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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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約2ヶ月と少し、何の前触れもなく更新を再開する
それが私のクオリティ、行き当たりばったりって素敵ですね

一応、オフラインではそれなりにやってたんですよ?
オリジナル書いたり、ヴィヴィオでSS書いてUP前に諦めたり、羽さんの合同誌投稿したり……

ごめんなさい
ぶっちゃけ、更新が面倒だっただけなんです☆

だって、タイトルとか、前文とか、センスのない私にはいじめなんですよ
SS書いても、UPするのが面倒だったんです


で、久しぶりの更新なんですが、テーマは無視しましたw
いや、添えなかっただけなんです

すずかと一緒に居ることが当たり前になって、すずかの隣がアタシの指定席になって。恋人になってから、どれだけの時間が流れたのだろう?
年数だけならすぐに確認できるし、お互いの気持ちが冷めたことはない。
ただ、どれくらいの愛を注げているのか、すずかの求める恋人になっているのか、実感出来ることもなかった。
初めは、受け入れてもらえるかどうか、拒絶されないかどうか、全て手探りで。怖かったけれど、1つ1つの出来事が新鮮に感じられたのを覚えている。
すずかが笑ってくれたタイミング、すずかが手を掴んでくれたタイミング、すずかがため息をついているタイミング。その全て、すずかがどう動いているのか、外面的なものをひたすら知り続けた。
勿論、それはすずかだって同じで、きっとアタシの挙動を観察していたのは知っている。
普通に考えれば、自分の何気ない動作を観察されているなんて、面白いことではない。アタシ観点から言ってしまえば、気持ち悪いくらいの出来事だ。
そう、本来であれば拒否するような行為なのに、避けるべき行為だったというのに。当時のアタシには嬉しかった。すずかのことを知るのが嬉しくて、すずかに知ってもらうのが嬉しくて。伝えなくていいことまで、伝えてしまった気がする。
今に思えば仕方のなかったことだと分かるし、そもそも嬉しかった理由にすら、ちゃんと気づいていなかったことが分かる。
けど、当時のアタシには嬉しかった理由が分からなくて、分からなくても何も気にしなかった。
ただ嬉しくて、どんなことでも楽しかった。
その状態から1年位したら、自己嫌悪の塊になったというのにね。
すずかと散々に話し合い、時には怒られたりしながら解決の方向には向かっているけれど、それでも納得のいかない時は今でもある。
元々、アタシ達は恋愛をするのは早い方で、恋人関係になったのもまだ幼いと呼べるような年齢だった。
だからこそ、稚拙な過ちも犯してしまったし、成長するにしたがって外へ目を向けるようになっていった。
普通に考えれば、女の子同士で恋人関係になっているのはおかしい。そういったものは、男の子とするべきことだと思う。
気持ちがあれば、恋愛の前には何も関係ないとは言うけれど、そんなの建前に過ぎないことは自分自身で痛感していた。
まず、受け入れてもらえない可能性がある限り、周りに言いふらすわけにはいかない。普通の恋人達みたいに、どこでもイチャ付くというわけにはいかない。
これはアタシが恥ずかしいからというだけではなく、単純に仲間外れにされてしまい、孤立するのを防がなくてはいけないから。
日本という国は、たった1人だけで生きていけるほど優しいところではない。どれだけ強くなったとしても、周りの人と協力出来ないのなら、存在を認めてもらえない。
何よりも、すずかがそんな扱いを受けることは、何があっても防がなければいけなかった。
だって、そうでしょ? アタシと恋人だって言うだけで、すずかが酷い目にあわされるのよ?
何が原因だったとしても、許せるような話ではないわ。
――もっとも、全てを防ぐことが出来ないのは、当時のアタシでも理解していた。
すずかの傍に、ずっといられるわけではない。どうしても、1人にしてしまう時が出来る。
何よりも、原因の1つにもなりうる、アタシが傍に居る状態は褒められたものではない。というか、それが1番まずいのよね。
アタシと恋人関係であることが普通でないからこそ、すずかが酷い目にあうわけで。最も早く解決しようとすれば、恋人関係の解消。つまりは分かれて、ただの友達に戻ることだった。
幼稚で居られる時間は終わってしまい、家柄の関係で大人の世界も一部とはいえ知ってしまった。
アタシはバカだから、何も力がないくせに、全てを手に入れようとしたから。そのツケが回ってきたんだって、勝手に思い込んでいた。
すずかに相談することもなく、すずかに頼ることもなく、すずかの話を聞くことさえせずに決めようとしたわ。
仕方がないといえば、それだけなのかもしれない。
だけど、間違いなくバカよ。相談すらしないって、話すら聞いてないって、過去のこととはいえ、アタシがやったことだとは思いたくないわね。
もっとも、アタシの頼りになる恋人の説得もあり、分かれたり、消えたりなんていう、何の解決にもならない手段を取ることはなかった。
まったく、あの時はホント王子様みたいで、光り輝くほどにカッコ良くて、何回気持ちを持っていかれたのか数えることも出来なかった。
ただ、凄く嬉しかったわ。アタシだけではどうしようもないことすら、恋人でいられるなら、すずかと2人でなら乗り越えられるんだって、そう教わったから。
辛い時だからこそ、2人でいよう。悲しいことは、2人で分け合おう。
すずかが言ってくれた台詞は、全てがこの胸に刻まれている。刻まれて、今のアタシまでも助けてくれている。
はぁ、時々芝居めいたことを言う子だとは思っていたけれど、そこまで好きになっちゃっているんだから、どうしようもないわよね。困ったものだわ。
2人で居る限り、何度も遭遇する壁なんだって、渡っていかなければいけない谷なんだって、分かっていたのにね。
だからこそ、今でも弱気になってしまうことがあるわけで。そんな時はすずかの台詞に救われているわけで。明らかに公平じゃないのよね。
すずか自身がどう思っているかなんて知らないし、アタシの行動が変わるわけではないけれどね。
アタシが不公平だって、足りてないんだって、そう感じているのだから。どうにか解決するしかないでしょ?
「いつも、助けてくれているわけだし……」
だから、恥ずかしくても、逃げたくなったとしても、足を前に向けるしかないのよ。
しっかりしなさい、アリサ・バニングス。アタシは恋人相手に、逃げ出すような臆病者ではないわ。
やられた分だけやり返す、貰った分だけ与える。ただそれだけのことなのよ。

――幸せな未来へ、アタシが連れて行くんだから

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