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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
プロフィール
HN:
らさ
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/07/28
趣味:
SS書き・ステカつくり
自己紹介:
コメントを頂けると泣いて喜びます。
リンクフリーです。
ご報告頂けたら相互させて頂きます。


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yakisoba_pan◇hotmail.co.jp
◇を@に変えて下さい
当ブログ内のSSは無断転載禁止です。 恥ずかしいので止めて ^^;
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2週間ぶり……

お久しぶりな、らさです。
でも、特に書くことはないです (^^;

とりま、今回はガジェットでSSを書いてみました
誰得でしょうねw











無限の欲望、ドクタースカリエッティが生み出した機械群。
レリックを狙い、複数の世界を股にかけるエージェント。
その名も【ガジェットドローン】
耐久性抜群のボディーに、自在に動き回るマニピュレータ。数々の世界で彼の指令をこなし、集団で活動する姿は恐怖と呼んでも良いだろう。
破壊活動に戦闘行為。
当然、管理局が無視できるはずもなく、すぐに討伐隊が組織された。
これで一安心、世界に平和が戻ると思われていたが、現実は甘くなかった。
AMFを展開するガジェットの前に、一般の局員が対応することは出来ず、撃破された。
広範囲にわたる被害、怯える民衆を救うべく、遂には聖王協会までが討伐に乗り出すことに――
激化していく攻防。広がり続ける戦線。
これはそんなガジェット達の活動を記録した貴重な文献である。

~多目的汎用戦闘機械通信議事録~
始まるよ~☆





「今日の議題は【情報共有の大切さ】」
いつ、いかなる作戦においても情報は重要視される。敵の規模、武装の種類、目的。それが判明すれば対策を打つことが可能だ。
錬度、精度の優れた通信兵がいるか、いないかは戦況すら左右させてきた。
手段が無線機であろうと、伝書鳩であろうと、例え思念通話であろうとも、その重要性に変化はない。
それは機械である我々にも共通していた。
「でも、だからと言ってこれはないんじゃないかなー」
会議に参加しているのは、各種類のガジェットより数体ずつ。
議長として取りまとめているのはⅢ型。
「五月蝿い! 今日の議長は僕なんだ。素直に従ってくれ」
紙コップに繋がれた糸。それの垂れ具合の用に、参加者のテンションもだれていた。
うん、流石に糸電話はないと思うよ。今のはⅠ型が正しいね。
「仕方ないだろ? 僕達の通信は暗号化されてて見えないんだから。糸の振動を見て、音の伝わり方を学ぶんだ」
「わー、Ⅲ型君は先生みたいだね」
この会議はガジェット同士の通信精度、強度を測定するはずだったよね?
音の伝わり方を学んだところで意味はないはず。
まぁ、面白そうだし、私は記録係に徹するけど……このままでいいのかな?
「ふっふっふー。そうなんだよ、体格だって一番大きいし、武装だって一番派手なんだから。僕は先生なんだ」
必要な知識はプリインストールされて生み出される。必要とあれば追加でインポートする。
最新のデータは共有化している。
そんなガジェットドローンに先生は必要なの?
「えーっ、体は大きいかもしれないけどさ。君らⅢ型は一番若いんだよ? 更に、君は最新機だよね?」
なるほど、理解した。
不思議なことを言い出すかと思えば、最新機だったのか。まったく、バグ取りの終わってないシステムは役に立たないなぁ。
こんな不良品を放置しちゃダメでしょ。
「き、機械ってのは新しければ新しい分だけ凄いんだよ! ほら、僕は従来のⅢ型よりも1%軽量化されているんだぞ!」
言っていることは間違ってないよね。叫ぶほどのことだとは思わないけど。
バグの心配、互換性の確認は必要だけど、新しい技術を取り込んでいくのは科学の醍醐味だ。
常にチャレンジし続けねければ、時代においていかれる。
古いシステムでは、対応出来ない事態が発生してしまう。
そういった意味では、軽量化しているのも悪くは――軽量化?
「なんでⅢ型なのに軽量しているのさ。重武装による殲滅が売りなのに」
代弁ありがとうⅠ型君。10秒間だけ愛してる。
高火力により敵を殲滅する。それがコンセプトなのに、軽量化したら意味ない。
そんなことは私達、Ⅱ型でやろうよ。
ドクター、何考えているんだろう?
「鈍亀すぎて使い物になんねーって、ナンバーズのお姉さんに言われたのさ」
「ひどっ!」
その場面の映像が送られてきた。
うん、映像もクリアだし、データの破損も見られない。今日の課題はこれでクリアだね。
「ナンバーズの支援がコンセプトじゃないのにさ。結構、風当たり強いんだよね」
「だよねー。ちょっと失敗しただけで大目玉、即スクラップ。少しは容赦して欲しいよ」
私としては、機械がミスをする方が問題だと思うんだけどな。
確かに一部のシステムは乱数処理だし、少しズレることは珍しくないんだけど。ミスはだめだろ。
まぁ、ズレに対して機械的な対応しか出来ないから、問題なんだろうね――ガジェットドローンは機械なんだけど。純粋に機械なんだけどね。
「そーいえばさ、ナンバーズのお姉さんたちと言えば、5番の小さい子が可愛いよね」
おい、今までの会話はどこへいった。
それ以前に、真面目に会議しなさいよ。
「チンクとかいう子だね。うん、小さくて可愛いじゃない」
小さいから可愛い訳ではないはずだけどね。大は小を兼ねるということわざがあるみたいだし、大きくても可愛いものは可愛いはず。
……いや、別に可愛いかどうかなんてどうでも良いんだけど。
「あの小ささでお姉さんだよ? 一人称まで姉にしちゃって、その必死さがぐっとくるね。多分、保護欲っていうのは、こういうのを言うんだろうね」
ここは熱く語る場でも、雑談部屋でもない。
Ⅳ型なんて、呆れしまって反応がなくなったぞ?
「うん、そうだろうねー」
Ⅰ型も同意するなよ。
そもそも機械に保護欲なんてあるわけない。新しいバグかな?
「でも、怒ると怖いんだよなー」
さっきまでとは一転、ガタガタと震えだしたⅢ型。バグではなく、故障だったのだろうか?
「前にさ、ナンバーズとガジェットで同時に性能テストをしたんだ。その時にちょっとキレちゃったんだ」
へー、そのチンクがキレるとは、何をしたんだろう?
特に記録としては残ってないみたいだし、気になるな。
「ドクターとしては、個々の忍耐力を把握したかっただけなんだろうけど。僕達にとっては耐久力テストになったし、災難だったよ」成る程、ドクターが直々にプログラミングしたのか。それなら、あの子でも耐えれそうにないね。
なんたって、ドクターの嫌がらせは的確過ぎるからね。
「遠くから当たらないようにチマチマ撃って、エネルギーの9割は推進力とバリアーにまわす。遮蔽物に隠れて逃げ回り、外部バッテリーまで使って……実際にやっておいてなんだけどさ、あれは酷いよ」
想像するまでもない。そんな侮辱するようなことをして、無事に済むはずがない。
ドクターのことだから、演習場にも何かを仕掛けたんだんだろうな。はぁ……。
「数で攻められても対応できるISなのにね。そんな実りのないことに付き合わされて、その子の気持ちも分かるよ」
「でも、だからと言って僕達にキレられても困るんだけどさ」
まぁ、ガジェットに選択権なんてないし、ただ製作者の意思に従うだけ。
でも、苦情ぐらいは言っても良いよね?
「おかげで僕と同時期に作られたやつは全滅。ガレキの下に埋もれていた僕は難を逃れたけどさ」
「意外と大変なんだな」
「まぁ、僕らⅢ型は大きいからね、偵察には向かないんだ。そうなれば待機も増えるし、実験に使われるのも珍しくはないよ」
我々ガジェットは汚れ仕事を引き受ける、縁の下の力持ち。
的にされ、特攻させられ、身内に爆破される。
もう少し大切に扱ってくれても良いよね?
「まぁ、会議に戻ろうか」
「うん、そうしよう」





ここで議事録は終了している。
内容から読み取るならば、ガジェットドローンにも思考能力はあり、また個性もあるといえるだろう。
この事態を踏まえ、調査班は今後もデータの解析を続けていく。
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