私よりもその思いが強いのかもしれないね。
怪我をして欲しくない、泣いて欲しくない、大切な人を失って欲しくない。
その思いが強過ぎるのかな?
「ハルトマンさんはどうなんですか?」
「私? 私はそこまで強い思い入れはないかなー。宮藤ほど真面目じゃないよ」
正直なところ、軍規なんて覚えようとも思わない。
私は私のやりたいようにして、結果だけはだしているから。それで、良いんじゃない?
「そうなんですか? けど、守りたいものがあるがから飛んでるんですよね?」
「そこは否定できないけど、私のはちょっと違うかなー」
私が飛んでいる理由は、宮藤が思っているようなものとはちょっと違う。
守りたいという想いはあるけど、それ以上のものがあるんだよね。
「私……いや、私達は取り返さないといけないんだ」
「取り返す、ですか?」
守るという考え方が悪いわけではない。今あるものを大切に、これ以上傷つかなくてもいいように、守っていくのは大切なこと。
だけど、私達には足りない。それで満足しちゃいけないんだ。
「私達は、カールスラントを取り返さないといけないからな」
「そっか……そうですよね」
守るだけでなく、攻めて行かなければ勝てない。
祖国を奪還し、ネウロイを駆逐する。人類が完全に勝利するまで、私達の戦争は終われない。
「ま、だからこそ、のんびりやるのさ」
「それで良いんですか?」
「急いでも、焦っても、結果は一緒だろ? なら、確実に取り戻せるだけの戦力を整えるのが、先決なんだよ」
焦って危険な橋を渡るより、安全に取り戻せる方を選ぶ。
これ以上大切な人を失いたくないし、涙を流すような事はしたくないから。
確実に前進していく。
「そうですよね。よし、何かあったら私にも声をかけて下さいね」
「期待してるから、強くなってくれよー」
カールスラントを取り返すのは、困難なこと。簡単には出来るわけない。
だけど、仲間がいれば、1人じゃないならいつか出来るはずだから。

――さて、ご飯でも食べようかな

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