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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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今日は土曜日っ!
局ラジですね~☆

2週間ぶりとなりますが、やっとss書けました~
すずか×アリサ『リフレイン』です。

ちょいっと読みにくいかもしれませんが・・・お暇でしたら読んでみてください ><





「すずか・・・ねぇ、すずかったら」
我が家自慢のテラス。そこは日差しが優しくて、ちょっとでも油断すれば眠ってしまいそうになる楽園。そして、私とすずか2人だけのお茶会の場。
「う、うーん後5分・・・」
なんてベタなセリフを、そんなことでこのアリサさんが引き下がるとでも思ってるの?いい加減起きてもらうわよ。
2人だけのお茶会は、すでに回数が数えられないぐらいにやってきた。時が経つのも忘れて、楽しい時間を過ごしている。
ただ、真に勝手な話ではあるが居眠りキャラが定着しているアタシは、このお茶会の中で何度となく寝てしまっている。すずかと一緒に居られる時間が減ってしまい悲しいけど、彼女の傍に居るとどうしても安心しきってしまうのだ。彼女が傍にいてくれると思うと、何も考えずに安心する事が出来てしまうのだ。
「まったく勝手な話よね」
お茶会をしようと誘うのはアタシなのに、その途中で眠ってしまうのもアタシ。わがままなお姫様よね・・・。
さすがにアタシだってすずかに何度も謝ったけど、寝顔が見られるので気にしないでとか、アリサちゃん可愛かったよとか言われてしまう。アタシはすずかだけのお姫様だから、他の人には寝顔を見せたりはしないけど・・・面と向かって言われるとちょっと恥ずかしかった。
好きな人に全部見て欲しい、隠し事をしたくないとは思うけど、あまり恥ずかしい姿を見られるのはどうかと思う。
「・・・どんなに考えても、現実が変わることはないわね」
私は必死に考えた。それなりにデキルと自負しているこの頭で、現状を打破しようと考えた。今アタシのすべき事が何で、何をいけないかを・・・。これでも考えたのよ?
何度も確認したけど、場所は我が家のテラス。目をつぶって歩けるとは言わないけれど、見慣れた場所だ。OK、そこまでは問題無い。
続いて現況は、お茶会の途中ですずかが眠てしまった。ただそれだけの事。OK、ここまでも問題無いわね。
私がするべき行動は、すずかが風邪をひかないようにカーディガンをかけてあげること。OK、これだって問題無い。
だから、何1つ問題が無かったはずなんだけど・・・
「アリサちゃん・・・」
席を立ったアタシは、すずかに名前を呼ばれただけでその場から動けなくなってしまった。こ、この子は今アタシを呼ぶ事がどれだけ危険か分かっているの!?
少し待つようにとすずかに言おうとしたのが間違いだったのかもしれない。振り返ったアタシの目に飛び込んできたのは、今まで必至に見ないように努力してきた危険な誘惑。それらが私の理性を侵食していく。
例えば、ふわふわしていて撫でたら最高に気持ち良さそうな髪とか、神秘的な雰囲気を漂わせ閉じているまぶたとか、髪の毛からかちょこんと飛び出ている耳とか、同じようにすき間から覗くうなじとか!
ちょっとだけ開いていて、今にも奪いそうになってしまう唇とか!
規則正しく上下するワンピースから見え隠れする胸とか!
ずれてしまっているスカートからのぞく白い足とか!
もぅ、あり得ないぐらいの誘惑がアタシに手招きをしている。
「アタシもはやてのこと、言えなくなっちゃうのかしら?」
あそこまでエロ親父化しているつもりは無いけれど、恋人を前にして自分を抑えられない現状では同じだろう。ダメダメ、アタシはまだ大丈夫よ!弱気になるな、これぐらい耐えてみせなさい!
可愛い恋人の寝込みを襲うなんて、そんな無理やりするみたいなことしないわよ!
す、する時はちゃんと・・・その、すずかと話し合ってリ、リードしてもらいながら・・・って何考えさせるのよ!
そんな感じで悶え混乱しているあたしをよそに、すずかは気持ちよさそうに眠っている。
「ふふふ・・・アリサちゃん可愛いよ」
時々寝言が漏れてくるけれど・・・
「ここなんて、ほらもうこんなになちゃってるよ・・・」
眠っているといったら、眠っているのよ!


     ◇


「ホントまいったわ」
日頃の王子様であろうと頑張ってくれるすずかは格好良いし、可愛い。そして、今目の前で眠るすずかだって綺麗だ。
何をしても、どんな状況でもほめ言葉しか出てこない恋人相手にアタシにどうしろっていうのよ!
かといって、どんなに考えても現実は変わる事なく、目の前で無防備に眠るすずかと、襲っちゃいそうになりながらもその一歩手前で何とか踏みとどまっているアタシがいるだけだ。
「キ、キスしちゃっても良いのかな?」
いつもはすずかに断ってからキスをするから、こういった感じのキスは初めてで・・・って違う!だめだめ!何を考えてるの!?
そんなのいいわけないでしょ!
眠っているすずかを襲うなんて・・・目の前で可愛らしく眠っているすずかを襲うなんて・・・この可愛い唇を奪っちゃうなんて・・・。
「す、すずかが悪いのよ?私の前で寝ちゃうすずかが悪いんだからね!」
もう、ダメだった。

     ◇


「んっ!んぁ・・・はぁ・・・って、すずか!」
「なぁに?アリサちゃん」
・・・私としたことが忘れてたわ。
よく分からないけど、誘い受けとかいって、すずかからはアタシにキスしたり、抱きついたりとかはあんまりしてこないんだけど。私が1歩でもすずかの領域に踏み込んだら、こんな風にあっさりと捕まってしまうんだ。
「眠っている私にキスをしようとした悪戯好きなお姫様は誰かな?」
「あっ、えーとね。そのつい・・・」
1度捕まってしまえば抵抗するだけ無駄だと分かっているのに、またやってしまっている。
もう何度もやって、何度も捕まっているのに、すずかを前にしたら・・・あの可愛い姿を見ちゃったら我慢出来ないのよ!
「アリサちゃんはちょっとした気持ちで私を襲おうとしたのかな?」
「べっ、別に、そんな・・・襲うとか。そんな事考えて無いわよ!」
叫んじゃった。抵抗するだけより深くすずかに絡めとられていくというのになぁ。ほら、すずかの目が捕食動物みたいになっちゃった。
覆い被さっているのはアタシなのに、その瞳を見ているだけで、心はどんどんとすずかに追い詰められてしまう。
「アリサちゃん、この状態で誰が信じてくれると思う?」
「そ、それは・・・」
そう、覆い被さっているのは、抑え込んでいるように見えるのはあくまでアタシなのだ。
つまり、今の状態を誰かに見られたら、アタシがすずかを襲っているようにしか見えないだろう。言い訳をしたところで誰もわかってくれないだろう。逆に何かを言えば言っただけ、泥沼にはまってしまうのは分かっている。
「大丈夫だよ。そんなに心配しなくても、私はアリサちゃんがそんな事しないって知ってるよ」
「すずか」
・・・そっか。すずかさえ、すずかだけ分かっていてくれれば良いもんね。優しい王子様で良かった―――
「アリサちゃんが私の寝ている姿に欲情して、無理やり襲おうとしたなんてこれっぽっちも思っていないから」
前言撤回。アタシの王子様はアタシには意地悪だ。
アタシだけ・・・う~ん、そう考えると嬉しいような気もするけど、どうせなら優しくして欲しいな。
「はぁ・・・すずかにはかなわないわね」
どんどんと先へ行ってしまう恋人を頑張って追いかけているけど・・・こんなことをしてても追いつけそうにない。
「でも、私は嬉しいよ?アリサちゃんが欲情してくれたのは、私を愛していてくれるからでしょ?」
「も、もちろんそうに決まってるけど・・・って、なんて事を笑顔で聞いてくるのよ!愛してるけど、大好きだけど・・・その、節度をもってお付き合いしたいわ」
そう、節度をもってバカップルって呼ばれないように、人前では我慢出来る恋人でいたい。いちゃいちゃべたべたしなくても、愛し合えるカップルにアタシ達ならなれるはずよ。
「あ~あ、失敗しちゃったなぁ。私が先に寝たふりをすれば、アリサちゃんが眠りやすいかなぁって思ったんだけど・・・」
「べ、別にそんなところで気を使わなくて良いわよっ!」
さっきの態度が優しさからでたのだとしたら、アタシはまだまだ未熟者よね。
「ア、アタシだってすずかと居るときは・・・その起きてたいし」
恋人の優しさを感じ取れなかったなんて、アタシがまだまだすずかを理解できてない証拠よね
「今日もアリサちゃんの可愛い寝顔を見せてもらえると思って楽しみにしてたのに」
・・・寝顔なんて期待しないでよ。
もぅ、折角感動したのに台無しじゃない。
「でも、折角アリサちゃんが起きてるんだからもっと楽しまないとね♪」
「えーと、すずかさん?その、目が怖いんですけど?」
「気のせいだよ?」
嘘だっ!
さっきまでとは違って、獲物を前にしたような目をしてるじゃない。それぐらいなら私にも分かる・・・って獲物?
このタイミングだと、どう考えてもアタシのことよね?
「ま、まぁ、いいわ。気のせいなら良いのよ・・・」
「あら?アリサちゃんどこに行くの?」
「え?席に戻るんだけど・・・?」
「アリサちゃんの指定席はここでしょ?」
そういって彼女が指した場所はひざの上で、その嬉しいんだけど・・・座ったら何かされそうでちょっと怖い。
「ほら、早く座ってよ」
「いや、早く座ってって言われても・・・」
「大丈夫、私の膝は硬くないから。ね?」
ね?じゃないわよ!まるでアタシが座るのが当然みたいな流れになってるけど、座らないんだからね。
「も~、アリサちゃんが座ってくれないとお茶会始められないよ?」
そう言って、すずかがかすかに動いた気がした。


     ◇


ふっ、と景色が移りお尻の下辺りに温かい感触が広がるって・・・どう考えてもすずかの膝よね。
「ほら、ここがアリサちゃんの指定席だよ~♪」
「も、もう、すずか!何するの・・・んっ」
一瞬の早業に驚いていたら、口の中に生暖かいものが広がってきた。そしてそのまま口内を蹂躙される。
「うふふ・・・これはアリサちゃんが言うことを聞かない悪い子だからだよ?」
「す、すずかったら、もうっ!」
人のあごに手をあてて飲ませるとか・・・どこで覚えたのよ!
「きゅ、急にこんなことして・・・ってあれ?」
あの・・・立てないんですけど?
「何で立とうとするのかな?アリサちゃんの席はここなんだよ?」
「で、でも、戻らないとお茶会できないし・・・」
「うふふ、安心してアリサちゃん。ちゃんと私が飲ませて上げるから♪」
いや、そんな笑顔で断言されても困るわよ。それにそんな笑顔向けないで・・・目が離せなくなっちゃうじゃない。

アタシが動けないのを良いことに、すずかの行動がどんどんと大胆になってくる。ちょっと、こんなに飲めないわよ!
既に紅茶はなく、口付けを交わしているだけなのに熱いものがあふれそうになる。ちょっと、こんなの反則よ!
雰囲気と王子様に酔わされているお姫様に何を飲ませる気かしら?
心のどこかで聞こえてくるおかしそうな声に躍らされるまま、アタシは全てを飲み干す。

―――お姫様、蜂蜜入りの紅茶はいかが?

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