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フェイトの相談に乗ったり、デート用にチケットをなのはに渡したり、ユーノ君に釘を刺してみたり・・・
いろいろと世話を焼き、バックアアップを勤めている師匠はやて。
そろそろ動きを本格化させようかな・・・
「なのはちゃんとフェイトちゃんがキスまで進みラブラブ度UPっと・・・」
草木も眠る丑三つ時、八神家の主であるはやては未だにペンを走らせていた。
後ろのベットでは守護騎士である少女、ヴィータがすやすやと眠っている。その寝顔は外見と相まって非常に愛らしい・・・思わず見とれて手が少し止まってしまうほどに。
まぁ、具体的には3時間ほど止まっていたせいでこんな時間まで起きているのだが、自身の計画をうまく進めるためには致し方ない。
なのは・フェイト組は前回のデートで見事キスまで歩を進めた。自分が煽って急がせたような感じもあったけど、2人とも幸せそうにお土産を持ってきたのだから問題はあるまい。後は・・・その、"初体験"を通過して欲しいのだが、こればっかりは本人達にお任せしよう。
「流石にそこまで口を出すのもな・・・。なのはちゃんに相談でもされれば話は別やけど」
相談されればアドバイスを出すぐらいならば良いだろう。伊達や洒落で文学少女を名乗っているわけではない。実体験こそ無いものの同年代の少女よりも知識は豊富だ。
―――すずかちゃんはどうなんやろ
自分と同じく本を沢山読み文学少女として名の通っている彼女。好きなジャンルは御伽噺。それも王子様とお姫様が出てくるようなベタベタのやつやけど・・・うちの目はごまかせんで。
「すずかちゃんとアリサちゃん、この2人にも仲良おくっついてもらわんとあかんしな」
当面は告白の出来てないアリサだ。女の子同士であること、家が資産家であること、世間体や恥ずかしさもあるだろう。しかし、人の気持ちはそんなことでは止められない、その事を教えてあげないといけない。
なのはちゃん達を羨望の眼差しでみているだけで終わるのなんて可哀想過ぎる。自分が出来る限りのことをやり、幸せになってもらうのだ。
そう、あんな悲しい子を見ない為にも・・・
そう、あの子が心配することがないように・・・
「祝福の風」の名を送った主がこんなところで立ち止まる訳には行かないのだ。
「みんなに、一人でも多くの人に幸せになってもらう。そして、私も幸せになる」
世界に愛が溢れていれば辛いことも減るだろ。明日を生きる勇気にもなる。無理かどうかなんて問題じゃない。私がやるか、やらないかが問題なのだ。
そうと決まればもう寝よう。明日も幸せの為に頑張らなくてはいけない。
「ん・・・う、ん」
抱き寄せたヴィータが少しうなったが起きる様子は無かった。
意識が闇に落ちるまでの時間は短い。でも、恐怖は無く、私は眠れる。
胸に愛おしい温もりを感じながら―――
そんな訳?ではやて師匠でしたw個人的にも早く幸せにしてあげたいけど・・・まぁ、計画通り進むことを祈るばかりです(コラ