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ここは「魔法少女リリカルなのは」の2次SSをメインとしています。 ※ 百合思考です。 最近は、なのは以外も書き始めました。
ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
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らさ
年齢:
38
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男性
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1986/07/28
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SS書き・ステカつくり
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こんばんはー、もうすぐ日曜日ですね!

局ラジ聞きながら必死こて書きましたw
なさけね~なぁ
(´;ω;`)ウッ…

テーマからずれている気が、多々しますけど……まぁ、いっか
今回の主役は【リインフォースⅡ】です

お暇でしたらどうぞ~
(いつも通り短いよ orz)









「悔しいです……」
ユニゾンしていたリインと、ヴィータちゃんを撃墜した騎士。確かゼストって名前だったはずですが……まぁ、それはどうでも良いです。
それよりも問題なのが、あの赤髪の融合騎。
「折角、頑張ったのに」
1度目の遭遇は下水道。2度目の遭遇は空の上。
どちらで戦った時も、単騎としてならリインよりも上でした。認めたくはないけど…・・・。
「リインだって頑張ったんですよ?」
何でこうなっちゃうんですか。リインだって、ヴィータちゃんだって、頑張ったのに。
それなのに、あんな風に撃破されちゃったなんて。
「リインが弱かったんでしょうか?」
ヴィータちゃんは1人でも強いです。認めたくないけど、リインなんかよりもずっと強いです。
騎士ゼストと対峙したって、負けないぐらいに強いんです。
だから、やっぱり負けちゃったのはリインのせいなんですよね?
リインが弱いから、グラーフアイゼンも壊れちゃったんですよね?
「はぁ……強くなったと思ったのになぁ」
家族に相談したら、気にしなくて言いと慰められてしまいそう。はやてちゃんに相談したら、頭をなでられるかもしれません。
でも、それじゃ嫌なんです――


     ◇


リインは、はやてちゃんのリンカーコアを分けて貰って、生まれました。
始めは言葉もうまく話せなくて、自分の力だって制御できなくて、みんなに迷惑をかけていました。
ヴィータちゃんと喧嘩もしましたし、シグナムにはしかられました。
シャマルには笑われて……ザフィーラは慰めてくれました。
みんなリインの大切な家族です。機動六課だって、リインの家族なんです。
「リインだって、戦えるんです」
使いにくい冷却系の魔法だって、頑張って覚えたんです。リインは一緒に闘えるようになったんです。
なのに……なのに……。
「リインが悪いんですよね」
強くなったと思っていたのに、リインだって誰かを守れるって思っていたのに、落ちちゃったです。負けちゃったんです。
「悔しいです」
ユニゾンデバイスは、適合した魔道士の力を飛躍的にアップさせます。
ヴィータちゃんは家族ですから、相性は良いに決まってます。あんな騎士達よりも、ずっとずっと良い筈です。
「それなのに、負けたんですよね」
口に出しても、心で考えても……結果が変わることはありません。そんな事、リインだって知っています。
でも、悔しいものは悔しいんです。今まで頑張ってきたことが無駄になったみたいで、嫌なんです。
「リインはどうしたら良いんでしょうか?」
リインだって、もう小さい子じゃありません。リインは空曹長なんです。はやてちゃんのパートナーなんです。
もう、負けるわけにはいかないんです。


     ◇


「うん、事情は大体わかったけど……何で私のところに来たのかな?」
目の前で首をかしげている彼女。さらりと金色が流れ、思わず目を取られてしまう。
「強くなりたい、訓練のやり方を知りたいって思うなら、なのはの方が適任だと思うけど?」
そんなことリインだって分かってるです。でも、なのはさんじゃだめなんです。
「フェイト執務官は単独戦闘に慣れています。後方からの砲撃じゃなくて、オールレンジで戦える魔道士です」
「えーと、そんなに凄いものじゃないけど、一応そんな感じかな?」
近距離の戦闘では、高速機動を武器に。中距離は、射撃とハーケンフォーム。
長距離になったら、サンダースマッシャーとか砲撃魔法で戦える。
「リインはユニゾンデバイスなので、1人で戦うことは殆どありません。でも、そんな考え方を持っていたから、負けたんです」
リインとあの融合騎の大きな違いはソコだと思います。
1人で戦うことを前提としていないから、火力で負ける。打たれ弱くなるし、咄嗟の判断も遅れちゃう。
「詳しいことは知らないんだけど、リインフォースははやてのサポートがメインなんだよね?」
「そうです。リインは、はやてちゃんのサポートがお仕事です」
はやてちゃんのサポート。ヴィータちゃんのサポート。シグナムのサポート。
どこへ行っても、誰といても、リインのお仕事はサポートなんです。
リインだって強くなったのに、サポートしか出来ないんです。
「だったら、私の戦い方を聞いても、あんまり参考にならないんじゃないかな?」
「リインは、1人で戦う方法を知りたいんです。あの融合騎があれだけの火力を持っているのは、その訓練をしているからだと思うんです」
「あの融合騎って言うと……赤い髪の子かな?」
アギトと名乗った融合騎。火力ばっかりで制御は上手くないみたいですけど、戦場では彼女の方が役に立ちます。
「何が起きてしまうか分からない世界を守る為にも、リインはもっと強くならないといけないんです。こんな弱いままじゃ、ダメなんです。1人で戦って、1人で守って……そんな事が出来なきゃ、ダメなんです」
「そっか……」
なんでそんな悲しそうに笑うんですか?
リインは真剣に悩んでいるんですよ?
いくらはやてちゃんの親友とはいえ、許せないです。
「リインだって戦えるんです!リインだって守りたいんです!大切な家族を、大切な仲間を助けたいんです!」
リインは小さいかもしれません。フェイトさんに比べれば弱いかもしれません。
でも、大切にしたいって思う気持ちはあるんです。
「ねぇ、リインは知っていると思うけど。昔、1人で抱え込んで、1人で悩んで……落ちちゃった女の子がいるんだ」
落ちちゃった女の子?
それって、もしかしてなのはさん?
「彼女はとっても強かったんだ。真っ直ぐな心と、真っ直ぐな瞳で駆け抜けていく。本当に星みたいな女の子だったの」
どんな時だって諦めない。どんな時だって真っ直ぐに。
そんな子供だったって、聞いてます。
「でもね、やっぱり1人はダメなんだ。無茶をした時に止めてくれる人がいるのに、一緒に頑張ろうって言ってくれる友達がいるのに……頑張りすぎて、結局落ちちゃった。そんな風に言ってたよ」
「でも、それでも……リインは諦めれません!」
どんなに危険だって分かってても、諦められない。
リインが弱いからって、そんなので諦めたくない。
「それで良いんじゃないのかな?」
「え?それで、良いんですか?」
「うん、誰かを守りたい、誰かを救いたい。そう思う気持ちを持ち続けていれば、負けないよ?」
気持ち……。それなら、リインだって負けないぐらい大きな思いがあるです。誰にも負けない気持ちがあるです。
でも、それだけじゃ勝てませんよ?
「1回負けても良いの。2回負けちゃってても良いの。みんなを守りたいって気持ちを持って、諦めなければそれでいれば良いの」
負けても良いんですか?
リインはまた戦えるんですか?
「大切なその気持ちを持っていれば、みんなが助けてくれる。自分1人よりも大きな力で守れるんだ」
自分1人よりも大きな力。みんなで合わせた力。
「だから、迷っちゃダメだよ。自分を信じて、みんなを信じて……一緒に頑張ろう」
「はい。リインも頑張るです」
その力を信じています――


     ◇


相談が終わり、リインの心は晴れました。
大切なのは、みんなを信じる気持ち。諦めない心。
温かい家族、一緒に居たい仲間達。それを守るためなら、私だって全力全開で頑張るですよ~。

舞い踊る風。その一陣となるべく、少女は羽ばたく――





色々、滅っ!

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