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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
HN:
らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
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当ブログ内のSSは無断転載禁止です。 恥ずかしいので止めて ^^;
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はい、日曜日です
……土曜日の午前中には仕上がっていたんですが
PC前に返ってこれませんでした orz

局ラジがぁー

と、まぁ、私の事情なんざ良いのです
くるくるっと丸めて、ゴミ箱へポイです

すずか×アリサ 「悲しくも、醜い願い」うpです
まぁ、タイトルのように重くはないです

元ネタとなっている曲のワンフレーズをひっぱったら、
こうなっただけです


はい、そんな感じで続きからどうぞ~







あの日、私を抑制していたものがなくなった。
なのはちゃんとはやてちゃんと、3人だけのお茶会。
今はダメ。ここではダメ。
そう言って、私は甘い炎を胸にくすぶらせていた。
じわじわと私を蝕んでいく想いも好きだけど、やっぱり、ね。
はっきりと伝えられることが、1番だよ。
「アリサちゃん、大好きだよ」
「……突然、どうしたの?」
いつも通りの光景。
アリサちゃんがいて、私がいて、世界がある。
けど、今日ここからはもっと積極的な私になるんだ。
「なんでもないよ。ただ、口にしたかっただけ」
今までは、2人きりの時も遠慮していた気がする。
アリサちゃんを傷つけない為の手加減ではなく、私が逃げる為の遠慮。
アリサちゃんを想っての手加減ではなく、私が傷つかない為の遠慮。
そんなのは、もういらない。
綺麗なだけの愛なんていらない。
傷ついても良い。傷つけられても良い。
傷まみれになって、貫かれても良い。
未来の私達に誇れるような、そんな恋愛をする。
「意味もなく恥ずかしいこと言うの、止めなさい」
「ごめんね。けど、伝えたかったから」
一歩通行ではなく、アリサちゃんからも愛してもらえるように。
アリサちゃんが、私の方に踏み込んでくれるように。頑張らなきゃ。
私だけが愛しても、意味がないの。
私だけが押し付けても、意味がないの。
アリサちゃんが私を愛してくれるように、アリサちゃんの愛を押し付けてくれるように。頑張らなきゃ。
「アリサちゃんが好き、大好き、愛してる」
「それも言いたいだけなの?」
私の言葉が分からず、不思議そうな顔をするアリサちゃん。
私が言葉だけでは伝えられず、困っているアリサちゃん。
好きだよって伝えるのは大切。
自分の気持ちを言葉にして、相手に伝えるのは大切だから。
大好きだよって言うのは大切。
相手を安心させられて、自分の心を再確認できるから。
愛しているよって、言葉にするのは大切。
そんなの分かってる――
けど、それだけだと届かないよね。
「この言葉はね、何の意味も持たないの。言葉だけでは、何も伝えられないの」
「……そんなことはないけど。ホント、どうしちゃったの?」
私の口から飛び出て、アリサちゃんの耳に届いているはず。
私の心から出発して、アリサちゃんの心に到着しているはず。
けど、それは私の願い。私の妄想。
「アリサちゃんが好きだよ、愛しているよって。どんなに叫んでも意味がないの」
本当に届いているのか、アリサちゃんの心まで届いているのか。
私には分からない。
どんな感じで受け取ってもらえているのか、笑顔で受け取ってもらえているのか。
私は知らない。
「それは届かなきゃ、アリサちゃんの心に届けないなら、何の意味もないの」
届いていても、受け取ってもらえないかもしれない。
受け取っても、忘れられているかもしれない。
確認出来ない。一方通行だけでは、意味がないよ。
「大好きだよ、愛しているよって、行動で伝えないとダメなの」
私はアリサちゃんに、愛を届けたいの。
私は、アリサちゃんに愛して欲しいの。
「だからね、もう遠慮するのは止めようと思うの。私は、私の全てをかけてアリサちゃんを愛したいの」
我侭なのは、分かっている。
嫌われてしまうかもしれない。
我侭なのは、分かっている。
迷惑だって、言われるかもしれない。
けど、もう我慢出来ないから。このままは嫌だから。
「どんな時でも、どんなところでも、どんなことでも、愛を伝えたいの」
ゆっくり、のんびり。そんな恋愛は終わり。
もっと激しく、アリサちゃんと燃えあがりたい。2人で燃え尽きたい
「でもね、これは私の我侭だから――重たい時は教えてね」
2人で育てていくものだから。2人で叶えていくものだから。
ちょっとぐらいは、我慢しないとね。
「私の想いが、私の気持ちが、アリサちゃんを苦しめているのは嫌だから」
きっと、滅茶苦茶なお願いをしている。
全力のはずなのに、手加減をする。
2人で育てるはずなのに、私は我慢出来ない。
傍にいられるだけでよかったはずなのに……愛して欲しいと望んでしまう。
こんな私、駄目かなぁ?
「ふん、随分と勝手なお願いね」
「我侭ばかり言って、ごめんね」





「……良いわよ別に」
そろそろくるかなって思っていたし、アタシだって慣れてきた。
すずかの愛し方は熱烈で、時々逃げたくなる。
けど、それはアタシを愛してくれているから。
アタシに幸せになって欲しいと思っているから。
その想いは痛い程、伝わっている。心に響いている。
「前にも言ったけど、すずかの全力を受止められない程、アタシは弱くないわ」
お姫様と王子様。綺麗な恋は、終わりを告げてしまうのかもしれない。
綺麗で優しくて、傷つかない恋。おとぎ話の恋。
「ありがとう、アリサちゃん」
そんな恋に変化が訪れる。
それは、アタシやすずかが成長するのと同じもの。
守られているだけではなく、自ら動き出すもの。
「でも、やられっぱなしは気に食わないわね」
だから、アタシは歓迎する。
ソレは、アタシ達の恋愛が次のステップへと、1歩進んだことを意味するから。
すずかと臨む、そんな未来が近づいていることを意味するから。
「よし、決めたわ」
どんな場所でも、すずかといられれば幸せ。
その考えを守る為にも。
どんな時でも、すずかと一緒にいたい。
そう願い続ける為にも。
「すずかがアタシを愛してくれる以上に、アタシはすずかを愛するわ」
アタシが動かなければいけない。アタシから動かないなら、意味がない。
愛されるだけのお姫様で終わるつもりなんて、ないから。
王子様を振り回し、我侭いっぱいに飛び回る。
王子様を愛し、支え続ける。
時には剣を持って、王子様を助けにだって行っちゃう。そんなお姫様になる。
「え……?」
「別に良いでしょ?」
何驚いた顔しているのよ。
すずかが頑張るから、アタシも頑張るだけなのに。
すずかと一緒に走りたいだけなのに――
「私は大歓迎だけど、良いの?」
そんなこと、聞くまでもないでしょ。
まぁ、確認したいって気持ち。分からなくはないけど。
「ふん、節度は守るわよ。けど、ここまで言われて黙ってるなんて出来ないわ」
節度は守る。周りの誰かを不愉快にしないようにだけは、気をつける。
ところ構わず抱きついたり、キスしたりってのはナシ。
「けど、2人きりになった時は覚悟しなさい。すずかが泣いて逃げ出す程、愛してあげるわ」
我慢している分だけ、甘えるわよ。愛して、愛して、愛しつくすわ。
アタシの本気。しっかりと感じ取りなさい。
「ふふ……それは素敵だね」
笑っていられるのも、今の内なんだから。
その身体にも心にも、アタシを刻み付けてあげるわ。
「負けないわよ」
今日、この時をもってアタシは変わる。
おしとやかなお姫様だったとは言えないけれど、今日からはもっと積極的になる。
すずかを求め、愛することに貪欲になる。
恋愛という落下点を目指し、2人で堕ちていくわ。

――ずっと、離さないからね
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